- リップル、グーグルに広告掲載
- リップル社がグーグルに広告を掲載していたことが明らかとなった。xRapidなどの自社製品の利用事例を宣伝することで、さらなる同社製品の普及を図る格好だ。
リップル、グーグルに広告掲載
リップル社がグーグルに広告を掲載していたことが明らかとなった。
その広告には「メキシコやフィリピンへ、素早く、低コストな送金を」と書かれている。
英外貨送金企業Mercury FX社は、リップル社の製品「xRapid」を利用した送金サービスを、フィリピンやメキシコなどでマーケティング・事業展開を行っていることから、同社の事業内容を例にとっているものと思われる。
また今年3月に、Mercury FX社のCEOのAlastair Constance氏は、既に導入されているメキシコとフィリピンへのxRapidを介した送金は、現在定期的に行われていることを公表。リップル社との秘密保持契約のため、具体的な数字の言及を拒んだものの、毎週約数百万円の規模で実行されていることを明かしている。
さらにリップル社の銀行部門のグローバルヘッドMarjan Delatinne氏は、先日パリで行われたブロックチェーン・サミットにて、xRapidが10の金融機関にて既に使われると言及しており、xRapidによる取引量も日々増加していることを述べていた。
リップル社はさらなる自社製品の普及・拡大に向け、さらなる動きを見せている。
グーグルの広告ポリシー
グーグルは、去年の六月からICOや取引所を含む仮想通貨関連広告の禁止を発表していたが、同年10月からは、そのポリシーが変更され、公式発表にて以下のような声明を発表していた。
2018年10月に金融商品およびサービスに関する Google 広告のポリシーが更新され、規制対象の暗号通貨取引を米国と日本において宣伝することが許可されるようになります。
広告主様は、ご自身の広告の配信先となる国ごとに Google の承認を受ける必要があります。10 月に更新されたポリシーが施行されると、広告主様は承認を申請することができるようになります。
このように、仮想通貨関連広告に対する態度の軟化の影響で、現在は仮想通貨に関する広告が散見されるようになっている。