はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マイクロソフト社など大企業との提携で、伸び悩んでいた通貨が大きな上昇

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

大手企業との提携は大きな鍵
IOTAが大きな上昇を記録しましたが、マイクロソフトとの提携で価格を大きく伸ばした通貨は数多くあり、新興市場である仮想通貨にとって信頼が置ける企業との提携ニュースは市場を大きく動かす理由となる。
IOTAは眠れる巨人
IOTAは今までその技術や性能で注目されていましたが、取引できる取引所の少なさなど知名度は高くありませんでした。このような大企業との提携は、必然だったのかもしれません。

仮想通貨IOTAはマイクロソフト社やサムスン社などの大手テック企業と『データマーケットプレイス』開発の提携をしたことで、$120億(約1.35兆円)以上の市場価値へと進化しました。

Coinmarketcapによると、IOTA通貨は今週水曜日急上昇し、24時間以内に90%以上の急騰を記録、前日比ほぼ2倍となりました。

これはまたIOTA過去最高値であり、時価総額はRipple “XRP”を抜き仮想通貨市場第四位の座へと君臨しています。

価格反騰は先週火曜日、ドイツ非営利仮想通貨企業のIOTAファンデーションが、

データ販売目的のブロックチェーンベースマーケットプレイスの開発にマイクロソフト社、サムスン社、富士通などの企業と協力しました。

と公表したことがきっかけとなりました。

IOTA共同創業者兼CEOのデイビット・ソンステボ氏はデータを“New oil”と呼び、マーケットプレイス事業は現状無駄となってしっている企業のデータを販売できるシステムだと主張しました。

彼はメールで

『現在、99%の貴重なデータは無駄となっています。IOTAは分散型台帳技術でデータ保存性を保証し取引手数料なしのデータシェアを可能にします。現段階でマーケットプレイスはパイロットプロジェクトですが、天気予報や空調データ等のシェアが可能になります。』

と述べました。

IOTAは“眠れる巨人”

ソンステボ氏は、

IOTA価格急騰は大手企業のパートナーシップとブロックチェーン技術のおかげです。IOTA“突然の”爆発的成長は本来の価値(眠れる巨人)に由来します。というのは、IOTAはブロックチェーンの大きな問題である、高手数料、スケーリングリミット(スケラビリティ)、中央集権性を全て解決し、2015年から実世界のパートナーシップを構築し、世界大手企業とプロジェクトを進めてきました。』

と述べます。

ソンステボ氏はさらに、IOTAの成長は知名度向上のおかげでもあると言います。

『仮想通貨市場に既存する多くのプロジェクトと違い、IOTAは宣伝費がゼロのため、着々と大規模なニュース記事と共に技術的利点が多くの読者に知られています。私はこの理由と中国・韓国市場(巨大市場なため必然と購入者も多い)参入したタイミングがうまく合ったことが急上昇のきっかけだと思っています。』

と述べます。

“ブロックレス”ブロックチェーン

ブロックチェーン、仮想通貨取引を記録する巨大な分散型データベースです。

本来の利用目的はビットコイン取引台帳のためでした。

しかしIOTAのオープンソースプラットフォームは“ブロック”に取引を記録する主流ブロックチェーンネットワークとは違います。

IOTAは、IoTからアイデアを得た“ブロックレス”の企業デジタル台帳を活用するため、ネットワーク上取引の無料化を実現しました。

今年、世界最大仮想通貨のビットコインは取引手数料や速度の問題解決のために、複数の分裂をしました。

ビットコインコミュニティの人々はブロックサイズ拡大とマイニング速度加速化のためにブロックチェーンのアップグレードを訴えています。

マイクロソフト提携した通貨

マイクロソフト(グループ系を含む)と提携した企業は数多くあります。

中でもイーサリアムが一番有名でしょう。

マイクロソフトビジネス向けクラウドサービス:マイクロソフトアズールにスマートコントラクトの実装を目的として提携しています。

他にもリスク、ネオ、ストラティス、ファクトムなど多数提携を行なっています。

これら提携通貨は提携まで、あまり知られていない場合が多く、このマイクロソフトとの提携でプロジェクトとしての信頼性が大きく向上、元々投資対象として注目されていた仮想通貨の中で飛び抜けるきっかけとなっていました。

新興市場ということもあり、既存の有名企業との提携はある程度ビットコインをきっかけに多くの人に認知されつつある仮想通貨の現状でも投資理由としては大きな意味を持っていることは間違いありません。

マイクロソフトは、大企業だけでなくベンチャーへの投資をすることでも有名なため、今後もマイクロソフトの目に止まるプロジェクトがあれば、提携などが行われることはあることでしょう。

投資をする上でもこのようなニュースは特に注意をして情報収集に徹することが、ファンダメンタル投資を行う上で勝つ近道かもしれません。

A little-known digital currency surges 90% after teaming up with firms like Microsoft

Dec. 4th 2017 by Ryan Browne

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/05 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、BTC20万ドル到達分析や米国でXRPなどのETF個別申請が不要になど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1700万円台後半に回復、米政府機関閉鎖で逃避資金流入|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン円相場は1775万円周辺まで反発。米政府機関閉鎖による逃避資金流入と利下げ期待の復活が支援材料に。ドル建て12万ドル回復で史上最高値更新の可能性を解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|自称「IQ276」投資家のBTCへの全財産転換に高い関心
今週は、自称IQ276の投資家によるビットコインへの全財産転換、米政府閉鎖による仮想通貨ETF承認手続き停滞、バイナンスによるビッグトレンド分析に関する記事が最も関心を集めた。
10/04 土曜日
13:30
仮想通貨強気相場を加速か? トランプ米大統領が最大2000ドルの給付金を検討
米国のトランプ大統領が関税収入を基に最大2,000ドルの国民給付金を検討している。コロナ禍では給付金がビットコイン上昇を後押ししており仮想通貨市場への影響が注目される。
11:40
ビットコインマイニング大手MARA、BTC保有量が1兆円に迫る
Maraが発表した9月の生産実績によると、218ブロックを獲得し前月比5%増を記録した。ビットコイン保有量は52,850BTCに達し、上場企業の中でストラテジーに次ぐ第2位の保有額。
11:05
ウォルマート傘下のワンペイ、仮想通貨取引機能を年内追加へ
ウォルマートが過半数を所有するフィンテック企業ワンペイが年内にモバイルアプリで仮想通貨取引とカストディサービスを開始すると報じられた。
10:15
ビットコイン現物ETFへの週間流入が3300億円到達、「アップトーバー」の兆しか
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFへの週間流入額が3,300億円に到達した。過去データから10月の上昇傾向「アップトーバー」が注目されている。
09:50
テザーなど、金トークントレジャリー設立で2億ドル調達へ=報道
テザーとアンタルファがトークン化ゴールドを蓄積するトレジャリー会社設立のため2億ドル以上の資金調達を協議中とブルームバーグが報じた。
08:30
ビットコイン円建て史上最高値更新、米政府閉鎖で逃避資金が集中|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、円建てで史上最高値を記録。米政府の閉鎖によって「無国籍資産」としてのビットコインの存在感が強まり、投資家心理は極めて強気である。
07:50
コインベースが連邦信託認可を申請、決済サービス拡大の狙いで
仮想通貨取引所大手コインベースが3日に通貨監督庁に国家信託会社認可を申請したと発表した。カストディ事業を拡大し決済関連サービスを提供する計画で、銀行になる意図はないと明言。
07:42
コインベースとSamsung、Galaxyスマホユーザーに仮想通貨体験を提供へ
コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
06:40
24銘柄以上の仮想通貨関連ETFが新規申請、米政府閉鎖で承認手続きに遅延
様々な投資運用会社が3日に24銘柄以上の仮想通貨ETFを新規申請したと報じられた。しかし米国政府閉鎖によりSECの審査プロセスが停止し、承認時期が不透明になっている。
06:10
BNBが1100ドル突破でBNBチェーン銘柄大幅高、CAKEが40%高騰
仮想通貨BNBが3日に1,100ドルを突破したことでBNBチェーンのネイティブプロトコルへの投資家関心が再び高まった。パンケーキスワップのCAKEトークンは24時間で約30%上昇。
05:45
イーサリアム財団、6.6億円相当ETHをステーブルコインに換金予定
イーサリアム財団が4日に1000ETH(6.6億円相当)を売却すると発表した。CoWSwapのTWAP機能を使用し、研究開発や助成金、寄付の資金調達を目的としている。
10/03 金曜日
18:27
野村HD傘下Laser Digital、暗号資産交換業登録を目指す
野村HD子会社Laser Digitalが、日本で暗号資産交換業者登録を目指し金融庁と協議中。スイス発の同社は国内金融機関向け事業展開を計画。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧