ライトコイン(LTC)とは
ライトコイン(LTC)は元Googleのエンジニアであるチャーリー・リー氏が考案した仮想通貨。2011年10月に投資家が高速な取引が出来るように作成された。ビットコインに比べて高速に取引を処理するように設計されている。オープンソースで開発が進められており、中央集権的な組織などを介すことなく稼働している。
コンセンサスアルゴリズムはプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用。ブロック生成速度は2.5分で、ビットコインの10分と比較して4倍高速であり、ビットコインより多くのトランザクションが処理できる。ビットコインと同様に4年毎の半減期があり、価格が安定的に維持されるよう設計されている。
価格
- 現在価格(2025年9月15日時点): 115.40ドル(約17,040円)
- 年初来高値(2025年1月): 約140.61ドル(約20,770円)
- 年初来騰落率(YTD): +11.7%
- 過去最高値(2021年5月): 410.26ドル(約60,570円)
価格予測
25年5月:米SEC、ソラナ・ライトコイン現物ETFの判断を延期
25年5月:専門家予測 ソラナ・ライトコイン現物ETFに90%の承認確率、XRPは85%
25年2月:ADA・ライトコインが11日に大幅高、ETF進展を好感
時価総額|関連銘柄
ライトコイン(LTC)の時価総額は2025年9月時点で約85.6億ドル、「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」セクターの中では依然として主要通貨の一つに数えられる。同セクターで1位のビットコイン(BTC)の時価総額は約2.31兆ドル。2位のドージコイン(DOGE)は約423億ドル。続くビットコインキャッシュ(BCH)は約120億ドルで、LTCはこれらに次ぐ規模を維持している。
主な出来事
- 2022年2月:ライトコイン、大型アップグレード「MimbleWinble」を正式リリース
- 2025年2月:ADA・ライトコインが11日に大幅高、ETF進展を好感
- 2025年5月:米SEC、ソラナ・ライトコイン現物ETFの判断を延期
- 2025年10月:米政府閉鎖中も仮想通貨ETF上場実現、ソラナやライトコインなど今週取引開始
エコシステム支援組織
ライトコイン財団: ライトコインの運営を主導する非営利組織。シンガポールとアメリカに拠点を置いている。ライトコインとそのエコシステムの採用や認知、開発を促進することを使命としていて、2021年9月に実装された分散型トークン作成プラットフォーム「OmniLite」の開発ではライトコイン財団がライトコイン開発者のLoshan氏を支援している。
関連記事: ライトコインが進化、「OmniLite」でNFTなど作成可能に
トークンエコノミー

出典: CoinMarketCap
2024年11月時点でのアドレス別のLTC保有高は、1000ドル未満を保有するアドレス数は775万、1000ドル以上10万ドル未満を保有するアドレス数は23万、10万ドル以上を保有するアドレス数は4000となっている。

出典: CoinMarketCap
同時点でのクジラ(トークンの大口保有者)保有率は10.51%となっている。ビットコインのクジラ保有率は1.26%であり、富の配分状況からライトコインよりビットコインの方が分散していることがわかる。ただ、ライトコインは事前発行が行われておらず誰でもマイニングに参加できるため仮想通貨業界全体で見たら分散性は高い。
総発行枚数は8,400万枚、2023年8月のライトコインの半減期で1ブロックあたりのマイニング報酬が12.5トークンから6.25トークンに減少した。
半減期とは一定期間でマイニング報酬を半分にして価格を安定させる仕組み。新規発行されるトークン量が減少し仮想通貨の希少性が担保され、価格が安定化する。ビットコインなど過去の半減期での傾向として期間に価格が高騰する傾向がある。
半減期は4年ごとに発生し、これまでに2015年、2019年、2023年の3回の半減期を経験している。2023年の半減期ではライトコインの価格が高騰、100ドルに到達して2023年の年初来は45%上昇した。
関連記事: 仮想通貨ライトコイン100ドル超え、高騰の背景は



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