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イーサリアム2000ドル割れで大口投資家が約47億円損失、2.5万ETH売却で清算回避

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ETH急落で強制清算

仮想通貨市場の下落が続く中、あるクジラ(大口投資家)がレンディングサービスAaveでレバレッジをかけたイーサリアム(ETH)のロングポジションの強制清算を回避するため、1,853ドルの平均価格で25,800ETHを市場で売却した。DebankのデータとEmberCNの投稿で判明した。この投資家は約47億円の損失を被ったとされている。

売却されたETHは2024年7月に平均3,084ドルで購入されていたもので、ETHは11日、1,800ドル台を割り込んだ。ETHは、過去一週間で15.8%の下落率を記録している。

今回の大口投資家による大量売却は、現在の市場環境下でレバレッジ取引を行うリスクを浮き彫りにした形だ。分散型金融(DeFi)市場分析プラットフォームDefiLlamaの情報によれば、ETH価格が1,857ドルに下落した場合に清算される可能性のあるローンは約1,360万ドル(20億円)規模に上る。さらに価格が1,780ドルまで下落した場合、1億1700万ドル(170億円超)相当のローンが清算リスクに直面するという。

この背景には、先週のトランプ大統領署名やホワイトハウスでの仮想通貨サミットが市場の期待に応えなかったことによる失望売りがある。投資家たちは仮想通貨に対するより積極的な規制緩和の道筋を期待していたが、具体的な政策発表がなかったことが市場心理を冷やした。さらに、ビットコイン準備金法案において最も早期の可決が見込まれていたユタ州での否決も、市場全体の下落要因となった。

関連:ユタ州ビットコイン準備金法案が事実上敗北、BTC投資条項削除で可決

加えて、米政権の関税政策実施や政府支出削減に関する不透明感が強まる中、トランプ大統領が景気悪化(リセッション)を容認する姿勢を示したことが、リスクオフ心理を高めている。この経済見通しの悪化は、リスク資産全般に対する投資意欲を減退させ、仮想通貨市場の下落を後押しした。

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