- 仮想通貨市場
- 米ニューヨークで3日間に渡って開催された「Consensus2018」が閉幕。翌々週には、独ベルリンで大型カンファレンス「BlockShow2018」が控えています。また、中国政府が仮想通貨のパブリックブロックチェーンに評価点を付けたランキングが公開され、波紋を呼んでいます。
仮想通貨市場
米ニューヨークで3日間に渡って開催された「コンセンサス2018」が閉幕を迎えましたが、昨年のような相場に大きく影響するような材料はほとんど見受けられず、相場の停滞が続いています。
市場が停滞している理由の一つには、Mt.Goxの破産管財人がビットコイン売却のために多額の資金を移動し、市場で大量の売却を行なった可能性が指摘されており、直近のBTC価格の下落理由として有力視されています。
このようなMt.Goxの動きを警戒して作成された「Mt. Gox Dump Alert」は、Mt.Goxビットコインアドレスの残高を自動追跡しており、残りのビットコイン保有数や売却数などを知らせてくれます。
⚠ALERT: https://t.co/4vOB5ojahX just moved -44009 BTC!⚠
— Mt. Gox Dump Alert (@DumpMt) 2018年5月14日
💰Mt.Gox still has 137886 BTC left to sell! Already dumped: 60060 BTC!💰
— Mt. Gox Dump Alert (@DumpMt) 2018年5月16日
The last dump occured 5 days and 23 hours ago.
約6時間前には、Mt.Goxが未だ「137,886BTC(約1250億円相当)」を保有していることが確認されており、この巨大な売り圧力がBTC価格の上値をが重くし、相場の停滞につながる要因の一つとなっています。
当面の間この問題は燻り続けると思われますが、今後さまざまな好材料も控えているため、相対的な影響が小さくなるのも時間の問題かと思われます。
中国の仮想通貨格付け
本日、中国産業情報技術省の情報産業発展センター(CCID)が、仮想通貨(パブリックブロックチェーン)におけるレーティングを公表したことを中国メディアが報じ、その全貌が明らかになりました。
今回の中国の取り組みは、仮想通貨取引を厳しく規制する中、さまざまな側面から注目を集めています。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株では、大手仮想通貨取引所「BITPoint」の業績で大きな市場インパクトをもたらしたことで、前日寄らずのストップ高で引けた「リミックス(3825)」が、192円(13.65%)高で大幅続伸。
SMBC日興証券によるレーティングで前日上昇を見せた「GMOインターネット(9449)」も、本日も6.43%高で年初来高値を続伸させるなど絶好調でした。
同社は、米ニューヨーク市場にて公開された、有望ブロックチェーン企業による「REX BKCM ETF」で運用されていることが発表されており、ポートフォリオに組成されてる32社の内、『占有率TOP5』にランクインしています。
また、SBIグループで仮想通貨の取引所運営システム構築支援などを展開する「ソルクシーズ(4284)」が5.94%高となったほか、仮想通貨取引のスタートアップ企業「FXcoin」に出資する「マネーパートナーズグループ(8732)」が5.37%高に。
FXcoinは、ドイツ銀行で外国為替の営業部長を務めた大西知生氏が設立、大手金融機関からコンプライアンスの専門家など15人を起用したことが、ブルームバーグで報じられるなど、注目度が上昇しています。
そのほか、当初導入分のASIC「Antminer S9(13.5TH/s)」がマイニングを開始している「ピクセルカンパニーズ(2743)」が、5.63%高となっており、仮想通貨関連の出遅れ株も物色されている印象です。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。
CoinPostの関連記事