- アルゼンチンの銀行がビットコインをクロスボーダー取引に採用
- アルゼンチンの銀行、Banco Masventas(以下BMV)が、ビットコインによるクロスボーダー取引(国際間の送金・決済)を開始すると発表しました。Bitexとの提携によって実現された今回の決定は、一国に拠点を構える銀行としては初となるビットコインのクロスボーダー取引への採用となるようです。
- Bitexとは
- Bitexはラテンアメリカ拠点のスタートアップです。現在、ブロックチェーンを利用した分散型の取引システム、ならびに銀行向けインフラを提供しており、世界8カ国にサービスを展開しています。その他にも、個人・法人向けの仮想通貨決済システムも開発しています。
アルゼンチンの銀行がビットコインをクロスボーダー取引に採用
アルゼンチンの銀行、Banco Masventas(以下BMV)が、ビットコインによるクロスボーダー取引(国際間の送金・決済)を開始すると発表したことがCoinDeskで明らかになりました。
BMVとBitexの提携のニュースと合わせて、BMVがSwiftの代わりにビットコインをクロスボーダー取引に用いるとの公表となりました。
Bitexマーケティング責任者のManuel Beaudroit氏はCoinDeskに対し、以下のように述べています。
BMVの今回の決定は、一国に拠点を構える銀行としては初となるビットコインのクロスボーダー取引への採用であると、Bitexは確信しています。
BMVのFacebookでは以下のような投稿がされました。
Bitexとの提携のもと、国際間の送金・決済において以下のような特徴を持った新たなサービスを開始します。
・口座間で直接送金実行
・短時間
・低い手数料
BMVの筆頭株主であるJose Dakak氏は「デジタルでスマホ最適化されたBMVの機能拡大は、ユーザーにメリットを与えるだけでなく、銀行側のコスト削減にもつながるものだと信じています。」と主張しています。
さらに同氏は以下のようにコメントしました。
今回の新たな動きの一つには、ユーザーに国際間の取引を可能にするために、Bitexとの提携によってBitexのプラットフォームを決済に導入するというものがあります。
本日22日に始まったばかりでまだ実際の利用例はないものの、BMVは間も無く実際の顧客の取引に対してビットコインを利用し始めるだろうとBeaudroit氏は語ります。
同氏はCoinDeskに対してこう述べました。
今後顧客がクロスボーダー取引を実行しようとした際、BMVはBitexをプロバイダーとして利用することになります。顧客にとっては非常に透明性が高い状況になるでしょう。
A Bank In Argentina Is Now Using Bitcoin for Cross-Border Payments
May 22, 2018 by Nikhilesh De
参考記事はこちらから