- モルガン・クリークCEO、Mark Yusko氏がビットコインへのポジティブな見解を示す。
- Mark Yusko氏は、先週のCNBCの番組「Fast Money」でのゲスト出演の際に、ビットコイン価格について「長期的には20倍以上」とポジティブな見解を示した。また、ビットコインの性質についても持論を展開し、今後の可能性を強調した。
約1650億円を運用する資産運用会社モルガン・クリークCEOのMark Yusko氏(以下、Yusko氏)は、先週のCNBCの番組「Fast Money」でのゲスト出演の際に、仮想通貨は長期的な目線では成功を収める可能性が高いと発言した。
伝統的な金融領域出身であるMark氏のそのような発言に注目が集まっている。
以下は、CNBC「Fast Money」による、Mark氏が出演した際の映像のツイート。
Top hedge fund veteran @MarkYusko admits he was wrong about #bitcoin, but he still calls it a long-term buy. pic.twitter.com/S3wqP4EWWy
— CNBC's Fast Money (@CNBCFastMoney) 2018年11月27日
Yusko氏は、番組では、株式市場についてのトーク後、「長期的目線では、ビットコインを好む」との発言を皮切りにビットコインについての持論を展開した。
最近の価格下落、さらなる下落の可能性を指摘しながらも、「今、買いをいれるのも悪くない」とし、そこからある程度のリターンを見込むのにそう長い時間はかからないだろうともMark氏は述べている。
また、10年程度の長期的な視点では、ビットコイン価格は20倍以上になるだろうとも、ポジティブな見解を示している。
なお、Yusko氏は、「ビットコインは通貨でも企業でもない。ネットワークである。」とビットコインの性質を強調し、ネットワークは、経済成長や金利、利益に基づいたものではなくテクノロジーの変化、規制の変化に基づいたものだと説明。
現在の世界的企業はそのようなネットワークに基づいたものであり、特定のプロダクトによるものではない点に留意すべきであるとも付け加えた。
因みに、Yusko氏の同僚であるモルガン・クリーク設立者であるAnthony Pompliano氏もビットコイン支持者で知られており、自身のツイッターアカウントでは仮想通貨関連のニュース配信も行っている。
モルガン・クリークは、サンフランシスコを拠点とするビットワイズ・アセット・マネージメント社と共同での、ビットコインやイーサリアムなどの主要通貨を含んだ機関投資家向けデジタル資産連動型ファンドを今年に立ち上げており、暗号資産に対して積極的な姿勢を示している。