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コア・サイエンティフィック、社債発行で5300億円調達計画 ビットコイン依存脱却へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 33億ドル相当の2031年満期優先担保付社債を私募発行
  • JPモルガンとモルガン・スタンレーの10億ドル融資枠返済に充当

AI・HPC事業融資枠の返済に充当

上場暗号資産(仮想通貨)マイニング企業コア・サイエンティフィックは21日、33億ドル(約5,300億円)の社債発行を計画していると発表した。調達資金はAI(人工知能)データセンター開発にともなう融資枠の返済などに充当する予定だ。

具体的には、完全子会社であるコア・サイエンティフィック・ファイナンスが、適格機関投資家向けに、2031年満期の優先担保付社債33億ドルの私募発行を計画している。

親会社であるコア・サイエンティフィックは、これによる調達資金の一部を、364日融資枠に基づく繰延実行型タームローン(必要なタイミングで少しずつ借りられる、分割引き出し型長期ローン)の全額返済に充当する予定だ。

コア・サイエンティフィックは、JPモルガン・チェースおよびモルガン・スタンレーから、それぞれ5億ドルずつ、合計10億ドルの融資枠を確保している。この借入金は、データセンター開発に関連する機器購入や不動産取得などAI事業に活用する。

関連記事:コア・サイエンティフィック、JPモルガンらから10億ドル融資枠確保 AIインフラ拡大へ

米上場ビットコイン採掘企業コア・サイエンティフィックが計10億ドルの融資枠を確保した。AI向けデータセンター事業への転換を加速させる。

発行予定の債券は、子会社であるコア・サイエンティフィック・オースティン、コア・サイエンティフィック・デントン、コア・サイエンティフィック・ダルトンなどによって、完全かつ無条件に保証される。

また、コア・サイエンティフィックは、ジョージア州ダルトン、テキサス州デントン、ノースカロライナ州マーブル、オクラホマ州マスコギーを拠点とするデータセンターの開発および建設に関して、完成を保証する予定だ。

同社は、今回の社債の調達資金やその他資金でこうしたセンターの建設を期限内に完了するのに不十分だった場合、必要に応じて資金を供給し、完成を確実なものとする。

今回の私募は、市場およびその他の状況に左右されるため、募集が完了するか、いつ完了するか、またどのような条件で完了するかについて保証はない。

HPCでキャデラックのF1チームと提携も

コア・サイエンティフィックは競合他社と同様に、ビットコイン(BTC)マイニングへの依存度を低下させ、AI・HPC(高性能コンピューティング)向けのデータセンター事業へと軸足を移そうとしているところだ。

移行資金を確保するために、2026年中に保有するビットコインの大部分を売却する計画である。なお、BitcoinTreasuriesNETによると、同社は2,537BTC(時価310億円相当)を保有。上場企業で28番目の量となる。

同社は2024年、AIモデルのトレーニング向けインフラ提供で、クラウドプロバイダー「コアウィーブ」と12年間に渡る契約を結んだ。その期間全体にわたる累計収益は35億ドル(約5,600億円)以上になると推定している。

また、HPC分野ではモータースポーツチームとも提携を結んだ。3月にキャデラックのF1チームと複数年にわたるパートナーシップを締結している。

関連記事:米ホワイトハウス、アンソロピック製機密AIモデル「Mythos」の全政府導入を準備

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F1チームは、レースに関して膨大な量のデータを分析する。車両から収集されるリアルタイムのデータや、レース戦略の最適化や車両開発の加速に使用されるシミュレーションモデルまで多岐にわたるものだ。

HPCインフラは、これらのデータを迅速に分析する上で重要な役割を果たし、チームがデータに基づいた意思決定を行うことを可能にする。

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