はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンスが新設した英取引所の「口座開設」に圧倒的需要|ビットコイン弱気相場も欧州仮想市場に大きな可能性

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスが新設した英取引所の「口座開設」に圧倒的需要
世界最大手の仮想通貨取引所バイナンス代表CZ氏は「新設した英仮想通貨取引所の登録需要に圧倒されている」と述べた。全大陸進出を目指すバイナンスは、”ブレグジット”で揺れる英国を中心に、市場拡大を加速させる考えだ。

バイナンスが新設した英取引所の「口座開設」に圧倒的需要

大手仮想通貨取引所のバイナンス代表のCZ氏は、15日に設立した法定通貨ユーロ建ての取引所「Binance Jersey Exchange」の登録数について、想定を大幅に上回る需要に”圧倒されている”と明かした。

早くも開設希望者が殺到していることで、KYCなど取引所側の処理が間に合わない状況にあるという。

バイナンスは昨年6月、英領ジャージー島にの独立行政法人「Digital Jersey」と覚書締結を行っていた。

取り扱いペアは、以下の4種類だ。

  • BTC/GBP(ポンド)
  • ETH/GBP(ポンド)
  • BTC/EUR(ユーロ)
  • ETH/EUR(ユーロ)

「Binance Jersey Exchange」は、2019年1月16日〜31日までの間に、「www.binance.je」で 本人確認(KYC)を完了したユーザーに対し、先着5,000名に20ユーロ(2500円相当)を付与するキャンペーンを行なっている。

欧州進出の背景

背景にあるのは、イギリスのEU離脱問題だ。

15日には、ブレグジットに関する「EU離脱協定案」は、歴史的大差で否決され、これに伴い英議会も紛糾しており、3月29日に最終期日を迎えるが、英国とEUの協定案が決裂に終わった場合、「合意なき離脱」となり、ユーロ圏を中心とした”世界経済”に大きな混乱をもたらす恐れがある。

法定通貨である「英ポンド」や「ユーロ」の急落懸念が強くあり、資金の避難先としてビットコインなどの仮想通貨需要が高まる可能性が指摘されている。

フランスでは優れた税制も

仮想通貨の税制面では、EU圏のフランスが世界的に抜きん出ている。フランスでは2018年4月、最高裁及び評議会が、仮想通貨の収益を「動かせる財産」として認定したことを受け、仮想通貨の所得税率を45%から19%へ引き下げ、実質最高税率36.2%になった。

一方、日本の仮想通貨税制は、雑所得(総合課税)扱いになるため、最高税率約55%となる。このことで、株や為替、あるいはパチンコや競馬などのギャンブルに関する税制と比較して公平性に欠けるとの指摘もあり、仮想通貨決済の普及促進を阻害している側面も否めない。

フランスはドイツとともに、「G20」でビットコイン規制を共同提案することを予告するなど、世界に先んじて仮想通貨規制の必要性を訴えてきた。

世界展開を加速するバイナンス

バイナンス代表CZ氏は昨年9月、「CoinDesk Consensus Singapore 2018」に登壇した際、今後の展望について、「来年秋までに、世界の全6大陸に2箇所ずつ、計5〜10の仮想通貨取引所を設立したい」と抱負を述べた。

すでにスイスやアフリカに開設しており、仮想通貨市場拡大の足掛かりを作るべく、順次拡大させている。

スイス(リヒテンシュタイン)

2018年8月には、中央ヨーロッパに位置するリヒテンシュタインの仮想通貨取引所、「LCX(Liechtenstein Cryptoassets Exchange)」と提携を発表。

初めにスイスフラン(CHF)とユーロ(EUR)の間で仮想通貨取引を提供し、規制当局の認可を取得した後、ペアを増やしていく予定だ。

リヒテンシュタイン公国は、スイスとオーストリアに囲まれた国家で、欧州経済領域(EEA)の一部として機能する理想的な場所で、ヨーロッパ市場へのアクセスが簡単になる可能性

シンガポール

また、世界的な金融センター「シンガポール」でも、シンガポールドル(SGD)建てで仮想通貨取引を行うことのできる取引所の計画があることを明かした。

2019年中に全大陸に2取引所を開設予定:世界最大取引所バイナンスの目指す先
9月19日、20日にかけて行われたCoinDesk Consensus Singapore 2018に仮想通貨取引所Binance CEOのCZ氏が登壇し、来年の今頃までに法定通貨と仮想通貨の取引を可能にする5~10つの取引所の設立を検討していることを明らかにした。先日発表された法定通貨シンガポールドルと仮想通貨の取引所もその計画の第一歩であるとされている。CZ氏は、その法定通貨と仮想通貨の取引所を開設して行く上で、現地規制局や銀行とのやりとりが大きな課題となっていることを明かした。そして、最終的な目標は分散型取引所の普及であると言及している。

アフリカ

さらに昨年10月には、アフリカのウガンダ共和国にも仮想通貨取引所を開設、1週間で登録者数4万人に達するなど話題を集めていた。

これについてCZ氏は、自国法定通貨より送金能力に長けていることから、投資などの取引を理由に仮想通貨の普及が進んでいるアフリカに設置した点と、バイナンスでは初となった法定通貨(ウガンダ・シリング)建ての取引ペア(BTCとETH)を開始したことを強調していた。

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPostの関連記事

約10億円相当の仮想通貨BNBをバーン 大手仮想通貨取引所バイナンスが報告
大手仮想通貨取引所バイナンスが約10億円分の独自トークンであるバイナンスコイン(BNB)をバーンし、通算6度目の通貨消滅イベントとなった。
バイナンスCZ氏が正式に「リップル基軸」追加を発表|仮想通貨XRPの上場最新状況と経緯を解説‬
期待感が高まっていたXRP(リップル)基軸の通貨ペアが、大手仮想通貨取引所バイナンスに上場することが正式に発表された。本記事では、これまでCZ氏のXRPに関する言及・XRPの分散型取引所上場などの情報もまとめている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/17 日曜日
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。
08/15 金曜日
19:30
スイ(SUI)2025年の価格予想と成長の鍵|リスク・注目点は?
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧