はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マレーシアは2017年末までに仮想通貨規制を決定する

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マレーシアの仮想通貨に対する考えと規制
マレーシアは現状では仮想通貨に対して特に規制などはしていませんが、仮想通貨のリスクとそれに対する責任は自己責任としています。また、2017年以内に仮想通貨規制についての詳細をまとめる姿勢をみせています。

マレーシア中央銀行の総裁がビットコインについて中国を参考にしています。彼が述べている内容が多くの地域に広く行き渡って注目を浴びています。

東南アジアで4番目に大きい経済国家であるマレーシアは悪名高い財政保守主義と急進的な財政の変化を調和させようとしています。

マレーシア、地方財政力

Asian Institution of Finance(=AIF アジアにおける金融サービス業界全体の人材開発と管理を強化するための集合体) が第9回International Conference on Financial Crime and Terrorism Financing(=ICFTF 金融犯罪とテロ資金調達に関する国際会議)を今年マレーシアのクアラルンプールで開催しました。

AIFは国の中央銀行Bank Negara Malaysia (=BNM マレーシア国立銀行)及び規制機関Suruhanjaya Sekuriti Securities Commission Malaysia(マレーシア証券委員会)が共同で設立しこれらの元、促進の力を持っています。

ICFTFの基本方針は2016年にBNM総裁のTan Sri Muhammad bin Ibrahim (以下イブラヒム氏)によって決められました。

「平均6.5パーセントの成長率を50年間保てばオーストラリア及びフランスより優れることが可能です」

会議は「世界的及び規定的な期待を満たすために、現在そして新たな財政的犯罪の流行及び次世代の反財政的犯罪プロフェッショナルに期待されている発見と技術的可能性」を探究していると言われています。

BNMのイブラヒム氏に加え、ICFTFは今年US Department of Justice’s East Asia and Pacific Regional Legal Advisor for Cybercrime(米国司法省の東アジア太平洋地域のサイバー犯罪に関する法律顧問)のような世界的法律の執行団体による話をリストアップしました。本会議のスピーカーは主要銀行、国際ビジネス、及びサービスプロバイダが参加しました。

8月の会議のラインアップはマレーシアが世界の財政のステージにたどり着いた証拠です。平均6.5パーセントの成長率を50年間保てばそれは可能です。さらにオーストラリアとフランスを経済的に超えます。

外見は新しく見えるが、中身は古いまま

以前のビットコインについての公式公文書は軽蔑的できびきびしていました。

BNMは2014年に

「マレーシアではビットコインを適法な法貨という認識はされていません。中央銀行はビットコインの運営を規制していません。そのため人々はそのようなデジタル通貨を利用するときのリスクに気をつけるべきです」

と発表しました。

『ビットコイン、いいでしょう。ただ気をつけてください。我々はこれについてみなさんを支持しませんし、守りません』

これが国の公式のスタンスだと考えられます。

来るべきときを待っていなさい

イブラヒム氏は自分のICFTFについての意見をまとめ、すぐにリポーターに話しかけました。

この仮想通貨の禁止については年末までに決めます」と彼は言いました。

マレーシアの仮想通貨の受け入れは「データを集め、そして全てが明白であることを確かめること」を意味します。

報道には「ガイドラインにはマレーシアでのマネーロンダリング及びテロリズム資金援助と結びつけられるリスクについても述べます」と何度も繰り返されています。

「待っていてください。今はまだ10月です。3ヶ月以内には詳細を発表します」と彼は言いました。

ビットコイン熱狂者は待っています。

Malaysia’s Central Bank to Decide on Crypto Regulation at Year’s End

Oct. 9, 2017 by C. Edward Kelso

参考記事はこちらから

CoinPostの考察

マレーシアの経済は大きく成長しています。その成長とともにブロックチェーンや仮想通貨市場も拡大しています。マレーシアはこれらの業界に積極的な活動をしています。

この仮想通貨市場には詐欺、資金洗浄、ハッキングによる被害などの危険があります。政府はこのような危険がある市場の規制はまだしていませんが、各国が規制や対応をしています。

マレーシア中央銀行の総裁も2017年以内に仮想通貨に対する規制をすることを発表しました。どのような規制がなされるのか注目です。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
19:05
Secured Finance(セキュアード・ファイナンス)とは?JPYCの運用方法を徹底解説
Secured FinanceでJPYCを使った固定金利運用が可能に。満期と金利が事前確定する仕組み、メタマスクの準備から貸し出し・借り入れの手順、リスクまで初心者向けに詳しく解説。
18:47
ゆうちょ銀行のトークン化預金が不動産決済に進出
シノケングループ、ゆうちょ銀行、ディーカレットDCPの3社がトークン化預金の活用に向けた基本合意書を締結。賃貸管理における月次賃料の支払いをユースケースに、決済の自動化・効率化を検証する。2025年12月末に実証実験を完了し、2026年以降の本格導入を目指す。
18:01
価格急騰で注目を集めた仮想通貨ジーキャッシュとは
価格急騰で注目を集めたプライバシー銘柄の仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)の将来性を徹底解説。買い方や技術、注目点、リスクまでわかりやすく説明します。
17:29
英国、DeFi預け入れ時の課税を繰り延べへ 売却時まで納税義務を先送り
英国歳入関税庁が11月27日、DeFi預け入れ時の課税を実質売却時まで繰り延べる税制改革案を発表。アーベやバイナンスなど業界大手32団体が支持。利用者の税務負担軽減へ。
17:13
bitFlyer、法人向け「アセットロックサービス」提供開始 期末時価評価課税の適用除外に対応
bitFlyerが法人向け「アセットロックサービス」を開始。暗号資産を1年以上ロックすることで期末時価評価課税の適用除外要件を満たし、含み益への課税を回避できる。対象はBTC・ETH・XRPの3銘柄。
15:38
Soneium基盤のファンダムアプリ「IRC APP」公開 SNS応援をオンチェーン管理
IRC 2026公式アプリ「IRC APP」がSoneium基盤で公開。SNS応援活動をAIがスコア化し、チケット先行購入や優先入場などイベント当日の特典に変換。6万人が参加したベータ版実績を持つファン参加型プラットフォーム。
14:30
ブータン政府が320ETHをステーキング、BTC保有と併せ仮想通貨準備金戦略を拡大
ブータン政府はFigmentを通じて320ETH(約1.5億円)をステーキングした。世界初となる国民デジタルIDのイーサリアム統合、6,154BTC(876億円相当)の保有、観光業へのバイナンスペイ導入など、小国ながら先進的なブロックチェーン戦略を展開している。
13:30
トム・リー率いるビットマイン、押し目買いで70億円相当のイーサリアムを追加購入
ビットマイン・イマージョンが27日、70億円相当のイーサリアムを追加購入した。これは同社の毎週の購入パターンと一致。先週まで保有するETHは363万枚を超え供給量の3%に到達。
13:10
途上国インフレが仮想通貨の促進要因に 今年のチェイナリシス「グローバル仮想通貨採用指標」
チェイナリシスの2025年仮想通貨採用指標でインドが首位に。各国でインフレがステーブルコインなど仮想通貨の需要を喚起している。日本はAPAC地域で最高成長率を記録した。
12:46
トム・リー氏、ビットコイン年末25万ドル予想を軟化 史上最高値更新は「可能性ある」
ビットマインのトム·リー会長が年末25万ドルという強気予想を初めて軟化。10月に200万口座が消滅した史上最大の清算イベント後、年末10万ドル突破は「非常に可能性が高い」と予想を下方修正したが、楽観的な見方は維持している。
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧