はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

南米ブラジルの通貨不安で「ビットコインへの資金流入」が急加速か、24Hで米ドルを超える|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●南米ブラジルの通貨不安とBTC需要

●BTCは逆シンプソンからの急騰劇

●三尊成立か、否定かの正念場へ

金融市場と仮想通貨

本日の東京株式市場は、前日比67円高。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、仮想通貨事業からの事実上の撤退を決めたマネーフォワード(3994)を始め、メタップス(6172)とグノシー(6047)が続落。BTCの価格上昇を背景に、マネックス(8698)とセレス(3696)が上昇を見せた。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル分析

BTC価格は、16日のシンプソンの急落を否定してから、17日にかけて逆シンプソンで急騰した(赤丸)。急騰前のじり上げ時には、一度トレンドライン割れて下に走るようなダマシも発生しており、焼かれた個人投資家も少なくないと思われる。

現在は、オーバーシュートしてチャネル上限を抜けかけるも、59.1万円付近で跳ね返され、再びチャネル内に回帰した。

次に4時間足で見ると、直近高値を伸ばしてきたことで前日とは若干形状が異なるものの、三尊の右肩を形成しつつある。

依然としてネックラインを下抜けるかどうかが一つの焦点だが、三尊否定で上昇した場合は、もう一段飛ぶ可能性もありそうだ。下げ圧力も強いため、ETHやXRPなど主要アルトの値動きも警戒したい。

なお、世界有数の取引所であるバイナンスにおけるBSV上場廃止騒動に関する、クレイグ・ライト氏の報復行為などは17日時点では確認されておらず、市場の警戒感は後退している。

ブラジルの通貨不安で資金流入

南米最大の経済、ブラジルの仮想通貨取引所では4月10日において、10万BTCが取引されていたことが、仮想通貨データ追跡サイト「Cointrader Monitor」によって明らかにされた。

この取引量の急増は、当時の価格上昇と同時に起きたが、価格の上昇がビットコインの取引増加の唯一の要因でなく、同国の中央銀行によると2月のGDPは前月比減少したことを踏まえた地元の有力紙Rio Timesはそれがビットコインの需要を後押しした原因の一つとしている。

マドゥロ政権が独裁姿勢を強め、深刻な経済危機にある南米ベネズエラでは仮想通貨需要が急増している。国境を接する南米のブラジルでも、自国通貨レアルの通貨不安などからビットコイン需要が増加しているという。

レアルの避難通貨とのしての側面のほか、食料、安全、仕事を求めて隣国に押し寄せるベネズエラ難民によるビットコイン送金需要とする見方もある。2017年以降、5万8000人を超えるベネズエラ人がブラジルに定住したほか、ベネズエラ人口の1割に近い230万人にのぼるとの情報もあり、国境問題で揺れている。

一部トラッキングの参考指標になるが、coinlibで24時間取引高を確認すると、ブラジリアン・レアルからビットコインの資金流入規模は、米ドルの(360億ドル)を上回る「4.75億ドル(530億円相当)」に上ることがわかる。このデータを直近数年間では類を見ない。

出典:coinlib

メキシコでもBTC取引高が急増

なお、データサイトCoinDanceのレポートによると、同じく南米のメキシコでもビットコインの取引高の急増が見られている。

大手P2P取引所Localbitcoinsのデータによると、特にメキシコは、先週(4月13日まで)において、1週間のビットコイン取引高が数千万ペソに上り、前週比で急上昇している。

上昇の背景には、米政府との外交政策が不安定な状況となったことにある。

米大統領は先日、国境の壁政策と違法入国者を巡る問題に対し、「メキシコからの送金決済チャネルを封鎖する手段をとることも辞さない」と発したことで、送金手段となるビットコインのような仮想通貨が利用されていたと見られる。

経済・外交政策の面で影響を受けている南米のメキシコやブラジル、またはベネズエラのような国におけるビットコイン取引高および需要は、全体取引高を大幅に引き上げていることが考えられる。

CoinPostの関連記事

仮想通貨取引所バイナンスの利益が2019年に「V字回復」 その理由は?
仮想通貨メディアサイト「theblockcrypto」の独自の統計で、Binanceの2019年第1四半期における利益が前期比66%高で、約87億円を記録したと判明。新たなビジネス戦略などを考察した。
マネックス証券、コインチェックとの連携で「仮想通貨販売」を検討|新社長が語る意気込み
マネックス証券の新社長に就任した清明祐子氏は、「第二の創業」の新機軸として「クリプトアセット(暗号資産)事業」を据え、マネックスグループとコインチェックの結びつきを一層強化する方針を述べた。
▶️本日の速報をチェック

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 月曜日
16:57
マクロン仏大統領、米仮想通貨規制緩和に警鐘 「金融不安定化のリスク」と指摘
フランスのマクロン大統領が米国のステーブルコイン規制緩和について警告を発し、金融不安定化のリスクを指摘。欧州中央銀行に金融政策の見直しを求め、欧州の金融主権維持を主張。ステーブルコイン市場は3000億ドル超に急拡大。
16:42
決済データDePINのSyFu、Finverseと提携しアジア5カ国のオープンバンキング展開へ
決済データ活用プロジェクトSyFuが、オープンバンキングプラットフォームFinverseと提携。香港、シンガポールなどアジア5カ国の約40金融機関と接続し、日常の支払いデータをトークンやNFTに変換できる仕組みを構築。欧州とアジアで世界規模のネットワークを確立。
14:58
トランプ大統領支援者所有の米Monet Bank、仮想通貨サービス事業に参入
トランプ大統領支援者アンディ・ビール氏所有のモネ銀行が仮想通貨特化型金融サービスに参入する。トランプ政権下での規制緩和により、エレボール銀行やN3XTなど仮想通貨対応銀行が相次いで誕生する中、資産60億ドルの小規模地域銀行がデジタル資産の保管・融資を提供開始する。
14:23
トランプ政権の国家安全保障戦略、仮想通貨に言及せず AI・量子技術を優先
トランプ政権が発表した最新の国家安全保障戦略で仮想通貨への言及がゼロ。AI・量子技術を重視する一方、「仮想通貨大統領」を公言してきた経緯との整合性をめぐり議論が起きている。
11:44
FOMC控え不安定な展開続くビットコイン、前週末は大口の協調売りか
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが一時9万ドル割れで3.4億ドル規模の大量清算発生。クジラによる協調売りの可能性が浮上し、週末の薄い板で2000ドルの乱高下が見られた。一方でマイナー降伏を示すハッシュリボン反転で底打ちサインも。FOMC利下げ観測と円キャリー巻き戻しが市場を揺さぶる。
11:30
ソラナDEX「ジュピター」の再担保に関する議論 「伝染リスクゼロ」主張を疑問視
仮想通貨ソラナ基盤のジュピターが「伝染リスクゼロ」と主張したことについて、競合Kaminoなどが再担保の実施を指摘し批判した。ソラナ財団プレジデントは両者に協力を呼びかけている。
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
17:00
ハイパーリキッドの将来性・HYPEの買い方|注意点まで徹底解説
HYPEトークンの買い方から注目理由まで完全解説。手数料収益による自動買い戻し、機関投資家参入、ステーキング機能など、急成長するDEX「Hyperliquid(ハイリキ)」の魅力を詳しく紹介します。
14:35
仮想通貨取引所のキャンペーン・特典情報【2025年12月最新】
2025年12月更新:主要な暗号資産(仮想通貨)取引所が展開するキャンペーンと特典情報を徹底解説。仮想通貨取引の第一歩は、国内取引所の口座開設。初心者もトレーダーもキャンペーンや特典を駆使して、投資の機会を最大限に活用しましょう。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年12月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
07:00
JPYCの買い方・使い方まとめ|何ができる?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧