仮想通貨取引所を運営するGeminiがサムスンと提携、米国とカナダでサムスンの携帯機能を通じて、仮想通貨の取引を提供することがわかった。サムスンのブロックチェーンウォレットを搭載する携帯からGeminiの取引機能にアクセスできる仕組みを整える。
サムスンのブロックチェーンウォレットは、ユーザーが資産を自己管理可能なノンカストディアルの仮想通貨ウォレットで、Galaxy S10やS20シリーズに搭載されている。対応銘柄は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要銘柄に限らず、BAT、ENJ、MKRなどの人気通貨にも幅広く対応している。
ユーザーは、携帯で仮想通貨を保管しつつ、モバイルAPPを通じて仮想通貨の売買をできるようになる。
また、Geminiカストディへシームレスな送金にも対応。携帯で仮想通貨を保有することに不安なケースで、コールドストレージ(オフライン環境)の保管システムに仮想通貨を送金して長期保有ができるようになる。
Geminiは公式のリリースで、英国とカナダで、400万人を超えるサムスンのユーザーが仮想通貨の売買にリーチでいるようになったとコメント。「仮想通貨は単なるテクノロジーでなく、一つの革命とも言える存在。その上で、仮想通貨がもたらす金融包摂や個人的に機会をサムスンとの協業で、世界に発信できることを誇らしく思っている」と締めくくった。
出典:Gemini