はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム2.0「フェーズ0」、最短で12月1日に実装へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

最短で12月1日実装

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の次期大型アップグレード「ETH2.0」のローンチが近づいている。

フェーズ0において重要な「デポジットコントラクト」を含むETH2.0のバージョン1.0を4日に実装。ステーキング参加者のデポジット(保有)が基準に達すれば、ユニックス時間で1606824000(日本時間は来月1日21時)にETH2.0のジェネシスブロックが作成され、正式なローンチとなる。

ETH2.0のテストは最終段階に差し掛かっていた。

最後のパブリックテストネット「Medalla」を稼働しながら、並行してデポジットとジェネシスの予行演習を目的としたテストネット「Zinken」も運転中だ。昨日には、デポジットコントラクト」のコードがGithub上でリリースされていることが判明し、ローンチに対する期待が高まっていた。

関連:イーサリアム2.0に進展か デポジットコントラクト関連で

ネットワークを安全に稼働させる上で、ETH2.0のローンチには条件がある。公式ブログによれば11月末(24日前後)までに、32ETHをデポジットするステーキング参加者が1万6384になることが必要条件(計52万4288ETH≒219億円相当)になる。

ETHのデポジットが不足している場合は、この条件を満たしたタイミングから7日後にローンチされることになるとしている。現時点でどのくらいデポジットされているかは、公式にリリースされているウェブサイトで確認が可能。本記事執筆時点で5957ETHだ。

出典:Launch Pad

以下がイーサリアム財団が提示しているETH2.0のロードマップである。

  • フェーズ0:2020年(バリデータを管理する「ビーコンチェーン/Beacon Chain」実装)
  • フェーズ1:2021年(ユーザーが利用する「シャードチェーン」実装)
  • フェーズ1.5:2021年(シャードチェーン・メインネット稼働、PoS移行)
  • フェーズ2:2021年〜(シャードチェーンの全稼働)

関連仮想通貨ステーキングとは|初心者でもわかる「報酬」の仕組み

関連イーサリアムのステーキングは高利回り?株式配当と比較したリスク・リターンを独自考察

ETH2.0の開発計画

ETH2.0へは今後、上記のように段階的に移行していくが、その過程が先月図解された。説明では重要なポイントとして、今のETHのデータ、DAppsなどはフェーズ1.5までは何も変化が加えられないとしている。

最近予行演習が行われたデポジットコントラクトとは、ETH2.0のフェーズ0に当たるビーコンチェーンで、ステーキングを行うための契約機能のこと。現在のネットワークであるETH1.0上にデプロイされ、ETH2.0との架け橋になる。

ビーコンチェーン上で32ETHをデポジットしバリデータノードを運用することでバリデータ報酬を得ることができるが、フェーズ1.5のシャードチェーンが実装されるまで、ステーキングの報酬を引き出すことができない仕組み(片道)となっている。

移行の各段階の概要は以下の記事にまとめた。

関連:イーサリアム2.0、スケーラビリティ問題を改善するロールアップを識者が図解

参考:イーサリアムブログ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/14 金曜日
13:35
日本円ステーブルコインJPYC、発行額2億円突破
JPYC株式会社は、日本円建ステーブルコイン「JPYC」の累計発行額が2億円を突破したと発表。正式発行から約18日間での達成。保有者数は約3.1万人に達し、JPYC EXの口座開設数も6,000件に到達した。
11:57
「ビットコイン、株高に反応鈍く下落時は増幅」Wintermuteが非対称性を指摘
Wintermuteの最新レポートによると、ビットコインはナスダック指数と0.8の高相関を維持するも、株高局面で反応が鈍く下落時のみ敏感に連動。この負のスキューは2022年以来最高水準で、通常は市場底値圏で見られるパターン。資金の株式市場シフトと流動性低下が背景に。
11:49
大手銀BNYメロン、ステーブルコイン準備金のためのMMFを立ち上げ
大手銀BNYメロンがステーブルコイン発行者向けのマネー・マーケット・ファンド「BSRXX」立ち上げを発表。ジーニアス法対応の準備金ファンドとなる。
11:04
21シェアーズ、仮想通貨指数ETF2本を米国上場 投資会社法適用は米国初
21シェアーズが投資会社法(1940年法)準拠の仮想通貨インデックスETF2本を米国で上場。TTOPとTXBCは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど主要デジタル資産への分散投資を提供。機関投資家向け「ゴールドスタンダード」のETF構造を採用。
10:33
ビットコインが今月3度目の10万ドル割れ、フラッシュクラッシュ後の資金戻り鈍化
ビットコインは今月3度目となる10万ドル割れを記録し、低調な値動きが続いた。背景には、FRBが利下げに慎重な姿勢を示していることに加え、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が仮想通貨トレジャリー企業に対して規制を示唆する報道が流れ、市場心理を冷え込ませたことが挙げられる。
09:54
グレースケールのIPO登録書類が公開 トランプ政権下で上場申請続く
仮想通貨資産運用企業グレースケールは、IPO登録届出書を米SECに提出。市場が構築されれば株式のトークン化も検討していく意向を示した。
09:32
米国でXRP現物ETF上場、初日取引高は90億円を記録
カナリー・キャピタルの仮想通貨XRP現物ETFが米国で上場。初日取引高90億円を記録した。2025年に上場したETF中でトップの数字となった。政府機関再開でさらなる承認も期待される。
09:18
チェコの中銀、試験的にビットコインを購入
チェコの中央銀行は、歴史上初めてデジタル資産を購入したと発表。購入したのは仮想通貨ビットコインで、他にも米ドルステーブルコインとトークン化預金も保有すると説明している。
11/13 木曜日
18:07
台湾中銀、ビットコインの国家準備資産化の「研究」へ
台湾の立法委員がビットコインを国家準備資産に組み入れる提案を行い、中央銀行が研究姿勢を示した。米国やブータンなど各国で進むビットコイン戦略的保有の動向と、エルサルバドルの事例から見る課題を解説。
17:48
メタプラネット、第3四半期決算でビットコイン評価益206億円を計上
メタプラネットの2025年12月期第3四半期決算発表。BTC保有量30,823枚に到達し目標前倒し達成、インカム事業過去最高売上。純利益135億円計上、1億ドル借入で追加取得へ。優先株活用の新戦略で普通株希薄化回避、2027年21万BTC目標を掲げる。
17:31
ステーブルコインUSDCの運用法|Aaveで年4%前後を狙う始め方
USDCを預けるだけで利息が得られるAaveの仕組みと利回り、始め方を初心者向けに解説。利用率による金利変動やリスク、SBI VCトレードでのUSDC準備まで網羅します。
15:22
CMEグループとFanDuel、仮想通貨や株価指数などの予測市場アプリを12月に開始
FanDuelとCMEグループが12月に予測市場プラットフォーム「FanDuel Predicts」を開始。株価指数、仮想通貨、商品などのイベント契約取引が可能に。2035年に14兆円規模へ成長が予測される予測市場に、ロビンフッドやドラフトキングスなど大手企業も参入。
13:50
レンジ相場続くビットコイン、10万ドルが防衛線に=Glassnode分析
Glassnodeの最新分析によると、ビットコインは9.7万〜11.2万ドルのレンジ相場が継続している。10万ドルが重要な心理的防衛ラインとなっており、これを下回ると急落リスクが高まる可能性がある。
13:43
イーサリアム上のトークン化資産が30兆円突破 他のチェーン合計を上回る
イーサリアム上のトークン化資産が2010億ドル(約30兆円)を突破し、全ブロックチェーンの3分の2を占める。ステーブルコイン27兆円、機関投資家向けファンド、RWA1.8兆円と多様なエコシステムが拡大中。
13:35
Visa、ステーブルコイン決済の試験運用を開始 クリエイターやギグワーカー向け
Visaが米ドル連動型ステーブルコインUSDCを活用した決済サービスの試験運用を開始。クリエイターやギグワーカーに数分以内の即時入金を提供し、国境を越えた決済を迅速化。2026年後半に本格展開予定。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧