CoinPostで今最も読まれています

ロシア最大の国有銀行、デジタル資産取引プラットフォームを計画

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

プラットフォームのローンチを計画

ロシア最大規模の国有銀行Sberbankが、デジタル資産を購入できるプラットフォームのローンチを計画していることが分かった。

同行のCEOは、ブロックチェーン基盤の独自のプラットフォームで、顧客に新たな資産クラスへのアクセスを提供したいと説明している。

ロシアの暗号資産(仮想通貨)の具体的な規制内容は、今月末に終了する国会で審議される「デジタル通貨関連法(DA法)」で定められるが、7月に可決された「デジタル金融資産に関する法(DFA法)」では、発行、購入、販売は合法と規定された。

今回の計画はDFA法の可決を受けたものであるとみられるが、取り扱う資産などの詳細は明らかになっていない。

Sberbankの公式サイトによると、ロシアの人口の70%が同行のサービスを利用。オンラインバンクのアクティブユーザー数は1400万超、スマートフォンアプリのユーザー数は4800万である。

ステーブルコインの新たな発表も

Sberbankについては今年8月、法定通貨ルーブルにペッグしたステーブルコインを発行する可能性があることが明らかになった。ルーブルに固定させ、デジタル資産も含む様々な取引の土台、または直接的手段になり得ると説明している。

関連:ロシア最大の商業銀行、金融資産としてトークン発行を許可 ステーブルコインも視野

この件については今回、ステーブルコン「Sbercoin」発行に向け、2021年には実証実験を始める計画であることが分かった。

最近のロシアの動向

ロシアでは最近、仮想通貨や中銀デジタル通貨(CBDC)に関する動きが活発化している。

仮想通貨については、具体的な規制整備を進める中、Mikhail Mishustin首相が先月26日、「仮想通貨を財産と認められるよう税法を改正する予定だ」という趣旨の発言を、政府の会議で行なった。

仮想通貨は比較的新しい金融商品で国民の関心が高まっていると語り、「ロシア政府はこのような資産の所有者が権利と利益を守ることができるように、文明的な方法でこの市場の発展を指示する予定だ。不正なスキームを作成することは困難になるだろう」と話している。

関連:ロシア首相、仮想通貨を財産と認める方針を示唆

CBDCについては先月28日、ロシア中央銀行が同国の主要銀行と会合を開き、デジタル・ルーブル導入の見通しや、長所と短所について議論したことが判明。市中銀行の懸念や技術的なリスクなどについて話し合った。

中銀は今後ロシア銀行協会などで同様の会議を開催し、その後に下院でCBDCについて議論を開始する予定だと述べている。

関連:デジタル・ルーブル導入のリスクは? ロシア中銀がヒアリング開始

参考:RBC

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/07 土曜日
15:00
2026年までに米国企業が最大1.5兆円のビットコインを購入か=レポート
仮想通貨ビットコインを財務資産として購入する米企業が増加中。リバー社は、企業によるビットコイン保有量は2026年までに最大94万枚になると推算。
12:30
リップル共同創業者ら88名の実業家、米大統領選でハリス氏支持を表明
米リップル社のラーセン氏、著名投資家キューバン氏など88名の実業家が米大統領選でハリス氏支持を表明した。
11:15
予測市場KalshiがCFTCに勝訴、11月米国選挙で市場立ち上げへ
米予測市場KalshiがCFTCとの裁判に勝利。11月の米国選挙に向けて新たな予測市場の開設が可能になった。
07:50
ビットコイン、米雇用統計発表後に乱高下
仮想通貨ビットコインの価格は、米雇用統計発表後に乱高下し、現在は下落基調に。米国の景気後退への懸念が根強く、株式市場も下落している。
07:10
イーサリアム財団が主要ウォレットに約900億円相当の仮想通貨を保有、財務報告書発表へ
イーサリアム財団は、財団による仮想通貨ETHの運用透明性が欠けていると指摘される中、投資家やコミュニティメンバーの懸念を解消するために近いうちに財務報告書を発表する予定としている。
06:40
バイナンスとOKX、NEIROなどのミームコインの永久先物取引提供
大手仮想通貨取引所バイナンスおよびOKXは6日、ミームコインの永久先物取引を新たに提供開始した。一部のトークンは高騰していた。
09/06 金曜日
17:22
サイバー攻撃から暗号資産を守る「NordVPN」とは|市場トップシェアVPNの活用方法を解説
NordVPNは、市場トップシェアを誇るVPNサービスです。高速の通信速度と多くのユーザーから高い評価を得ているNordVPNの特徴と活用法を詳しく解説します。
16:26
ビットバンク、ポリゴンエコシステムトークン(POL)の取扱い開始
ビットバンクは、ポリゴン(MATIC)から新トークン「ポリゴンエコシステムトークン(POL)」への移行を完了し、POLの現物取引を開始。トークンの特徴と取引方法について解説。
14:30
テレグラムCEO、逮捕後初の声明でフランス当局の対応を批判
テレグラムCEOパベル・ドゥーロフ氏が逮捕後初めて声明を発表。フランス当局の対応は「誤ったアプローチだった」と強く非難した。
14:00
「知的財産権(IP)をWeb3でどう活用すべきか」講談社、サンリオ、手塚プロダクションの有識者が討論|WebX2024
WebX 2024で講談社、サンリオ、手塚プロダクションが、Web3を知的財産(IP)にどう活用するか徹底討論。二次創作、ライセンス管理、新たなビジネスモデルなどを議論した。
13:05
米上場仮想通貨マイニング企業Riot、保有ビットコインが1万BTC突破
米マイニング企業Riotが8月の採掘状況を報告。保有するビットコインが1万枚を突破。今後の成長戦略も明らかにしている。
11:42
ポリゴン(POL)の買い方|STEPN GOユーザー向けおすすめ取引所
STEPN GOで必要なポリゴン(POL)の買い方・使い方を解説。おすすめの取引所やPOLの送金方法も詳しく紹介しています。
11:25
DMM Crypto、ミレディ・メイカーNFT発行のRemilia社と戦略的提携
DMM Cryptoは9月5日、Web3ゲームとデジタルカルチャーにおける新たな基準の確立を目指すべく著名NFTコレクション「Milady Maker」を展開するRemilia社と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
10:50
イーサリアム、BTC建の価値が21年4月以降最低水準に
仮想通貨イーサリアムは、ビットコイン建の価値が21年4月以降最低水準になっているとCryptoQuantが指摘。その要因を分析している。
10:15
トランプ氏「米国を仮想通貨の中心地に」再選時の経済政策を演説
ドナルド・トランプ氏は再選した場合の経済政策を発表。米国を「仮想通貨の中心地」にすると述べた。イーロン・マスク氏率いる「政府効率化委員会」の設立も計画。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア