マネックス証券でコインベース株が取引可能に
マネックス証券は13日、米最大手仮想通貨取引所コインベースのNASDAQへの株式上場に伴い、14日の上場日当日より取扱いを予定していることを発表した。
2012年に創業したコインベースは、100か国以上の約4,300万人のユーザー、7,000の機関、11.5万人のエコシステムパートナーが利用する米国最大手の仮想通貨取引所として存在感を高めている。
マネックス証券は、コインベースの売上高(伸長率)と規模感を伝えた上、「時価総額1,000億ドル(10兆円)を超える大型上場となる可能性が出てきた」としている。
コインチェックも上場目指す
マネックス証券の親会社マネックスグループは、傘下に国内最大手の仮想通貨取引所コインチェックを抱えており、18年4月の買収当時より、IPO(新規株式公開)を目標に掲げている。
21年1月に発表した第3四半期決算では、クリプトアセット事業のセグメント利益が前期比3.3倍の24.2億円となり、コインチェック買収後の最高益を達成。決算説明会では、株式上場を目指す方針に変わりがないことを明言した。
コインチェック買収直後に行われた18年4月の合同記者会見では、「仮想通貨交換業の本質がますます銀行に近いものになることが予想される中で、内部管理体制をより強固なものにするためにも、将来的にはIPOも視野に強い資本獲得を目指す」との抱負を示していた。
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