はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ロシア:SWIFTに代わる送金システム「SPFS」にブロックチェーン採用か?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ロシアの送金システムにブロックチェーン技術を採用?
ロシア政府機関紙の報道によると、ロシアの銀行はSWIFTに代わるロシアの送金システム「SPFS」にブロックチェーン技術を適用することを検討しているようです。ロシアはブロックチェーンの技術開発に積極的である国の一つでもあります。

ブロックチェーン技術を送金システムに採用

ロシアの政府機関紙であるIzvestiaは4日、ロシアの銀行のとある情報筋から情報を得、現在ブロックチェーン技術をロシアの送金ネットワークであるSPFSへ採用することを見込んでいると報道しました。

同紙によると、2つの銀行の情報筋が同紙に状況を明かしたようです。

ロシアの多数の銀行の間では、多国間決済システムとして世界各国が使用している「SWIFT」への依存をやめ、ロシア独自の送金ネットワークである「SPFS」を運用しようとする動きが盛んです。

SPFSにブロックチェーンを適用しようとする動きは、ロシアの積極的なブロックチェーン技術への取り組みを象徴しています。

また、4月下旬、東京で行われたカンファレンスである「International Standards Organization (ISO)」で、FSB(ロシア連邦保安庁)の関係者が、”今後のブロックチェーン開発は我々が主導となるだろう“と発言したことで話題となりました。

SWIFTを上回る信頼の獲得

ロシアでは、仮想通貨に関する法律が7月から行使される予定であり、現在モスクワを中心として多くのブロックチェーンの使用法が模索されてます。

CoinPostの参考記事

ロシア最高裁判所:仮想通貨サイト禁止控訴の見直し要求|規制緩和へ向け前進
ロシアの最高裁判所が仮想通貨ウェブサイトの禁止を求める控訴を見直すよう命じたことを公表しました。さらに、ビットコイン関連の情報を投稿するサイトを禁止した2017年5月の判決は、2018年2月に検察庁によって覆されています。

Izvestiyaのアナリストによると、SPFSにブロックチェーン技術を組み込むことで、そのシステムはSWIFTよりも信頼性が高いものとなり、近年の課題であったハッキングリスクやセキュリティ面の懸念が解消されるかもしれないとのことです。

ブロックチェーン技術をSPFSに組み込むことで、ハッカーからのセキュリティ耐性が向上することは間違いありません。

とbank BKF(ロシアの銀行)の関係者は同機関紙に語りました。

他方で、ブロックチェーンを用いた送金サービスへの移行により、どの程度のコスト削減が見込めるかについては仕様の詳細が決定するまで分かりません。

しかし、現在使われているSPFSでは一トランザクションあたりおよそ0.03ドル(約3円)のコストが費やされており、ブロックチェーン技術の応用により手数料の削減は十分に見込めるものと考えられます。

CoinPostの参考記事

ロシア:約100万円以上の仮想通貨取引を規制か|企業の国外流出懸念
ロシアが60,000ルーブル(約104万円)以上の仮想通貨取引の規制を検討しています。独自通貨「クリプトルーブル」の検討等、仮想通貨・ブロックチェーン技術に対する関心を高めていると同時に、法整備についても重視していることが伺えます。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/21 木曜日
17:48
シンプレクス、ステーブルコイン参入を支援へ アバランチ実証実験を受け
シンプレクスが金融機関のステーブルコイン事業参入支援を本格化。Ava Labsとの実証実験でアバランチ基盤の高性能インフラを実証し、参入障壁の解消を目指す。
17:23
カニエ・ウェスト、仮想通貨YZY発表
カニエ・ウェスト(Ye)が暗号資産(仮想通貨)「YZY」をソラナ上で発行し、発表直後にバイナンスに上場。YZY Moneyエコシステムの中核トークンとして決済サービス「Ye Pay」やYZYカードを展開予定。
16:39
メルカリとソニー、NFT・デジタルコンテンツ普及で基本合意 Soneium活用へ
メルカリとソニーグループがNFT・デジタルコンテンツ普及で基本合意。ソニー独自ブロックチェーン「Soneium」を活用し、メルカリの月間2300万人ユーザー基盤でWeb3技術の大衆化を目指す。アイドル関連NFT販売を皮切りに新エコシステム構築へ。
14:00
米上院議員、仮想通貨市場明確化法案の年内成立を目指す
シンシア・ルミス米上院議員は、仮想通貨規制の明確化を図るクラリティ法案の年内成立を目指すと発表した。先月発表された上院の独自案ではなく、超党派の支持を得た下院案を基本法案とする方針に切り替え、11月末にはトランプ大統領への提出を見込んでいる。
13:40
ゴールドマンサックスとベッセント財務長官、ステーブルコイン急成長を予測
米財務長官とゴールドマンサックスがステーブルコイン市場の急拡大を予測。規制整備により数兆ドル規模の成長期待が高まる中、JPモルガンは慎重姿勢を示す。
12:50
「ビットコインは2030年までに100万ドルへ」コインベースCEOが強気予想
コインベースCEOが2030年のビットコイン価格を100万ドルと予想した。機関投資家流入など強気シナリオの要因を挙げている。仮想通貨の今後のユースケースについても話した。
12:00
「多様なイノベーション促進へ」金融庁・今泉参事官が語る、暗号資産規制やETFの展望
金融庁の今泉宣親・暗号資産ブロックチェーンイノベーション参事官が語る、ビットコインETF、制度改革、ステーブルコインの展望。利用者保護とイノベーション両立への取り組みを詳述。
12:00
ビットバンク廣末社長が語る、ビットコインとの出会いと今後の展望|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、ビットバンク廣末紀之社長独占インタビュー。オリコン顧客満足度2年連続1位の暗号資産取引所が語るWeb3時代の資産形成戦略とWebX2025への展望を聞く。
11:30
明日にジャクソンホール会議パウエル講演控える中、仮想通貨相場反発
ビットコインが前日比1.17%上昇する中、機関投資家によるイーサリアム大量購入が継続。Bitmine Immersionが52,475ETH追加で総保有額66億ドル近くに。一方、個人投資家のアクティブアドレス数は8月に28%減少し、ビットコイン・イーサリアム現物ETFからも大幅流出。ジャクソンホール会合でのパウエル議長発言が今後の相場を左右する見通し。
10:50
アーサー・ヘイズ、幹細胞事業に投資
ビットメックスの創設者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏が幹細胞クリニック事業に大規模投資し取締役就任。先週売却した仮想通貨を1050万ドルで買い戻し、「利益確定はもうしない」と方針転換。
10:05
イーサリアム財団、セキュリティ強化の行動指針発表
イーサリアム財団は、Trillion Dollar Securityのプロジェクトについて行動指針を発表。仮想通貨イーサリアムの広範な調査を経て、まずはユーザー体験の安全性を強化する。
09:40
米ブロックチェーン協会ら、ステーブルコイン利回りに関する「ジーニアス」改正案に反対
米ブロックチェーン協会らが、銀行協会提案のステーブルコイン利回り規制強化に反対している。「ジーニアス」法案の改正案にいくつかの論点から異議を唱えた。
08:35
米ナスダック、BNB保有企業WINTの上場廃止決定 株価75%超暴落
米ナスダックがBNB投資企業ウィンドツリー・セラピューティクス(WINT)の上場廃止を決定。株価が最低価格1ドルを下回り、今年99%以上下落。
08:00
RWAトークン取引所「DigiFT」、計37億円の資金を調達
RWAトークンの取引所DigiFTは、現在までで合計約37億円の資金を調達したことを発表。直近の資金調達ラウンドはSBIホールディングスが主導している。
07:45
トークン化株式「xStocks」、トロンのブロックチェーンに拡大へ
クラーケンとBackedは、TRON DAOとの協業を発表。株やETFをトークン化して取引できるようにするサービスのxStocksを、仮想通貨トロンのブロックチェーンに対応させる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧