はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

金融庁、円連動の仮想通貨発行は銀行と資金移動業者に限定 日経報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ステーブルコインの規制

日本の金融庁は、円に連動した暗号資産(仮想通貨)ステーブルコインを発行できる組織を、銀行と資金移動業者に限定する方針であることが分かった。『日経新聞』が報じた。

最近は米国など世界でステーブルコインの規制強化が進められているため、日本も足並みを揃えるという。既存の法律によって顧客資産の保護が義務づけらている銀行と資金移動業者に発行許可を限定することで、利用者のリスクを抑制することが狙い。また、ステーブルコインの取引や管理を担う仲介業者を監督対象に加えて、マネーロンダリング対策(AML)も強化する。

関連初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

金融庁はこれまでもステーブルコインの規制に高い関心を示してきた。10月にはステーブルコインやDeFi(分散型金融)の規制などに関する研究会の議事録を公開。研究会では、規制が不十分なままステーブルコインが大きく普及する可能性とそのリスクについて、懸念の声も上がったという。

関連金融庁開催の研究会 DeFiやステーブルコイン規制を議論

ステーブルコインはビットコイン(BTC)などの一般的な仮想通貨と違い、価値が安定する設計になっていることから、決済に使われたり、取引所の基軸通貨として採用されたりして、普及が広く進んでいる。

一方で、規制や監督が強化されないまま幅広く普及すると、決済システムに影響を与えたり、マネロンに利用されたりする可能性を様々な規制当局が指摘。米バイデン政権の金融市場作業部会(PWG)は先月、ステーブルコインの規制に関するレポートを公開し、発行者に銀行と同様の規制を課すことなどを提言した。

関連米バイデン政権、ステーブルコインの政策提言レポートを公開

金融庁は2022年の通常国会で、今回の内容を含めた資金決済法改正案の提出を目指すという。

資金決済法とは

正式名称は「資金決済に関する法律」。IT技術の発達や利用者ニーズの多様化などの環境変化に対応するためのルールを定めている。(参考:金融庁

▶️仮想通貨用語集

JCBAの提言

ステーブルコイン規制を巡る国内の動きとしては、日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)が先月、「日本におけるステーブルコインの制度設計の在り方について」と題するレポートを公表した。

日本におけるステーブルコインの法的課題を整理し、その分類に応じた適切なAMLやテロ資金供与対策(CFT)、安全管理などを備えた法的枠組みを設けて取り扱い実現を目指すために、JCBAのステーブルコイン部会が提言を行っている。

ブロックチェーン上で発行・取引されるステーブルコインは、発行者と流通が分離された機能・性質を持つことから、国内でステーブルコインの取り扱いを検討する際には、各種金融法制の適用に不明瞭な点が存在することも指摘。また、国際的にもAML・CFTの観点から法的枠組みの整備が急がれる状況であるとも説明していた。

関連日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)、ステーブルコインの制度設計について提言

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/07 金曜日
14:05
著名投資家ダリオ、FRBの量的緩和再開はバブル加速への引き金 更なるインフレリスクを警告
ブリッジウォーター創設者レイ・ダリオ氏が、FRBの量的緩和再開は従来と異なり「バブルへの刺激」になると警告している。現在の状況下でのQE拡大は、実質金利の低下や株価収益率の上昇につながり、テック/AI/グロース株や、金などの価格を押し上げる可能性がある。
13:35
ビットワイズ、ドージコインETFの20日以内上場を目指す動き=ETF専門家
ビットワイズがドージコインETFで「8(a)手続き」を採用。ブルームバーグアナリストによると、11月6日の予備目論見書提出から20日後の11月26日頃に自動承認される可能性。SECの介入がなければ上場実現へ。
13:10
サークルとコインベース、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」施行で重要な提言
サークル社とコインベースが米財務省にジーニアス法施行に関する提言を提出した。ステーブルコインの公平な競争条件の確保や利回りをめぐる過剰規制の回避などを求めている。
13:01
日本3メガバンク共同でステーブルコイン発行へ、金融庁が「FinTech実証実験ハブ・決済高度化プロジェクト」を支援 
金融庁が決済分野に特化したプロジェクトを新設し、みずほ・三菱UFJ・三井住友の3メガバンクによる共同ステーブルコイン発行を初の支援案件として承認した。信託型の枠組みで100万円の送金上限が撤廃され、円建てに加え米ドル建ても視野に。片山財務相も支援を表明し、国を挙げた金融イノベーション推進が本格始動する。
11:41
仮想通貨市場の投資家心理は最低水準、10万ドル節目の攻防続く
ビットコインが6月以来初めて10万ドルを割り込み、10月高値から20%超の急落。長期保有者による416億ドルの大量売却と、ETFからの9億ドル流出で市場は動揺している。個人投資家のセンチメントは過去最悪レベルに落ち込む一方、Bitwise幹部は機関投資家の投資意欲は旺盛で、年末の最高値更新もあり得ると指摘した。
11:05
テザー、新たな提携でトークン化証券市場を加速
ステーブルコイン大手テザーが資産運用会社クレインシェアーズ、ビットフィネックス・セキュリティーズと戦略提携。トークン化証券市場は2030年に約1500兆円規模へ急拡大の見込み。
10:50
時価総額トップ100の仮想通貨の内の72銘柄、最高値から50%超下落
ギャラクシーのリサーチ部門は、時価総額トップ100の仮想通貨の内72銘柄の価格が過去最高値から50%以上下落していると報告。今後の相場の見通しに注目が集まっている。
10:25
「ビットコイン市場は脆弱な均衡状態に」Glassnodeが鍵となる価格水準を分析
Glassnodeが最新市場分析を発表。仮想通貨ビットコインは軽度の弱気相場にあると指摘した。ビットコインの持続的な回復あるいは下落に必要な水準を分析している。
10:05
JPモルガンのダイモンCEOがステーブルコイン事業参入を表明、他行との共同構築も検討
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOがステーブルコインの将来は不透明としながらも事業参入を表明した。他の銀行との共同構築も検討している。
08:35
アイルランド中銀がコインベース欧州法人に約36億円の罰金、3000万件超の取引監視を怠ったと指摘
アイルランド中央銀行がコインベース欧州法人にマネーロンダリング対策違反で約38億円の罰金を科した。取引監視システムの設定ミスで総額31兆円相当の取引が未監視だった。
07:45
年間10兆ドル超のステーブルコイン取引を扱う7団体、決済標準化コンソーシアムを設立
ファイアブロックスやソラナ財団など7団体がブロックチェーン・ペイメンツ・コンソーシアムを設立した。クロスチェーンのステーブルコイン取引を標準化し、従来の決済と同様の利便性を図る。
07:05
SBIデジタルマーケット、チェーンリンクと提携
SBIデジタルマーケットは、チェーンリンクと戦略的パートナーシップを締結。これからチェーンリンクの技術を活用して、TradFiとDeFiの橋渡しをすると説明している。
06:45
グーグル・ファイナンスが予測市場データなどを統合、金融情報機能を大幅強化
グーグルが金融情報検索にカルシとポリマーケットのデータを統合し、将来の市場イベントに関する質問に回答できるようになった。
06:25
トム・リーのビットマインが210億円相当のイーサリアムを追加購入、2600億円の含み損抱えるも買い増し継続
ビットマインが6日にも約1.4億ドル相当のイーサリアムを追加購入。17億ドルの含み損を抱えながらも下落局面での買い増しを継続。
05:50
JPモルガン、ビットコイン価格予測を17万ドルに引き上げ その条件は=The Block
JPモルガンのアナリストがビットコインの今後6カ月から12カ月の価格予測を17万ドルに引き上げた。レバレッジ調整の進展と金に対する相対的な魅力の向上が理由だという。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧