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PoW銘柄禁止条項を非承認、EU議会で仮想通貨法案投票

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨法案が通過へと進む

欧州連合における暗号資産(仮想通貨)の規制枠組みを制定する法案「MiCA」は、PoW(プルーフオブワーク)に基づく暗号資産(仮想通貨)銘柄を禁止する条項が委員会の投票で非承認された。

現地14日に実施されたEU議会の経済開発委員会投票では、32の反対票と23賛成票で非承認される結果となった。

その後、経済金融問題委員会の31-4得票数としてPoW条項を含まないMiCA法案が承認され、次の承認段階へと進む。

昨日の報道では、MiCA(Markets in Crypto-Assets Directive)こと「暗号資産市場に関する指令」に、本来削除されていた、マイニングを要するPoW(プルーフオブワーク)関連銘柄を禁止する条項が再び加えられたことで、業界から仮想通貨エコシステムへの打撃を危惧されていた。

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条項は、マイニングが石炭や火力発電など、環境負荷の大きいエネルギー利用を問題視する姿勢から出ており、EU圏内での仮想通貨マイニングとPoW銘柄の取引を禁止するものだった。PoW条項に反対する理由として、EU議会の立法者らはエネルギー資源を消費しているビデオゲームやエンターテイメント業、データセンターといった仮想通貨以外の産業も環境にやさしいセクターではないため、こういった広範な課題を解決するための法案を整備するよう欧州委員会に呼びかけたという。

PoW条項は認められなかったものの、MiCAは主に消費者保護、市場操作および金融犯罪への防御手段にフォーカス。また、新バージョンは、欧州連合(EU)が定めた環境に配慮した経済活動を認定する基準である「EUタクソノミー」において、2025年1月1日までに仮想通貨マイニングから生じる二酸化炭素を削減する内容が盛り込まれている。

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MiCAとは

MiCAは、2020年9月に欧州委員会(EC)が提案した、欧州連合(EU)加盟国全域を対象とする包括的な仮想通貨規制案。欧州の仮想通貨市場の制度化促進を目指すもので、成立後には、現在EU各国で解釈の異なる既存の仮想通貨規制に取って代わることになる。

MiCAは、欧州における統一された仮想通貨の法的基盤となるわけだが、法律として成立するまでには、欧州議会と欧州理事会(EU加盟27カ国の首長と欧州委員会委員長で構成)との協議が必要となる。

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