はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リスク回避売りがビットコイン相場にも波及か、Boba Network(BOBA)は前日比+14.6%

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

5日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比280ドル70セント(0.8%)安と3日ぶりに反落した。

ハト派で知られる米FRBのブレイナード理事が、バランスシートについてインフレ抑制に向けた急ピッチの資産圧縮の必要性に言及したこと、ウクライナ情勢を巡り欧米によるロシアへの制裁強化方針などが伝わり、リスク回避の売りが広がった。米長期金利が3年ぶりの高水準まで急上昇したことも投資家心理を後退させた。

これを受け暗号資産(仮想通貨)市場も米国時間から下落基調に。午前8時から9時にかけて一段安となり、昨日高値を約3,000ドル下回る44,411ドルを付けた。

BTC/USD日足

アルト市場

米最大手企業Facebookの「メタ社」への社名変更で一躍脚光を浴び、世界各国で企業参入が相次ぐメタバース(仮想空間)セクター。 関連銘柄では4日、The Sandbox(SAND)がデジタルウォレットLedgerとのパートナーシップを発表した。これを機にメタバース全般のセキュリティサポートを提供する。

一方、昨年11月の爆発的な関心レベルの高まりと比較すると、新規参入者数(アカウント)の増加ペースは落ち着きを取り戻しつつある。

Dune Analytics

The Sandbox内の土地である「ランド(LAND)」の平均価格も昨年末頃に急騰したが、1区画13,500ドル(約150万円)をピークに減少傾向にあり、22年4月時点で5,000ドル(約62万円)まで下落した。

Dune Analytics

とはいえ、NFTゲームとしてはリリース前のテストフェーズである”α版”の段階であり、本ローンチが近付くにつれ需給面の変化は注目されそうだ。本稼働に向け、大手企業とのパートナーシップも続々と決まるなどエコシステムの将来性は高く評価されている。

今年3月には、世界最大のメガバンクである英HSBCが参入を決め、ゲーム上に「スポーツゾーン(Sports Zone)」を展開することを発表した。

国内企業では、ゲームメーカー大手スクウェア・エニックスが、自社IP(知的財産権)をメタバースに導入することを発表。2020年3月にザ・サンドボックスの開発を手がけるアニモカブランズ(Animoca Brands)の2.3億円の資金調達ラウンドを主導している。

今年1月には、コインチェックが、The Sandbox内に近未来都市「Oasis TOKYO」を制作するプロジェクト開始を発表。

今年3月には、エイベックス・テクノロジーズが、アーティストとファンの交流機会を設ける「エイベックスランド(仮称)」の設立予定を発表した。岩永社長が「The Sandboxに LAND(土地)を持つだけではなく、イベントや展示会、ファンとのミートアップやライブ配信など、メタバース上でしかできないデジタルエンタテインメントカルチャーを創りたい。」と抱負を述べた。

さらに今年4月には、都内を代表する商業施設である「SHIBUYA 109」の参入も発表された。

ボバネットワーク(BOBA)

国内大手取引所bitbankに上場するBoba Network(BOBA)が、前日比+14.6%と上昇。日本円で200円台を付けた。

6日にシリーズAの資金調達ラウンドで55億円の調達を発表。評価額は15億ドルに達したことなどが好感された。

関連:イーサリアムL2のボバネットワーク(BOBA)、55億円調達

調達資金は、BobaAcceleratorなどの開発者プログラムを通じて、プロジェクトチームとエコシステムの成長に用いられる。

Boba Network(ボバネットワーク)は21年9月にOMG財団のコアコントリビュータEnya.aiがローンチしたブロックチェーン。

オプティミスティック・ロールアップ(ORU)というイーサリアムのスケーリングソリューションを利用しL2チェーンからイーサリアムのL1ネットワークへの非代替トークン(NFT)の迅速な転送を可能にするブリッジ機能などを持つ。

関連:「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/26 金曜日
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
14:00
ステーブルコインとは|市場規模・取引量・主要銘柄と規制の行方
ステーブルコインとは、価格が安定するよう設計されたデジタル通貨。本記事では仕組み・種類(USDT/USDC/JPYC等)・市場規模・リスク・将来性・国内での買い方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
13:50
フィリピン当局、未登録取引所への取り締まり強化 コインベースなどアクセス遮断
フィリピン規制当局が無登録の海外仮想通貨取引所50社へのインターネットアクセス遮断を命じた。コインベースやジェミニも対象になっている。
13:20
ST市場効率化目指す、SBI新生銀行ら6社が新たな決済実証を開始 預金のトークン化で
SBI証券、大和証券、SBI新生銀行ら6社がトークン化預金DCJPYを利用したセキュリティトークンのDVP決済の実証に関する協業を開始した。
13:00
イオレ、仮想通貨レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約開始
東証グロース上場のイオレが暗号資産レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約を開始。年利8%〜、約1万円から利用可能。2026年1月下旬の正式リリースを予定し、事前登録者には4月まで13%の特別料率を適用する。
12:50
クシム、社名を「HODL 1」に変更 Web3・仮想通貨トレジャリー事業へ転換
東証スタンダード市場上場のクシムが社名を「HODL 1」に変更すると発表した。Web3・仮想通貨トレジャリー事業を中核とする企業へ転換。
12:25
国内衣料上場企業ANAP、15億円で109BTC追加購入
衣料品販売のANAPホールディングスが15億円で仮想通貨ビットコインを追加購入し、総保有量が1346BTCに達したと発表した。
11:37
中国環境省、環境管理にブロックチェーンなど先端技術を導入
中国生態環境部が12月25日、ブロックチェーン、AI、ビッグデータを環境管理に統合する方針を発表。全国炭素排出権取引市場ではデータ改ざん防止に既に活用。中国は仮想通貨を規制する一方、ブロックチェーン技術応用は国家レベルで積極推進。
10:36
パンテラ専門家の2026年仮想通貨12大予測 DAT企業統合や量子パニックなど
パンテラ・キャピタルのジェイ・ユー氏が2026年の仮想通貨業界12大予測を発表。AI技術の浸透、DAT企業の統合、トークン化ゴールドのRWA主役化、ステーブルコイン決済の拡大、量子コンピューターによるBTC懸念など、注目のトレンドを解説。
10:02
2025年仮想通貨デリバティブ市場レポート、取引高1300兆円突破=コイングラス
コイングラスが2025年の仮想通貨デリバティブ市場に関するレポートを公開。ETFやDAT企業などへの機関投資家による投資が加速したと分析している。
08:54
ビットコインの買い方をやさしく解説|初心者の不安を解消【図解】
ビットコインは500円から購入可能。スマホと本人確認書類があれば最短当日から取引開始できます。口座開設の手順、おすすめ取引所の比較、初心者が押さえるべき投資の心構えまで図解でわかりやすく解説。
06:55
トラストウォレットで9億円以上不正出金、数百人のユーザーが被害か=報告
オンチェーン探偵のザックXBT氏が、トラストウォレットの複数ユーザーから資金の不正流出報告があったと明らかにした。クローム拡張機能のアップデート後に発生し最低でも600万ドル以上が盗まれたと推定。
06:40
金融庁、仮想通貨の担当部署を「課」に昇格へ
金融庁は、2026年7月の次期事務年度に仮想通貨の担当部署を「課」に昇格させる方針を固めたことがわかった。金融サービス変革への対応能力を強化する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧