JPモルガンアナリストの見解
JPモルガンのアナリスト Nikolaos Panigirtzoglou氏は現物型のビットコインETF申請について、米国証券取引委員会(SEC)が申請を却下(非承認)した場合、申請企業から訴訟を起こされる可能性があると見ているようだ。
水曜日に公開されたレポート(The Block参照)によると、「非承認はSECに対する訴訟を引き起こし、SECにとってさらなる法的問題が発生してしまう可能性がある」という。
すでに仮想通貨運用企業グレースケールがGBTCのビットコインETF転換をめぐりSECを相手に起こした訴訟では今週米連邦巡回控訴裁判所はSECが再審査するよう正式に命令を下している。SECに対する世論の圧力が高まっている状況だ。
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Panigirtzoglou氏はレポートで「申請に対する却下はほぼあり得ないが可能性は残る。そのような新たな法廷闘争はSECが何度も直面したいようなものではないだろう」と述べている。
JPモルガンのアナリストはビットコインETFの承認見通しに強気だ。先週、1月までに承認される可能性は90%と予測した。
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今週、ブラックロックの「IBTC」がDTCCに掲載されていることが判明し、ビットコインETFの承認への期待は一気に上昇した。
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