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香港規制当局、現物ビットコインETFを承認する可能性=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リテール投資家のアクセス検討

香港証券先物委員会(SFC)のジュリア・リョン最高経営責任者(CEO)は、リテール投資家の、現物型暗号資産(仮想通貨)ETFへのアクセスを可能にすることを検討していると話した。ブルームバーグが報じた。

リョン氏は、SFCは「効率性や顧客体験を向上させるような、革新的なテクノロジーを使用した提案」を歓迎していると発言。その一環として、個人が投資できる仮想通貨現物ETFを評価しているところだと述べた格好だ。

「新たなリスクに対処できる限り、試行していく用意ができている」と続け、SFCのそうした姿勢は、資産の種類に関係はないとも続けている。

現在、香港はすでに先物の仮想通貨ETFを上場しているところだ。サムスンのビットコイン(BTC)先物アクティブETF、CSOPビットコイン先物ETF、CSOPイーサリアム(ETH)先物ETFの3つの先物ベースが取り扱われている。

米国では米証券取引委員会(SEC)が先物のビットコインETFを承認する一方で、現物のETFをすべて非承認としてきた。しかし、資産運用大手ブラックロックが条件を整えて現物ETFを新たに申請しており、この先の動向に注目が集まっている。

関連上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由

ブラックロックの現物ビットコインETFについては、ウォール街の大手取引会社と流動性提供の交渉をしているとも伝えられるところだ。

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ブラックロックの他にはValkyrieやフィデリティなども現物ビットコインETFの再申請を行い、承認率を高めるための修正を施した。

アナリストからは、SECのゲンスラー委員長が最終的にこれらすべてを非承認とすることもあり得るが、修正申請は良い兆候だとの意見があがっている。

こうした中、もし仮に香港が先に現物ビットコインETFの上場を承認することがあれば、米国でも気運が高まりそうだ。

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ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

仮想通貨投資の制限強化

香港は10月、仮想通貨取引所JPEXの詐欺事件などを背景にして、仮想通貨投資について追加の制限を導入した。

海外の非デリバティブ型仮想通貨ETFを含め、複雑な商品についてはプロの投資家にのみ提供されるべきだとしている。

一方で、SFCによって認可され、香港証券取引所で取引される公開先物ベースの仮想通貨ETFなど、SFCが規制する商品については「プロ投資家」のみという制限は必要ないとも述べていた。

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