キャンペーンの一環で訪問
米国のドナルド・トランプ前大統領は18日、大統領選に向けたキャンペーンでニューヨーク市のバー「PubKey Bar」を訪問し、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を使ってチーズバーガーを購入したことが明らかになった。
トランプ氏はバーで客にハンバーガーを配り、「これはクリプト・バーガーだ」と観衆に向けて語った。
この動画はトランプ氏が保有するSNSプラットフォーム「Truth Social」に掲載されたもので、Foxニュースでも報じられた。
BREAKING: @realDonaldTrump USES $BTC TO PAY AT BAR
— DEGEN NEWS (@DegenerateNews) September 18, 2024
pic.twitter.com/BsMxYpr80s
実際には、ビットコインでの支払いを操作したのはトランプ氏本人ではなく、アシスタントが手続きをサポートし、その様子をトランプ氏に見せた形だ。
Truth Socialでは「トランプ(前)大統領はビットコインで取引を行った最初の大統領となった」と記されている。
PubKey Barはニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあるビットコインをテーマにしたバーで、仮想通貨愛好家のためのミートアップやその他のイベントを開催することで知られている。
トランプ氏は仮想通貨業界へのサポートを積極的にアピールしている。今回の訪問はビットコイン決済を実際に試みることで、有権者へのアピールを強める狙いがあるとみられる。
同氏は7月に開催された「ビットコイン2024」という大型カンファレンスで演説し、今年11月の大統領選で当選すれば、米司法省が保有する約21万BTCを売却せず、国家戦略的な備蓄に充てると宣言した。
また、先週ニューヨーク経済クラブで開催された選挙集会では、再選した場合の経済政策について「米国を仮想通貨の中心地にする」と改めて表明している。
さらに今週月曜日には、息子3人と進めているDeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」で譲渡不可能なトークン「WLFI」の販売計画を明らかにした。
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