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ビットコインが24年に8万ドルに到達するための条件、Bitwise幹部が分析

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ビットコインの相場分析

暗号資産(仮想通貨)運用企業Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は9日、ビットコイン(BTC)の価格が2024年末までに8万ドル(約1,194万円)に達するための条件を分析して公開した。

同社は昨年12月、2024年の予想を公開しており、その時にビットコインは最高値を更新して8万ドルを超えるとの見方を示していた。ホーガン氏は今回、現在でもこの予想に変わりはないと述べているが、価格予想は条件に依存すると説明している。

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ビットコインが今年8万ドルに到達するためにホーガン氏が挙げた条件は主に3つ。まず1つ目は「米国の選挙で民主党が圧勝しないこと」。ホーガン氏は、共和党は大統領選候補のトランプ氏をはじめとして仮想通貨を強く肯定しているが、民主党議員は意見が分かれているとした。

そして、多くの人々は大統領選について「トランプ氏なら良いが、ハリス氏は良くない」という両極端な考えを持っているとも指摘している。

2つ目の条件は「米連邦準備理事会(FRB)が通常の2回分に相当する0.5ポイントの利下げを行うことと、世界で金融緩和政策が実施されること」。特にFRBの0.5ポイントの利下げと中国の追加の金融緩和策で、ビットコインの価格はこれから上昇する可能性があるとの見方を示した。

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最後に、3つ目の条件は「仮想通貨領域で良くない大規模なサプライズが起きないこと」。例えば、大規模なハッキングや影響の大きい新たな訴訟が起きたり、ロックされている仮想通貨が急に市場に流入したりすることがないことが必要だとした。

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アルトコインも追い風に

ホーガン氏は上記以外にも、ビットコインの価格上昇には、アルトコイン領域の勢いも追い風になるだろうと述べている。

ビットコインの長期的な成功にはイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、その他のアルトコインは必要ないと考えていると前置きした上で、例えば2020年の夏のDeFi(分散型金融)の活況は、ビットコイン相場にも勢いを与えたと指摘。その上で、今年はビットコイン以外の領域で、このような勢いが不足していると述べた。

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一方で、ステーブルコインの供給量の増加、処理能力の高い「Sui」「Aptos」「Monad」などのブロックチェーンプロジェクトの活況、ビットコインのステーキング・プロトコル「Babylon」などのプロジェクトの誕生といった材料は、ビットコイン相場の上昇を促進する可能性があると主張している。

ステーキングとは

仮想通貨を預け入れ、ネットワークの運用に貢献することで報酬が得られる仕組みのこと。

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