はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム現物ETFへの累積流入がプラスに転じる トランプ再選後に資金流入加速 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

資産価値は1.4兆円に到達

米国で取引される暗号資産(仮想通貨)イーサリアム現物ETFへの累積総純流入は15日時点で約1.8億ドル(約277億円)に達した。

イーサリアム(ETH)現物ETFへの流入は、仮想通貨支持派であるドナルド・トランプ氏の大統領再選後に回復傾向を見せていた。しかし、11日時点の累積総純流入は依然としてマイナス1.42億ドルにとどまっていた。それがローンチ翌日の7月24日以来、遂にプラスへ転じた。

出典:sosovalue

SoSoValueによると、9銘柄の現物ETFが保有する総純資産価値は15日時点で約91億ドル(約1.4兆円)に達した。これはイーサリアム時価総額の2.46%にあたる。

イーサリアム現物ETFの規模は、累積総純流入が276億ドルに達したビットコイン(BTC)現物ETFと比べると小さい。ただ、最近の流入は機関投資家がビットコインだけではなくイーサリアムに関心を示していることを窺わせる。

なお、9銘柄中の8銘柄で資金流入が確認されているものの、グレースケールのETHEからは今も流出が続いている。

15日には日次で8銘柄がプラス流入を記録したが、ETHEより約32億ドルが流出したため合計で約6,000万ドルの流出となった。

15日の流入が多かったのはブラックロックのETHAで約17億ドルだ。これにフィデリティのFETHEが約7.6億ドル、グレースケールのETHが約3.8億ドルで続く。

グレースケールのETHEは、競合他社と比べて管理手数料が高額なことを背景に流出が続いている。これに対応するため、グレースケールは手数料を下げたミニ版のイーサリアムETF「ETH」をリリースし、こちらには資金が流入しているところだ。

関連:SECが承認、グレースケールのイーサリアムミニ・ETF 手数料低減で資金流出を防ぐ狙い

ブルームバーグのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏は19日、最近のイーサリアム現物ETFへの資金流入について、トランプ氏再選の「ビフォアー」と「アフター」を考慮して議論する必要があるとコメントした。

関連:JPモルガン、米トランプ新政権下の仮想通貨市場について6つの予測

関連:イーサリアム(ETH)将来価格・今後の見通し|ETF承認後の最新動向

コンセンサスレイヤーの進化

イーサリアム財団リサーチャーのジャスティン・ドレイク氏は12日、コンセンサスレイヤーを「ビーコンチェーン」から「ビームチェーン(Beam Chain)」へと進化させる計画を発表した。

これにより、ブロック生成時間を現在の12秒から4秒程度に短縮できることなどで処理速度が向上すると説明している。

また、現在よりもステーキング要件を下げて小規模なバリデータ運営を可能にすることや、量子コンピューターへの耐性を持たせることを提案している。

関連:イーサリアムリサーチャーがビームチェーンへの新計画を提案 最終設計目指す

関連イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/16 火曜日
18:08
米SEC委員長が警告、「仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れ」
SEC委員長が仮想通貨タスクフォース円卓会議で、過度な規制により仮想通貨が史上最強の金融監視システムになる恐れがあると警告。国家安全保障とプライバシー保護のバランスを強調し、トランプ政権の方針と一致する姿勢を示した。
17:22
ナスダック、23時間取引体制を提案 仮想通貨取引モデルが影響か
ナスダックが1日23時間の株式取引体制を米SECに提案。仮想通貨の24時間取引が投資家の期待を変化させたことを背景に、2026年後半の導入を目指す。NYSEも22時間取引の承認を取得済み。
16:15
ペイパル、SparkでPYUSD貯蓄商品をローンチ 年利4.25%
ペイパルがSparkと提携し、年利4.25%のPYUSD貯蓄商品を開始。10億ドルの預金目標を掲げ、Paxosの連邦免許取得により規制面での優位性も確保。
15:27
中国で仮想通貨マイニング施設が大規模停止か 当局が2週間前に警告
中国新疆で仮想通貨マイニング施設の大規模停止が報じられた。ビットコインのハッシュレートが急落し、40万台のマシンが停止したとの推定も。2021年の全国取り締まり後、地下で復活していたマイニング活動に再び規制の動きか。
13:30
2025年ブロックチェーン人気ランキング、XRP初のトップ10入り=CoinGecko
CoinGeckoが2025年ブロックチェーン人気ランキングを発表した。ソラナが2年連続トップとなるも関心度は12ポイント減少した。XRPレジャーが初のトップ10入りを果たし、SuiとBNB Chainのシェアが大幅に拡大した。
13:00
Visa、銀行向けステーブルコイン事業支援を開始
決済大手Visaが「ステーブルコイン・アドバイザリー・プラクティス」を立ち上げた。銀行や企業のステーブルコイン戦略構築を支援する。
11:07
トランプ関連のアメリカン・ビットコイン、1000BTCを追加購入
トランプ関連のアメリカン・ビットコインが12月に1000BTC以上を追加購入。上場企業上位100社の保有総額は108万BTC超に達し、企業のビットコイン財務戦略が加速。
11:05
SBIとスターテイル、信託型円建てステーブルコイン共同開発へ
SBIホールディングスとStartale Groupが日本の金融規制に準拠した円建てステーブルコインの共同開発でMOUを締結。信託型3号電子決済手段として2026年度1Qのローンチを目指す。
10:20
仮想通貨「市場構造法案」採決は2026年に先送り
米上院銀行委員会がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める「市場構造法案」の採決を来年に先送りした。超党派による協議が継続中だ。
10:05
仮想通貨投資商品、先週は約1340億円の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約1,340億円の純流入だったと報告。ビットコインなどの原資産別のデータも公開している。
09:59
ビットコインのアクティブアドレスが1年ぶりの低水準に、マイナー収益圧迫
ビットコインのアクティブアドレスが66万件と1年ぶりの低水準に落ち込み、マイナー収益も減少。Glassnodeによると、ETF承認後に取引がオンチェーンからETF経由にシフトしており、手数料の低迷が続けば長期的なネットワークセキュリティに懸念が生じる可能性がある。
09:35
メタマスクがビットコイン対応を追加、法定通貨での購入や送金が可能に
イーサリアム最大級のウォレット、メタマスクがビットコインのネイティブサポートを発表した。法定通貨での購入、ネットワーク送金、他の仮想通貨との交換機能が利用できるようになった。
08:30
ビットワイズ、ハイパーリキッドETFの修正届出書を提出 
ビットワイズが16日、ハイパーリキッドETFの修正登録届出書を提出し、ティッカーシンボルと運用手数料を設定した。ブルームバーグのアナリストは、通常こうした動きは上場が近いことを示すと指摘。
08:05
ビットコイン一時80万円下落、米規制先送りと雇用統計前で市場に警戒感広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で一時約80万円下落した。米上院で市場構造法案の審議が2026年へ先送りされることが決定されたことに加え、米雇用統計が16日に発表されることを受け、投資家の警戒感が高まったことが主な下落要因である。
07:50
トランプ大統領のFRB議長候補、仮想通貨支持派ハセット氏に反対の声=CNBC
CNBCによると、FRB議長候補として有力視されていたケビン・ハセット氏に対し、トランプ大統領に近い高官らから反対の声が出ている。トランプ氏は13日、ケビン・ウォーシュ元FRB理事が候補リストのトップに浮上したと述べた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧