WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

JPモルガン、米トランプ新政権下の仮想通貨市場について6つの予測

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の6つの予測

米金融大手JPモルガンのアナリストは、ドナルド・トランプ氏が再び大統領になり、上下両院の多数派を共和党が占める米国で、暗号資産(仮想通貨)の環境がどう変わっていくかを予測した。予測を入手した「The Block」が15日に報じた。

トランプ氏や共和党は今月の選挙で仮想通貨を支持する姿勢を早くから明確に示しており、同氏が大統領選で勝利し、共和党議員が多数派を占める方が仮想通貨の市場や事業に追い風になるとの見方が、有識者から多く上がっていた。

関連:トランプ氏の米大統領当確後の相場、主要セクターの仮想通貨や関連株の騰落率は

今回JPモルガンのアナリストは、大きく分けて6つの予測を行っている。まず1つ目は「仮想通貨関連法案の審議が進む可能性が高いこと」。この法案には「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法(FIT21)」や「決済ステーブルコインの明確化に関する法案」などが含まれる。

関連:SECゲンスラー委員長反対も、仮想通貨重要法案「FIT21」は下院通過

これらの法案によって、米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)の役割が明確になったり、決済ステーブルコインのフレームワークが確立したりすることなどが期待されている。

なお、アナリストは、中央銀行デジタル通貨(CBDC)については法律によって開発が中止される可能性があるとし、そうなれば民間企業のステーブルコインの役割が増えるチャンスが生まれるともみているという。

関連:仮想通貨市場の未来は? トランプ氏が2024年米大統領選で再選

予測の2つ目は「仮想通貨に協力的な規制が行われるようになること」。これは、厳しい執行措置を続けるゲーリー・ゲンスラー委員長下のSECのようなアプローチが変わる可能性を指摘している。

関連:ビットコイン過熱感警戒売りも、ゲンスラーSEC委員長の辞任示唆でXRP高騰

アナリストは、SECがコインベースらを提訴した裁判は和解や取り下げの可能性があり、ウェルズ通知が送付されたロビンフッドやユニスワップらへの執行措置は再考されるだろうとの見方を示した。

また、3つ目は「仮想通貨のカストディ事業を行う銀行が増えること」。4つ目は「ベンチャーキャピタルの投資、合併、買収、仮想通貨企業の株式上場が増えること」である。

カストディとは

投資家の代わりに資産を保有・管理することを指す。仮想通貨以外の資産にも広く使われる用語。

▶️仮想通貨用語集

関連:米BNYメロン、ビットコイン現物ETFの保管サービス提供に近づくか

関連:コインチェック、米ナスダック株式上場の最終段階へ SEC登録届出書が承認

今後のハードル

一方、アナリストは今回、ポジティブではない予測も行った。

5つ目の予測は「アルトコインの現物ETFの承認には、まだハードルが残されていること」。SECはまずは証券性に関する裁判を終え、先物ETFの上場を先に行うことを要求する可能性があるとし、そうなれば承認に時間がかかったり、再申請が必要になったりしうると指摘している。

関連:ソラナなどアルトコインの現物ETFが承認される条件は? 識者が議論

また、ETFについては、ビットコイン(BTC)の現物ETFに比べるとイーサリアム(ETH)の現物ETFへの需要が低いことを考慮し、複数銘柄を原資産としたバスケット型現物ETFへの関心が高まるとも予測した。

6つ目の予測は「米国が準備資産としてビットコインを保有できる可能性は低いこと」。米国によるビットコイン保有は実際に「2024年ビットコイン法」として法案がすでに提出されており、投資家がトランプ政権に大きく期待している政策の1つだ。

関連:ルミス議員、米国のビットコイン準備金を改めて呼びかけ トランプ氏勝利受け

可能性が低いと考える理由はThe Blockの報道には書かれていないが、トランプ氏が大統領になり、共和党が上下両院で多数派を占めても、政策の実現が簡単ではないことは有識者らから指摘されている。

その理由は、議事妨害を意味する「フィリバスター」という手段が上院の少数派に残されていること。法案承認を強行するには、60議席が必要であると言われているが、共和党の議席数は53である。

一方、米国がビットコイン保有に動けば、他の国も同様の動きを見せる可能性があり、準備資産としてのビットコインの地位が強化されうるともアナリストは述べた。

関連:米ペンシルベニア州の議員、ビットコインなどに投資するための法案提出

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/02 月曜日
14:10
DeFiサイトなど15ドメインに不正リダイレクト 訪問者の資金抜き取り
Name.comは顧客ドメイン15件が不正にリダイレクトされたと発表した。DeFiサイトでのEVM系流出額は約13.8万〜20.2万ドルと推計されている。
13:05
SBI VCトレード、JPYSCレンディング残高が100億円突破
この記事のポイント JPYSCの取扱残高も300億円を突破 168日満期で最高年率3%、3コースを毎週募集 レンディング残高、7月開始から100億円 SBI VCトレードは2日…
11:40
カルダノ団体、Linuxの重大欠陥でプール運営者に更新呼びかけ
カルダノのガバナンス組織インターセクトが、Linuxカーネルの重大な脆弱性についてステークプール運営者(SPO)に更新と再起動を要請した。深刻度は10点満点中9.8。委任されたADAへの影響と主要ディストリビューションの修正状況をまとめた。
10:10
トランプ氏、北朝鮮関与なら対話の意向 バイナンス攻撃でFBIが関与発表
米FBIはバイナンスから63億ドル規模の仮想通貨が流出した件は北朝鮮系ハッキング集団の犯行だと発表した。トランプ大統領は関与が確認されれば北朝鮮と協議する意向を示した。
09:35
BTCPay Server、ホットウォレット不正流出の報告受けサーバー停止を要請
ビットコイン決済ソフトBTCPay Serverは2日、複数のサーバーでホットウォレットの資金が不正に抜き取られているとの報告を受け、運営者にサーバー停止を呼びかけた。原因や被害規模は明らかにしていない。
08:31
北朝鮮の仮想通貨窃取累計約1.9兆円、GDP45%相当=アナリスト
バイナンスから60億ドル超が流出した事件を受け、北朝鮮ラザルスによる仮想通貨の累計窃取額は118.7億ドルに達したとアナリストが試算した。北朝鮮のGDPの45%に相当する。FBIは今回の事件を北朝鮮の犯行と発表している。
07:44
バイナンス出金再開、9時間半で純流出約5700億円 預かり資産の2.1%
バイナンスは、ハッキング被害で停止していた出金を11月1日から段階的に再開した。約9時間半で出金は約46億ドル、入金は約10億ドルで、純流出は預かり資産の2.1%にあたる。新たなプルーフ・オブ・リザーブ(PoR)は近く公開される見込み。
11/01 日曜日
11:30
ビットコイン、急落し1200万円台に AI関連決算と雇用統計が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は、AI投資採算性への懸念とバイナンスからの大規模不正流出が重なり、1200万円台まで急落した。目先はAI関連企業の決算ラッシュと米雇用統計が相場の方向感を左右する焦点となる。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/30)|バイナンス流出・BTC価格予測・リップルの発表のまとめ
今週は、リップルによる年間プロダクト収益のランレート発表、グーグルのセキュリティツール限定公開、ビットワイズによる仮想通貨ビットコインの価格予測、バイナンスの不正流出に関する記事が関心を集めた。
10/31 土曜日
14:02
仮想通貨犯罪追跡大手チェイナリシス、不正アクセス被害に
仮想通貨分析大手チェイナリシスが30日、顧客のユーザーIDや氏名などへの不正アクセスを公表した。10月には日本の佐川急便や米国のオラクル・ヘルスを含む数百件の個人情報漏えいも確認されている。
13:45
米クラリティー法案が再び焦点に、バイナンス被害で資産凍結の法的保護めぐり論争広がる
仮想通貨取引所バイナンスで約63億ドル(1兆円超)の被害が出たハッキングを受け、ルミス上院議員は、クラリティー法案が成立していれば不審な取引を凍結できたと主張した。これに反論も出ており、業界団体は取引所の連邦監督を議会に求めている。
13:10
テザー社、USDT準備金の超過分が1兆円超えに回復 6月末から約2倍に
ステーブルコインUSDTを提供するテザー社は、7~9月期の準備金保証報告書を公表した。9月末の超過準備金は79.5億ドルで6月末から約2倍になっている。
11:02
ハイパーリキッドの収益源多角化、USDC準備金利回りなどの割合増加=レポート
グレースケールによると、ハイパーリキッドのコア取引手数料は9割超から約6割に低下し、HIP3や準備金利回りなど様々な部門からの収益が前年から倍増している。
10:20
東証上場イオレ、保有151.21ビットコインを全量売却へ AIデータセンター投資に充当
東証上場のイオレは30日、ビットコイン151.21BTCの全量売却を決議した。売却見込額は18億3,100万円、売却損は約2億5,400万円の見込みで、代金はAIデータセンター事業関連投資に先行して充てる。
09:20
北朝鮮ハッカー、バイナンス1兆円窃盗の大半をわずか約20分で実行 秘密鍵に頼らず署名悪用
バイナンスで1兆円相当の資産が流出し、大半が約20分に集中したことが判明。分析会社は秘密鍵の盗難・漏洩ではなく署名の仕組みへの侵害と指摘し、EIP-7702が悪用された手口を踏まえ、承認ルールの独立判定などの対策を挙げた。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧