はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアムリサーチャーがビームチェーンへの新計画を提案 最終設計目指す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新たなイーサリアムへ

イーサリアム財団のリサーチャーのジャスティン・ドレイク氏は12日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のカンファレンス「Devcon」で、新たな開発計画を提案した。

具体的にはコンセンサスレイヤーを再設計する内容。現在の「ビーコンチェーン」を「ビームチェーン(Beam Chain)」へと進化させ、イーサリアムの最終設計に近づけることを目指すという。

ドレイク氏は今回のプレゼンに先立ち、自身にとって最も野心的な計画をDevconで発表すると予告していた。数カ月にわたってリサーチャーや開発者と計画を熟成させ、ついに自身の提案を発表できる準備が整ったと説明している。

今回の内容を発表する際、まずは、これはあくまで自身からの提案であることを強調。また、新たなトークンやネットワークは不要であることも前置きした。

その上で、ビーコンチェーンは誕生から5年が経過して仕様が古くなり、現在までには様々なことが変わり、新しい技術も生まれているとし、再設計の必要性を主張している。

出典:Devcon

関連イーサリアム、次期大型アップグレード「Pectra」に向け新テストネットをローンチ

具体的な効果

今回ドレイク氏は、ビームチェーンを導入することで、スロットタイム(ブロック生成時間)を現在の12秒から、例として4秒に短縮できると説明。また、ブロックの確定(ファイナリティ)も例えば3スロットごとに行えるようになり、処理速度が向上すると主張している。

また、現在よりもステーキング要件を下げ、小規模なバリデータ運営が可能になるとも説明。これは例えば、ステーキング数量が1ETHでもバリデータになれるようになることを目指すという。同様の提案はイーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏も先月に行っていた。

関連イーサリアムのステーキング要件32ETHから「1ETH」への大幅緩和とバリデータ分散化を提案 ブテリン氏

他にはゼロ知識証明(Snarkification)を活用したり、量子コンピューターへの耐性を持ったりすることを提案。ドレイク氏の今回の提案が実現すれば、イーサリアムが大きくアップグレードすることになる。

出典:Devcon

ゼロ知識証明とは

証明(Proof)プロトコルの一種であり、証明者が「自身の主張は真実である」以外の情報を検証者に開示することなく、その主張が「真実である」と証明するメカニズムのこと。

▶️仮想通貨用語集

関連イーサリアムへの需要高まる、トランプ氏当選から現物ETFに770億円以上流入

関連イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
14:30
ロビンフッドCEO「トークン化で投資革命が始まる」非上場企業への投資アクセスを民主化
米ロビンフッドのテネフCEOが、米国における非上場企業への投資機会の不平等を指摘。仮想通貨技術による資産のトークン化が「最も包括的な投資革命」をもたらす解決策だと主張した。
12:00
米CMEが首位に、フォーブス2025年仮想通貨取引所ランキング ビットバンクは6位
フォーブス誌が28日、2025年の仮想通貨取引所ランキングを発表した。1位は1898年の設立以来、高い信頼性を誇る米大手デリバティブ取引所CMEが選ばれた。
11:25
ソニューム、『Soneium Conquest』開始 4つのテーマでエコシステムを探索
イーサリアムL2のソニュームが、エコシステム紹介キャンペーン「Soneium Conquest」を開始。創造性など4つのテーマを展開する。
10:50
フランス当局、バイナンスに司法捜査を開始 マネロンや脱税などの容疑で
フランス検察当局が大手仮想通貨取引所バイナンスに対し、マネーロンダリングと脱税の容疑で司法捜査を開始した。同社は容疑を否定している。
10:35
欧州スカッシュ連盟、ビットコインを保有へ
ビットコインを資産として保有したり、決済に利用したりする戦略を欧州スカッシュ連盟が発表。メジャーなスポーツ連盟が仮想通貨を運営に採用するのは、欧州では初の事例だとしている。
08:20
FOMC控えビットコイン軟調、バイナンス捜査でアルトコイン下落|仮想NISHI
仮想通貨市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、様子見の姿勢を取る投資家が多い状況が続いている。そうした中、フランスの捜査当局が「バイナンス」に対する詐欺捜査を開始したとの報道が伝わり、アルトコインを中心に市場は下落した。
07:30
リップル社、XRPL上でのOUSGトークン提供を発表
リップル社は、Ondoが発行するOUSGトークンをXRPLのブロックチェーン上で提供することを発表。この発表が好感され、仮想通貨XRPの価格は上昇した。
07:15
米Cboe、全てのソラナ現物ETF申請書類を再提出
米証券取引所Cboeは29日、複数の資産運用会社が昨年申請したソラナの現物ETF(上場投資信託)に関する新たな申請書類を提出した。
06:45
ビットワイズ、ドージコイン現物ETFのS1フォームを提出
米仮想通貨投資企業ビットワイズが28日、ドージコインに関する販売の登録書類S1フォームを正式にSECに提出した。
06:25
イーロン・マスク率いるX(旧ツイッター)、Visaと提携しウォレット導入
リンダ・ヤッカリーノCEOが29日、決済大手のVisaとの提携を発表し、年内にも「X Money Account」の提供を開始すると明らかにした。ドージコインを含む仮想通貨決済の導入については、現時点で具体的な計画は明らかにされていない。
06:05
米SEC、公式サイトからリップル裁判に関する情報削除か
米証券取引委員会(SEC)が公式サイトからリップル社との訴訟関連情報を削除したことが注目を集めている。Xユーザーが29日、SECの訴訟セクションで「Ripple」検索結果が消えたことを指摘した。
01/28 火曜日
19:30
メタプラネット、ビットコイン保有2.1万BTCへ拡大計画
メタプラネットが2025-26年のビットコイン投資計画を発表。新株予約権で1166億円を調達し、2.1万BTCの保有を目指す。
16:46
仮想通貨ウォレット開発企業Ginco、不正アクセス被害の手口とDMM Bitcoin不正送金の関係性を公表
仮想通貨ウォレット開発企業Gincoが、北朝鮮系ハッカー集団Lazarusグループ(TraderTraitor)による高度な標的型攻撃の被害を受けていたことを公表した。DMM Bitcoinでの480億円規模の不正送金事案に繋がった可能性が明らかに。
14:00
仮想通貨TON、2025年上半期のロードマップを公開 L2決済とメインネットの大型アップグレードを計画
TONが2025年上半期のロードマップを発表。L2決済ネットワークの導入とメインネットの「アクセラレータ」アップグレードを含む様々な開発計画について説明した。
13:05
仮想通貨支持のベセント氏が正式に米財務長官に 上院が承認
米上院がトランプ政権の財務長官としてベセント氏を承認した。仮想通貨に好意的な姿勢を示す一方、CBDCには反対の立場を表明する人物だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧