はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「仮想通貨知識の有無で運用実績に大きな差」日銀事務局・金融リテラシー調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨に対する理解力が投資運用実績に直結
日銀・金融広報中央委員会の大規模調査によると、調査対象18~79歳の25000人の内、仮想通貨を入手したことがある人は7.8%。仮想通貨に詳しいと回答した層の利益が出た割合39.8%、損失割合21.4%に対し、詳しくない層の利益割合は14.1%に減少した。

仮想通貨に対する理解力が投資運用実績に直結

金融広報中央委員会の金融リテラシー調査(2019年)によれば、仮想通貨(暗号資産)を入手したことがある人は全体の7.8%。そのうち30代以下が46.8%を占めた。

「金融広報中央委員会」とは、日本銀行情報サービス局内に事務局のある、金融に関する様々な啓蒙活動などを行っている団体だ。金融リテラシー調査は、18歳以上の個人の金融リテラシー(お金の知識・判断力)の現状把握を目的とする大規模調査だ。

金融リテラシー調査

調査結果では、「暗号資産を入手したことがある人は全体の7.8%。そのうち30代以下が46.8%を占めた。」と報告。暗号資産を入手したことがある人は、入手したことがない人に比べて投資への意欲が高めであるほか、投資のリスクを相応に認識しているとの結果を示した。

また、暗号資産を入手したことがある人に暗号資産の知識の有無は、よく理解することなく入手している人(「あまり理解していなかった」と「理解していなかった」の合計)は、入手者の41.4%であった。

運用実績に大きな差

なお運用実績では、暗号資産に関する理解度によって成績に大きな違いが生じている。

金融リテラシー調査

「暗号資産について、人に教えられるくらい詳しく理解していた」と回答した、いわゆる金融リテラシーの高い層の「仮想通貨の投資運用成績」が

  • 利益が出た:39.8%
  • 損失が出た:21.4%

だったのに対し、

「ある程度は理解していた/あまり理解していなかった/理解していなかった」とした初心者層の場合、

  • 利益が出た:14.1%
  • 損失が出た:31.2%

となった。

調査は、金融リテラシー・マップの各分野における①金融知識・判断力と②行動特性・考え方等に関する設問から構成される。お手軽版の「金融リテラシークイズ」はこちら

今回の調査は、金融広報中央委員会として、より効果的かつ効率的な活動を実施していくための基礎情報を収集することを目的としている。

CoinPostの関連記事

Facebookが主導する仮想通貨リブラに対応するサードパーティウォレットが発表
仮想通貨「リブラ」に対応する第一号サードパーティウォレットが発表された。「非カストディ」のウォレットで対応予定で、FinCENの規制準拠の面などで優位性もある。
日銀の黒田総裁、米フェイスブックの仮想通貨(暗号資産)プロジェクト「リブラ」に言及
日銀・金融政策決定会合の結果を踏まえた記者会見で、日銀の黒田総裁が、フェイスブックの仮想通貨プロジェクト「リブラ」とビットコイン(BTC)などの暗号資産の現状について、記者の質問に答えた。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/24 土曜日
13:50
コミュニティ投票を提案 Sui上DEX「Cetus」の230億円盗難資金返還に向けて
Sui上のDEX Cetusが2.2億ドル仮想通貨盗難で6000万ドル回収に国際捜査連携、1億6200万ドル凍結資金の返還についてSuiコミュニティ投票を提案。
13:20
ステーブルコインが2兆ドル規模の米国債需要を創出可能=米財務長官
ベッセント米財務長官がステーブルコイン推進により2兆ドルの米国債需要が創出されると予測した。また、トランプ政権の関税交渉の行方についても見解を示している。
11:35
ビットコイン下落でストラテジー株が7.5%安、メタプラネットは一時ストップ安
トランプ大統領の関税発言を受けビットコインし関連企業の株価にも飛び火。一方、安全資産の金は大幅反発。
10:25
ビットコイン、史上最高値更新も大口売り圧力は限定的か=アナリスト
仮想通貨ビットコイン史上最高値更新中、Cryptoquantアナリストが大口投資家動向を分析。取引所流入3億ドルと低水準維持。MVRV比率の乖離現象で市場構造変化を指摘。
09:45
今回のビットコイン強気相場は機関投資家主導、個人からクジラへ移行=Matrixport
仮想通貨ビットコイン上昇を主導する層が個人投資家から機関投資家に移行しているとMatrixportが分析した。企業のビットコイン財務戦略採用で市場構造が変化していると述べる。
09:15
CZ、トランプ一族のWLFIとの関係に関するWSJ報道に反論
トランプ家の仮想通貨プロジェクトWLFIのフィクサーではないと、バイナンス前CEOのCZ氏がWSJの報道内容に反論した。これまでの経緯も明かしている。
08:20
ハイパーリキッドのHYPEトークン最高値更新、OIが90億ドル突破
仮想通貨分散型取引所HyperliquidのHYPEトークンが史上最高値37.24ドルを記録。オープンインタレスト93億ドル突破と大口10億ドルロングポジション構築が価格急騰を後押し。
07:32
スウェーデンのH100グループ、同国上場企業初のビットコイン戦略開始
スウェーデンのH100 Group ABが50万ドルで4.39ビットコインを購入し、同国初の上場企業による仮想通貨準備金戦略を開始。議会の国家ビットコイン準備金提案と同時期の動向として注目。
06:35
米セムラー、455ビットコインを追加購入
米ナスダック上場の医療技術企業セムラー・サイエンティフィックが仮想通貨ビットコインを455BTC追加購入し総保有数4264BTCに。一方で株主代表訴訟の可能性も浮上。
06:15
ビットコイン・イーサリアム・XRP反落、トランプのEU・アップル関税発言を受け
トランプ大統領がEU輸入品50%関税とアップル25%関税を発表後、仮想通貨ビットコインが11万ドルから10万8400ドルに急落。仮想通貨市場で2億ドル超の清算発生。
05/23 金曜日
18:05
ビットコインは今後どうなる?2025年の価格展望・注目材料
2025年5月、仮想通貨ビットコインは11万ドルに到達。今後どうなるのか?価格上昇を支える5つの注目材料と専門家の予測を解説します。
13:50
セイラー率いるストラテジー社のビットコイン戦略を徹底分析=VanEck
資産運用大手VanEckがストラテジー社(MSTR)のビットコイン戦略を分析。レバレッジをかけたBTC投資商品として評価し、プレミアム発生理由と主要リスクを解説した。
13:25
政府・日銀、デジタル円に関する第2次中間整理を公表 プライバシー保護と民間決済との共存策を検討
政府・日銀、CBDC第2次中間整理を発表。日銀が個人情報を扱わない「二層構造」でプライバシー保護を。民間決済手段との共存や相互運用性向上に向けた具体的検討結果をまとめた。
13:00
『ビットコインピザの日』15周年 ATH更新も長期保有者の利益確定は減少=データ
仮想通貨ビットコインは初取引を記念するピザ・デー15周年を迎え史上最高値を記録した。一方で、長期保有者の利益確定は昨年12月比で大幅減少している。
12:08
ビットコイン11万ドル台で推移、個人投資家の出遅れシグナルは持続性を示唆
ビットコインは11万ドル超の最高値圏で推移。ムーディーズによる米国債格下げを受け、ヘッジ手段としてのBTC需要が急増した。一方、SECはXRP・ライトコインETFの承認判断を8月に延期している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧