はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨イーサリアム共同創設者ヴィタリックが「ビットコインキャッシュ・チェーン」導入を推薦した理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブテリン氏が新提案
仮想通貨イーサリアムが慢性的に抱えるスケーラビリティ問題の解決策として、ヴィタリック・ブテリン氏がビットコインキャッシュ(BCH)のブロックチェーンの利用・統合を提起した。

ブテリン氏が新提案

イーサリアムのスケーラビリティ問題を一時的に解決する方法として、イーサリアム共同設立者のヴィタリック・ブテリン氏はビットコインキャッシュ(BCH)のブロックチェーンの利用を提案した。

現在のイーサリアム(イーサリアム1.0)は、スケーラビリティ問題などの解決を目標に、イーサリアム2.0(セレニティ)への移行に向け開発を進めているが、イーサリアム2.0では、コンセンサス・アルゴリズムが「PoS」へと移行するなど大きな変更点が複数存在している。

そのため、開発期間の長期化が予想される中でブテリン氏は、今回の提案を行なった。

数あるブロックチェーンの中で、ビットコインキャッシュのチェーンの利用を提起した理由として、以下の要項が記されている。

  • データ処理能力が優れる点(BCH = 53,333 byte/s、ETH = 〜8,000 byte/s)
  • 安い手数料
  • BCHのブロックをイーサリアム内で処理する機能が既に存在している点:btcrelay.org
  • 手数料を支払う限りBCHコミュニティ側は、BCHのチェーンの利用を承諾する見込みが高いこと。

ブテリン氏は、この提案が想定通り機能した場合、スケーラビリティの改善だけではなく、二重支払いの防止などにも有効になるとしている。

ただ同技術の導入が複雑で困難な可能性にも触れ、その場合、イーサリアム2.0のバーチャルマシンが導入されるまでは、10分のブロックタイム(一つのブロックにかかる採掘時間)でも可能なように何らかの対処を行わなければならないと語った。

一方で、BCHではなくイーサリアムクラシックの利用でも可能とはしたものの、一つのブロックを採掘するためにかかる時間が10分と長く要することや、スケーラビリティがBCHより劣ることを欠点として挙げ、BCHの提案に踏み切ったと言及している。

この提案に対してコミュニティから様々な意見が見られるが、懸念点としてBCHのチェーンがハッキングされた場合にイーサリアムのデータはどうなるのか、といったものがある。

この提案が採用されるか否かは分からないが、コミュニティ内外からの関心は高まっている。

BCHの価格が急反発

ビットコインキャッシュ(取引所によってはABCとも)はブテリン氏の提案を受け、価格の急上昇を見せ、前日比11%以上の上昇を記録した。

CoinPostの注目記事

仮想通貨イーサリアム、「セレニティ」に向けた最終フェーズへ
仮想通貨イーサリアム2.0(セレニティ)のローンチに向け、コードフリーズ段階に入ったと公表された。新たなコンセンサス・アルゴリズムPoSへと遷移を伴うローンチ予定日(2020年1月3日)に向け、最終段階に突入した。
仮想通貨イーサリアム1.0の新規発行量、2021年までに10分の1に削減か
イーサリアム2.0調査員のDrake氏は、2021年までにイーサリアム1.0における新規ETH発行量を削減する可能性を示唆。その削減までのロードマップも明らかとした。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/04 木曜日
07:35
DeFi保険サービス「Firelight」、XRPのステーキング機能をローンチ
DeFiの保険サービスを開発するFirelightは、Firelight Protocolをローンチ。まずは仮想通貨XRPをステーキングできる機能を提供する。
07:00
イーサリアム「フサカ」実装完了、レイヤー2取引手数料削減
仮想通貨イーサリアムの「フサカ」アップグレードが実施された。PeerDAS技術の導入によりバリデーターの処理負担が軽減され、レイヤー2の取引速度向上と手数料削減が実現。次期アップグレード「グラムステルダム」の準備も進行中だ。
06:35
フランクリン・テンプルトンもソラナETFを上場、ステーキング報酬を付与
米大手資産運用会社フランクリン・テンプルトンがソラナETFをNYSEアーカに上場した。最大100%のステーキングで報酬を付与。コインベースが管理を担当。
06:10
ソラナスマホの独自仮想通貨「SKR」、来年1月発行予定 30%がエアドロップに
スマホ製造のソラナ・モバイルがネイティブトークンSKRを2026年1月に発行すると発表した。ローンチ時に30%がエアドロップされる。
05:45
ストラテジーがMSCI指数残留へ協議、ドル準備金確保は弱気相場への備え
ストラテジーのセイラー会長は指数プロバイダーMSCIとの協議を認めた。同社は14.4億ドルの米ドル準備金を確保しており、クリプトクアントはビットコインの長期的な下落に備えた戦術的転換と分析。
12/03 水曜日
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧