はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米経済誌フォーブス:スマートコントラクトや独自トークン発行機能を備える「Civil」と協業開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Forbesが分散型ジャーナリズム・プラットフォームCivilと協業
Civil共同創業者Matt Coolidge氏がForbesとの協業を表明した。Forbesは既存記事のサンプルをCivilに移しており、今後は共同で実験的な試みを行う。最終的には、全ての記事データを移す用意があるという。
Civilの目指す報道のエコシステムとは
Civilはブロックチェーンを活用したプラットフォームで、スマートコントラクトや独自トークンCVLの発行機能を備える。 読者、ライター、編集者など利害関係の異なる人々が自身の経済的動機を持って参加することで、公正な報道のエコシステムを構築できるという。
スマートコントラクトとは
日本語で「賢い契約」のこと。 主にイーサリアムプラットフォーム上で使用されており、ブロックチェーンの記録だけで、自動契約・債務履行まで行うことができる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Forbes誌が分散型ジャーナリズム・プラットフォームCivilと協業

ビジネス誌の発行やウェブメディアの運営を行うForbesと、分散型ジャーナリズム・プラットフォームCivilが協業を行うことをCivil共同創業者Matt Coolidge氏が表明した。

Forbesは、既存の記事サンプルをCivilの提供するプラットフォームへ移しており、また今後、読者エンゲージメントに関する実験的な試みをCivilと共に行っていく

先日、AP通信もCivilとの協業を発表したが、多くの企業が自身のサプライチェーンにブロックチェーン技術を導入するのを尻込みする中、100年以上の歴史を誇るForbesは、非常に挑戦的な姿勢を持っていると言える。

Forbesの製品・技術シニアバイスプレジデントSalah Zalatimo氏は、

「何が読者にとって最大利益となるのか、報道産業に今後何が起こるのかを判断できるように、Forbesは絶え間ない実験と導入に注力し続けている。」

「ForbesとCivilは同じジャーナリズムのミッションに熱意を持っており、これまでにない透明性を備えたコンテンツを読者にお届けする。また、ライターの守備範囲を拡げ、次第に新たなレベニューチャネルを開拓することもできるだろう。」

と述べている。

新サービスの提供時期

この試みは、ForbesがCivilの分散型ジャーナリズム・プラットフォーム上で記事を公開する形で来年にも始まる予定で、協業が上手くいけば、Forbesは全記事のメタデータをCivilプラットフォームへ載せ替える用意があるということになる。

Zalatimo氏は、

「Civilのエコシステム構築に関与し、私たち独自のビジネスモデルを形作る機会を得ることができた。」

と語っている。

Civilが目指す報道のエコシステム

Civilは報道の精度・独立性の向上により、「持続可能なジャーナリズム」の実現を目指している。

Civilはブロックチェーンを活用したプラットフォームで、スマートコントラクトや独自トークンCVLの発行機能を備え、トークンを利用することで、読者はジャーナリストを支援したり、不適切なコンテンツには異議を唱えたりするなど、メディア運営に参加できるようになる。

また一方で、ジャーナリストが編集チームを組織することも可能だ。

執筆者や編集者、ファクトチェッカーなど報道への協力者は、トークンで経済的インセンティブを受け取る。

プラットフォーム上にトークンの経済圏を構築することで、様々な立場の人々がそれぞれ利己的な動機で行動するようになり、その結果として独立性や公平性の保たれた報道環境がもたらされるとされる。

Forbesは、先手を打ってCivilとの協業に踏み込んだことで、ただ必然を待つよりも良いポジションを得ることが出来たようだ。

CoinPostの関連記事

米大手通信社AP通信、ブロックチェーンスタートアップ企業Civilと提携を発表
世界的な通信網を持つ米大手通信社AP通信は、ブロックチェーンスタートアップ企業であるCivil Media Companyと提携したことを発表した。
WTO年次報告書、仮想通貨とブロックチェーンの影響を掲載|リップル社の将来性などを評価
236ページに及ぶ「世界貿易報告書」は、ビットコインやイーサリアム、アイオタといった仮想通貨に加え、リップル社の将来性を高く評価。デジタル技術が今後15年の世界貿易にどのような影響を与えるか分析した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧