はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインはサポート割れで大幅下落、リップルやイーサリアムなど主要アルトも全面安|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●ビットコインは複数ラインのサポレジ転換も相場の重しに

●2017年の仮想通貨バブルから見る、海外アナリストの価格大幅調整論とは

金融市場と仮想通貨

23日の東京株式市場は、前日比132円安の2万1151円に。

米トランプ政権による中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に関する、事実上の輸出禁止規制などの制裁措置を懸念した影響で半導体銘柄を中心に売りが先行した。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、ビットコイン市場反落の影響もあり、国内大手取引所を運営するリミックス<3825>が前日比11%安と大幅下落。セレスやフィスコなども続落した。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル分析

23日の仮想通貨市場は、短期間に急騰した反動で全面安に。今月1日時点で58.5万円だったBTC価格(bitFlyer)は、わずか2週間足らず(14日時点)で91.5万円に到達するなど、30万円幅以上の上昇を記録していた。

ビットコインは昨日20時頃、85.5万円の支持線からショートカバーを伴うようにして3万円幅ほど急反発。しかし上値は重く、サポレジ転換したトレンドライン(橙)に阻まれるようにして、88.5万円から上を見ることはなく、再び下落に転じた。(①)

その後、強めのリバウンドを挟みながら中期トレンドラインを底割れた(②)ほか、巨大なダブルトップを示唆するなど現状は売り目線が優勢にあるが、18:00頃に観測された計1000BTC級のロスカットに伴う急落後のリバウンド(③)により、下位足でスパイクボトムの形状を見せたことで反発を見せている。

bitFlyer Lightning

このまま90万台円の高値圏まで全戻しとなるのか、一時的な反発に留まり、さらなる急落に誘われるのかは定かではないが、昨晩のように急激な価格変動で焼かれるリスクもあるため、エントリーとイグジットのタイミングには注意が必要だ。直近最安値を底割れた場合、17〜19日にかけて揉んだ価格帯である78〜82万円、心理的節目の7000ドル(77万円)で下げ止まるかどうか(④)が注目される。

2017年バブル相場再来のために

本日の全体相場の大幅調整について、海外アナリストらの予想が的中していたことが分かった。人気アナリストJosh Rager氏もその1人だ。昨日ビットコインはこれから-30%ほどの大幅調整するのではないかと分析していた。

歴史的に見ても、次の最高値(ATH)をつけるまで、幾度となく大幅調整を挟むのではないか。2017年のバブル相場では、30%以上の大幅調整が9回も見られた。これから買い戻す機会はいくらでもある。

ビットコインは、過去30日間で5100ドルから8000ドル台まで急騰し、3000ドル(33万円)の値上がり幅で+60%の騰落率を記録した。しかし上図が示すように、ビットコインは短期的に急騰した場合、20%〜30%の大幅調整を挟むなど乱高下しながら上昇してきた歴史がある。

ただし、大幅調整があっても6,000ドル(66万円)まで落ちないのではないかと多くの専門家は見ている。その理由は、ビットコイン検索数など仮想通貨氷河期とは異なる”関心の高まり”にあるだろう。著名アナリストAlex Kruger氏も、7000ドル(77万円)を下回った場合でも、いくつかの堅いサポートラインがあると分析した。

Kruger氏の分析ではサポートラインに、7600ドル(83万円)、7200ドル、6800ドル、6400ドル、6200ドル、6000ドル、5750〜5500ドル、5000ドルと設定。一方、レジスタンスラインは、8400〜8500ドル、10000ドル、11500〜11750ドル、13000ドル、15000ドル、17400ドル、最高値の20000ドルで、これ以上はムーンするという水準があるという。

Kruger氏は21日時点で、ビットコインが7600ドル(83万円)を割れた場合に、短期下落相場になり得るとの見解を示していた。

ほかにも、中・長期的な大相場のためには、大幅調整が必要な要素と見るアナリストは散見される。

米国の仮想通貨投資運用ファンドのモルガン・クリーク・デジタルCEO、Mark Yusko氏は、米経済番組「Fast Money」にて、ビットコインがリスク回避のための資産として優れていると述べた。

Yusko氏は、年初来から100%以上の上昇を見せているビットコインに対して、米株式市場の代表的な株価指数である「S&P」は15%程度の上昇しか見せていないと指摘。

ビットコインの年初来騰落率を比較すると、S&Pを遥かに上回っている。このようなリターン率をもって、大手大学のエンダウメントなどがその1%の資産をビットコインで運用すれば、過去5年間で見ると9.2%のリターンが生まれていたという。

CoinPostの関連記事

今春のビットコイン市場を受けて仮想通貨デリバティブが絶好調、BitMEXでも過去最高出来高を記録
4月からの相場高騰の好影響により、デリバティブの出来高が好調な推移を見せている。各取引所で過去最高の出来高を記録しており、将来的な機関投資家の参入促進にも期待が高まっている。
ビットコインは売り方の防衛ラインを抜けきれず、Finder調査では6月5500ドルの弱気予想も|仮想通貨市況
上値の重い仮想通貨ビットコイン、直近相場の大幅上昇要因に「アルゴ取引」の取引高増加を見る専門家も。オクスフォード大学系列ビジネス教授は6月に5500ドル〜6000ドルの弱気予想を示した。

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/09 火曜日
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
10:22
マイケル・セイラー氏、国家主導のビットコイン銀行システムを提案
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアブダビで、ビットコイン担保型の高利回りデジタル銀行システムを各国政府に提案。20兆〜50兆ドルの資本流入を見込むが、価格変動性への懸念も。中東の全政府系ファンドと会談を実施。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約47億円規模の自社株買い実施へ
仮想通貨ハイパーリキッドの財務企業ハイパーリキッド・ストラテジーズは、最大約47億円規模の自社株買いを実施すると発表。延期や中止の可能性もあるが最大で12カ月間実施する計画である。
09:40
アルゼンチン中銀、民間銀行による仮想通貨取引の解禁を検討か=報道
ビットコイン支持のミレイ政権下で、アルゼンチン中央銀行が民間銀行による仮想通貨取引サービスの許可を検討中だと伝えられる。実現すれば普及が促進される可能性もある。
09:35
UAE初、イスラム系銀行ルヤがビットコイン投資サービスを開始
UAE拠点のイスラム銀行ルヤが8日、仮想通貨インフラプロバイダーのフューズと提携し、モバイルアプリを通じてビットコイン投資サービスを開始した。イスラム系銀行として初めて顧客にBTCの売買を可能にする。
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
07:15
仮想通貨投資商品、先週は1110億円超の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週の資金フローは約1,116億円の純流入だったと報告。ビットコイン、XRP、チェーンリンクの投資商品の需要が高かった。
07:02
ビットコイン担保をデリバティブ市場で使用、米CFTCがトークン化パイロットプログラムを開始
米CFTCがビットコイン、イーサリアム、USDCなどのデジタル資産をデリバティブ市場で担保として使用するパイロットプログラムを開始した。トークン化担保に関する新たなガイダンスも発行している。
06:25
ストラテジーが約1500億円でビットコイン押し目買い、7月以来の規模に
マイケル・セイラー率いるストラテジーが先週約10億ドルで10624BTCを追加購入した。7月以来の大口購入となった。
06:02
リップルの780億円資金調達、異例の年10%リターン保証で株式売却 投資家ヘッジに応じて=報道
ブルームバーグによると、リップルが11月に実施した5億ドルの株式売却で、投資家に3〜4年後に最低10%の年間リターン保証で未上場株式を売却する権利を提供していた。企業価値は400億ドルと評価されている。
05:35
ブラックロックもステーキング商品提供へ、イーサリアム現物ETFで
世界最大の資産運用会社ブラックロックがステーキング機能を備えたイーサリアムETFの登録届出書をSECに提出した。グレースケールやフィデリティなど他の発行体も仮想通貨ETFにステーキング機能を追加している。
12/08 月曜日
16:57
マクロン仏大統領、米仮想通貨規制緩和に警鐘 「金融不安定化のリスク」と指摘
フランスのマクロン大統領が米国のステーブルコイン規制緩和について警告を発し、金融不安定化のリスクを指摘。欧州中央銀行に金融政策の見直しを求め、欧州の金融主権維持を主張。ステーブルコイン市場は3000億ドル超に急拡大。
16:42
決済データDePINのSyFu、Finverseと提携しアジア5カ国のオープンバンキング展開へ
決済データ活用プロジェクトSyFuが、オープンバンキングプラットフォームFinverseと提携。香港、シンガポールなどアジア5カ国の約40金融機関と接続し、日常の支払いデータをトークンやNFTに変換できる仕組みを構築。欧州とアジアで世界規模のネットワークを確立。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧