はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインが逃避資産として優れている理由 米仮想通貨投資ファンドCEOが解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米投資ファンドCEO、ビットコインの優位性を説明
米国の仮想通貨投資運用ファンドのCEOであるMark YuskoがCNBCの経済番組にてビットコインが一般的な金融商品より優れている要因を解説。ビットコインが逃避資産として着目される理由とは。

ビットコインの優位性

米国の仮想通貨投資運用ファンドのモルガン・クリーク・デジタル社のCEOであるMark Yusko氏が米CNBCの経済番組「Fast Money」にてビットコインがリスク逃避のための資産として優れていると述べた。

現在、米中貿易摩擦などで大きく揺れる金融市場に対してビットコインが優れている点を仮想通貨への投資に定評のあるMark Yusko氏が3つ挙げた。

・年初来からの上昇率

・相関性が低い

・分散投資として最適

Yusko氏は年初来から100%以上の上昇を見せているビットコインに対して、株式市場において重要な指標とされるS&Pは15%程度の上昇しか見せていないと発言。

本日のビットコイン価格は現在88万円ラインを下回った水準で取引されているが、年初来の騰落率を比較するとビットコインはそれでも+101%、S&Pは13.9%の上昇を見せている。

出典:TradingView

さらにこのような価格の上昇率に加え、Yusko氏はビットコインが一般的な株式などの資産と相関性が低いこともビットコインの特徴であると指摘。そのため、投資資産を分散してリスクを最小限に抑える「リスクヘッジ」という投資手法に適しているとも述べた。

ビットコインがその他の資産と相関性が低いことは以前からも様々な専門家が指摘してきた。今年1月に仮想通貨メディアCryptoSlateが米株式市場とBTC価格を分析した結果、2つの金融指標において相関性が確認されていなかった

リスクヘッジでは一般的に多種多様な業界へ分散投資することで万が一の急落時の資産減少を抑えるものだが、ボラティリティの高く上げ幅で期待のできるビットコインを含むことでポートフォリオの多様化(Diversification)が望めるとYusko氏は言う。

米CNBCの仮想通貨投資アナリストのブライアンケリー氏もポートフォリオの2-5%をビットコインに投資することを推奨しているほか、米国の大手仮想通貨投資運用ファンドのGenesis Trading社のマイケル・モロ氏もコインポストの取材に対して「投資資産の1%までをビットコインに当てるべき」と言及していた。

ビットコインは最近91万円の価格帯に3度挑んでいるものの、突破できていない。しかし長期的にはビットコインのマイニング半減期が1年以内に迫ってきたことで1、2年のスパンで見ると上昇トレンドが専門家の間では示唆されている。今後もビットコインが株式や債権など他の資産とどのように異なる動きを見せるか、注目していきたい。

CoinPost関連記事

4年ぶりの最重要ファンダ「ビットコイン半減期」まで残り1年、仮想通貨市場への影響を探る
2020年5月頃に見込まれるビットコイン半減期。2016年以来、4年ぶりの”最重要ファンダ”が仮想通貨市場に与える影響と、海外専門家の見解など今後の展望を解説。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
17:47
ギャラクシー・デジタル、ポリマーケットとカルシで流動性提供を検討=ブルームバーグ
仮想通貨投資大手ギャラクシー・デジタルが予測市場プラットフォームのポリマーケットとカルシでマーケットメイカーとして流動性提供を検討。既に小規模実験を開始しており、機関投資家の参入で市場の成熟が加速する可能性。
17:39
ビットコイン急落の背景は ETF・DAT・ステーブルコインの3大需要が逆転=NYDIGレポート
NYDIGは最新レポートでビットコイン急落の本質を明らかにした。ETF資金流出、DAT企業のプレミアム崩壊、ステーブルコイン供給減少という3大需要源の反転により、強気サイクルを支えた自己強化型ループが破綻したことが大きく影響している。
17:34
ソラナとXRPのETFが好調 資金フローの明暗が鮮明に
ビットコイン・イーサリアムETFが週次で大幅流出する一方、ソラナとXRPの現物ETFは資金流入を維持。20日連続流入のSOLや週次トップのXRPなど、資金フローの明暗を比較する。
17:05
CMEグループ、仮想通貨先物・オプション取引高が過去最高を更新
CMEグループが11月21日に暗号資産先物・オプション取引で過去最高の79万4,903件を記録。年初来の平均取引高は前年比132%増となり、機関投資家の参入拡大と市場成熟を示す。
15:38
SEC、Fuseエナジートークンを証券非該当と判断 実用型トークンに新たな道筋
SECが英Fuse Energyの実用型トークンを証券非該当と判断し、ノーアクションレターを発行。DePIN分野の規制明確化が進む中、市場規模は190億ドル(約2.9兆円)に達し、前年比270%の急成長を記録。
13:54
「プレミアムで取引されるデジタル資産トレジャリー企業は少数に」ビットワイズ見解
ビットワイズCIOがビットコインなどを保有するDAT企業の今後を分析した。プレミアムを維持できるのは一部のみで、多くはディスカウント価格で取引されると予想している。
12:13
中国、ビットコインマイニング世界3位に復活か シェアの14%を占める=ロイター
ロイター通信によると、中国のビットコインマイニングシェアが2021年の全面禁止後に約14%まで回復し、世界第3位に返り咲いた。新疆や四川で余剰電力を活用した地下採掘活動が活発化。
12:01
JPモルガン、仮想通貨企業CEOの口座閉鎖か 「チョークポイント2.0」と波紋を呼ぶ
ビットコイン決済アプリStrikeのCEOがJPモルガンの口座を閉鎖されたと訴えている。仮想通貨業界への銀行サービス拒否が続いている可能性が浮上し波紋を呼んでいる。
11:44
グレイスケール、XRP・ドージコインETFを上場開始 管理手数料は初期免除
グレイスケールがXRP・ドージコイン現物ETFを11月24日にNYSE Arcaで上場開始。管理手数料0.35%、初回3カ月間または10億ドル到達まで無料。米国初の純粋なドージコイン現物ETFとして、キャナリー・キャピタル、ビットワイズに続く市場参入。アルトコインETF市場が急拡大中。
11:35
米ビットコイン現物ETF、4週連続で資金が純流出
米上場の仮想通貨ビットコインの現物ETFは、先週の資金フローが約1,914億円の純流出だった。これで週次としては4週間連続で純流出となったが、ポジティブな見方も上がっている。
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧