はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル社Hyperledger事業参入|価値のインターネット実現へ大きな一歩

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップルがHyperledger事業参入
Linux Foundation に支援されているオープンソースの取り組みであるハイパーレジャー事業に、リップル社が参入。ハイパーレジャーと リップル社の提携によって、世界中のソフトウェア開発者は、企業向けにJAVAで インターレジャープロトコル(ILP) にアクセスすることができるようになります。

3月28日のプレスリリースによると、Linux Foundation に支援されているオープンソースの取り組みであるハイパーレジャー( Hyperledger ) 事業に、リップル社をはじめとする14の企業、団体が新たに参加することになりました。

Hyperledgerとは

ブロックチェーン技術を仮想通貨業界に留まらず、各方面で最大限活用することを目的とした「ブロックチェーン技術の推進コミュニティー」のこと。

Linux Foundationが中心となり、グローバルレベルで共同検証が実施されている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ハイパーレジャーは、産業横断的なブロックチェーン技術の利用推進のために創られた共同事業体ですが、その取り組んでいる分野は、金融、銀行、モノのインターネット、製造業、サプライチェーンからテクノロジーまでと幅広く、世界規模の有力企業が参加しています。

リップル社のCTO Stefan Thomas氏は、声明の中で、ハイパーレジャーと リップル社の提携によって、世界中のソフトウェア開発者は、企業向けにJAVAで インターレジャープロトコル(ILP) にアクセスすることができるようになると 述べました。

これまで、リップル社のインターレジャープロトコルは、JavaScript上でしか 作動しませんでしたが、昨年、同社は、日本のシステムインテグレーション企業 NTTデータと共同で、JAVAをプログラミング言語として含めるプロトコル改変を行いました。

両社は、このJAVA上で作動するインターレジャープロトコルを ハイパーレジャーに提供し、それが正式に受け入れられ、現在「ハイパーレジャー キルト(Hyperledger Quilt )」という名前で呼ばれています。

さらに、 Thomas氏は、

ハイパーレジャー キルトは、ハイパーレジャーブロックチェーンと、その他のILP対応の決済システムである XRPレジャー、イーサリアム、 ビットコイン、ライトコイン、Mojaloop、RippleNetなどを接続しますが、これはまさに、私たちがビジョンに掲げる、お金が情報のように駆け巡る、『価値のインターネット』を実現させることを一歩前へ進めることに 他なりません。

と述べ、リップル社のハイパーレジャー事業参加の意義を高く 評価しました。

今日、ハイパーレジャー事業に参加しているのは、25カ国、231の企業、団体となりますが、その中には、信用組合業界向けに特化したブロックチェーン技術を開発、提供しているCPLedger社も含まれています。

ハイパーレジャーの常任理事、Brian Behlendorf氏は、今回の多くの有力企業の ハイパーレジャー事業参加を受けて、次のように述べました。

「多くの産業と地域をまたいだハイパーレジャー の加速度的な成長と普及の ペースは、我々の(ハイパーレジャー)コミュニティと、この事業が築いている 技術の持つ力を明確に示してます。そして、ブロックチェーンがビジネスに与えるインパクトに、世界中が目覚めつつあるという事実を反映しているとも 言えるでしょう。」

ハイパーレジャー共同事業体は今年、三つのブロックチェーンプラットフォーム をプロダクションレベルまで進展させる計画があるのに加え、ブロックチェーン アプリケーション開発の迅速化を図る企業向けのブロックチェーンツールを投入する予定もあり、同事業体にとって、2018年は、多忙で実り多い1年になりそうです。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/15 水曜日
18:50
モブキャストHD、ソラナ投資に5億円を投じる計画
モブキャストHDは暗号資産事業への本格参入を決定し、ソラナ(SOL)購入に向け5億円を投資する計画を発表。ステーキング収益も視野に入れる。
18:30
リップル、南アフリカでカストディ事業強化 金融大手アブサバンクと提携
リップルは南アフリカのアブサ銀行と提携し、アフリカで初の大手カストディパートナーを獲得。デジタル資産の安全な保管と事業拡大を進めます。
17:55
イーサリアムFusakaアップグレード、テストネットSepoliaで有効化 12月メインネット実装へ 
イーサリアムの次期アップグレード「Fusaka」が10月14日、テストネットSepoliaで稼働開始した。PeerDAS技術により処理負担を大幅軽減し、取引速度を最大12,000件/秒まで向上。12月のメインネット実装に向けて段階的にテスト展開中。年内2度目の大型アップグレードでスケーラビリティをさらに強化へ。
17:28
コインチェックグループ、機関投資家向け事業を強化
Coincheck Groupが仏Aploの買収を完了し、国内では事業法人向けクリプト・トレジャリー支援を開始。海外と国内の両面で機関投資家向け事業を拡大する。
17:19
コインベース、インド大手の仮想通貨取引所CoinDCXへ投資 評価額3700億円相当
米暗号資産取引所大手コインベース・グローバルが、インドの暗号資産取引所CoinDCXに追加出資。投資後の企業価値は24.5億ドルと評価される。この出資はCoinDCXが今年7月にハッキング被害に遭った数カ月後。コインベースはインドと中東地域での事業拡大を目指す。
15:00
ブラックロックCEO、資産トークン化を次の成長戦略に 620兆円市場狙う
ブラックロックのラリー・フィンクCEOが、不動産から株式・債券まであらゆる資産のトークン化を次なる成長戦略と位置づけた。世界のデジタルウォレットに保管された約620兆円の資金に着目し、ETFのトークン化を視野に入れている。
14:15
ソルメイトが75億円相当ソラナを購入、キャシー・ウッドのアークが主要株主に
ナスダック上場のソルメイト・インフラストラクチャーがソラナ財団から75億円相当のSOLを15%割引で購入。米大手ヘッジファンドアーク・インベストが11.5%の同社株を保有している。
13:45
バイナンス、仮想通貨の上場費用告発を否定
バイナンスはリミットレス・ラボのヘザリントンCEOがトークン供給量の8%要求を告発したことに対し、虚偽で名誉毀損的だと反論。取引所は上場手数料を請求していないと表明した。
13:20
ニューヨーク市、全米初の自治体仮想通貨専門局を設立
ニューヨーク市のアダムス市長が行政命令に署名し、全米初となる自治体の仮想通貨・ブロックチェーン局を設立した。モイセス・レンドン氏が局長に任命され、責任ある仮想通貨の利用を促進する。
11:40
バイナンス、韓国への再進出なるか 当局がGopax買収で二年半ぶりに審査再開=報道
韓国当局が仮想通貨取引所バイナンスのGopax買収審査を約二年半ぶりに再開したと伝えられる。米国での訴訟取り下げが背景で、今年中の役員変更承認の可能性もある。
11:25
テザー、セルシウス破産管財団に約450億円和解金支払う
ブロックチェーン・リカバリー・インベストメント・コンソーシアム(BRIC)は、テザーがセルシウスネットワークの破産管財団に約450億円を支払ったと発表した。2024年8月に提起した訴訟が和解に至った。
10:40
ウィズダムツリー、ステラ(XLM)ETPを欧州市場で上場
米ウィズダムツリーがステラブロックチェーンのネイティブトークンであるXLMに投資できるETPを欧州で立ち上げた。現物裏付け型で管理報酬は0.50%と欧州最低水準となる。
10:25
米カリフォルニア州、休眠仮想通貨の強制清算を阻止する法案成立
米カリフォルニア州で休眠仮想通貨の自動清算を禁止する法案が成立。現物のまま州政府に移転され所有者は価格上昇時に恩恵を受けられるようになる。
10:20
イーロン、ビットコインのエネルギー基盤構造を評価
イーロン・マスク氏は、仮想通貨ビットコインは法定通貨で見られる増刷による価値低下に耐性があるとの見方をXに投稿。最近はマスク氏がビットコインに言及するのは珍しい。
08:00
S&Pグローバル、チェーンリンク経由でステーブルコイン評価を提供開始
S&Pグローバルがチェーンリンクと提携し、ステーブルコイン安定性評価をブロックチェーン上で提供すると発表した。格付け機関の評価がスマートコントラクトで直接利用可能になるのは業界初となる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧