はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中長期的な下落相場の中、仮想通貨著名人5名はなぜ「強気予想」を崩さないのか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

強気予想の仮想通貨著名人
仮想通貨界内外で実績を残してきた5名の著名人は、中長期的な下落相場にある中でも、仮想通貨相場に対する強気予想を崩していない。それぞれの主張をまとめた。

強気予想の仮想通貨著名人

仮想通貨価格は、2017年に大きな高まりを見せたものの、2018年に入ってから大きな下落を記録し、長らく停滞を続けています。

9月12日に、MV Index Solutionsが提供する主要10通貨の”MVIS CryptoCompare Digital Assets 10 Index”指標は、今年最低値を記録、今年はじめから80%もの下落を見せています。

そして、この-80%という数値は、2000年のドットコムバブル時代のNasdaq Composite Indexの下落率78%を凌駕したことから大きな話題となりました。

海外メディアCOIN INSIDERでは、このように”仮想通貨の冬”とも称される弱気相場が続く中でも、仮想通貨価格の今後の上昇に疑問を持たない5人の著名人の見解をピックアップし、紹介しています。

Digital Currency Group CEO

ベンチャーキャピタリストで、アメリカの仮想通貨関連会社Digital Currency Groupの創業者でもあるBarry Silbert氏は、以前「ビットコインを知る上で重要な8人の人物」でも紹介した仮想通貨業界でも言わずと知れる人物です。

彼は、今年7月にニューヨークで開催されたDelivering Alpha Conferenceにて以下のように、言及しました。

恐らく(ビットコインは)今年の底値をつけただろう。実際私は、先週ビットコインを購入した。

この分散化され、法定通貨ではない資産クラスが、確実に今後も生き残っていくことについて、100%の自信を持っている。

Coinbase CEO

昨年のピーク時に、1日に5万人もの新規登録者がいたことで話題になった世界最大級の仮想通貨取引所CoinbaseのCEOを務めるBrian Armstrong氏も、仮想通貨業界においてポジティブな見解を持つ著名人の1人です。

彼は、仮想通貨価格が異常に上昇している時に、人々は総楽観になり、逆に異常に下落しているときに総悲観になるものだと言及。仮想通貨業界は価格で見るべきではなく、実生活における実用性で捉えるべきであると主張しています。

そして、Armstrong氏は、今月9月に「今後5年のうちに、世界中で10億人にものぼる人々が仮想通貨を使用するようになるだろう」と述べ、過去に以下のような発言もしています。

ここ数年で、仮想通貨価格の乱高下が繰り返される中、私は、弱気相場を楽しむようになってきた。

なぜなら、その弱気相場は、仮想通貨市場に間違った理由で参入してきた人々を淘汰し、人々が価格に気を取られているうちに、自分達が前進するチャンスとなるからだ。私達は、弱気相場で強い基礎を築き、次なる成長時期に備えることになる。

Fundstarat Global Advisors 共同創業者

Tom Lee氏は、CNBCの仮想通貨関連番組にも多く登場し、Coinpostでも最も多く取り上げられる人物の1人です。彼は、ビットコイン価格が2018年末までに2.5万ドル(約280万円)に達すると予想していましたが、先日、その予想を2.2万ドル(約250万円)にまで下方修正しました。

Lee氏は、以前CNBCに対し、ビットコインは歴史的にマイニングコストの2.5倍の額で取引されてきたと主張し、その傾向を考えると、ビットコイン価格が2万ドル(約220万円)で取引されるのは妥当であるとの考えを述べています。

さらに彼は、以前にも「仮想通貨は、今後何十年にも渡って作られていく”ストーリー”であり、私たちは、まだほんの序章を見ているに過ぎない」と語っており、今後の長期的な目線での繁栄を示唆しています。

TenX 共同創業者

ウォレットやデビットカードなども提供する仮想通貨決済プラットフォームTenXを創業したJulian Hosp氏は、ビットコイン価格が2018年末までに6万ドル(約660万円)になると予想しています。

Hosp氏は、過去に以下のように言及しています。

12月にビットコイン価格は、過去最高値の2万ドル(約220万円)を記録した。

私は、2018年にはビットコインは5,000ドル(約55万円)にまで下落した後、6万ドル(約660万円)にまで上昇すると考えている。実際ビットコイン価格はすでに5,000ドル(約55万円)に近い価格帯にまで到達したことから、あとは、6万ドル(約660万円)まで上昇を続けて欲しいものだ。

そして彼は、今後仮想通貨業界において、規制不透明性の払拭など多くの”ポジティブなイベント”が目白押しになると予想しています。

億万長者のベンチャーキャピタリスト

Skypeや、テスラ、ホットメール、SpaceXなどの投資を行なったエンジェル投資家のTim Draper氏も、2018年末までにビットコイン価格が2.5万ドル(約280万円)に達すると予想しており、2020年までには、その10倍の額である25万ドル(約2800万円)に及ぶと強気の予想も出しています。

Draper氏は以前、ビットコインが人々の生活を豊かにしたインターネットよりも大きなイノベーションであると言及し、鉄器時代、ルネサンス、産業革命をも凌ぐ革新であると主張しました。

さらに、「仮想通貨は、今後5〜7年間に、法定通貨をも凌駕する」と語り、「私たちの想像をはるかに超える速度で拡大し、世界全体に普及、影響を及ぼしていく」と予想しています。

このように、仮想通貨業界外でも実績を残してきた著名な人々が、ビットコインの将来性を信じ、2018年末までに大幅な上昇を遂げると考えていることは、注目に値すべきと言えるでしょう。

CoinPostの関連記事

『仮想通貨価格は底を打った』米ウォール街最大の仮想通貨企業CEOが、”ビットコインバブルの再来”を示唆
ニューヨーク最大の仮想通貨企業CEOであり、元ヘッジファンドマネージャーMichael Novogratz氏が、「ビットコイン価格は底に達した」と主張。昨年の価格推移を例に挙げ、仮想通貨が高騰する可能性を示唆した。
決壊するアルトコイン市場:仮想通貨の下落率が18年前の「ITバブル」を上回る
仮想通貨の下落率がドットコムバブルを超える MV Index Solutionsが提供する主...
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/09 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルの770億円調達やジーキャッシュ高騰の背景分析など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
週明けから急落のビットコイン、相場復調の前提条件は?|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場は続落の見通し。AIバブル崩壊や景気後退懸念から1560万円周辺まで下落。ただし短期筋の97%が含み損となっており、下値余地は限定的との指摘も。bitbankアナリストが今後の展望を解説。
11:00
週刊ニュース|金融庁の仮想通貨ETF関連デリバティブ国内提供への見解に高い関心
今週は、暗号資産ETF関連デリバティブの国内提供に対する金融庁の見解、ビットコインの10万ドル割れ、仮想通貨の最新市場分析に関する記事が関心を集めた。
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。
11:20
ストラテジー、STRE優先株を1株80ユーロで価格設定 1100億円調達予定
ストラテジーが10%利回りのSTRE優先株を1株80ユーロで発行し、7億1500万ドルを調達する予定。当初計画の2倍超となる775万株を発行し、資金はビットコイン取得に充てられる見込みだ。
10:12
ビットコイン再び10万ドル割れ、USDXデペッグがDeFiに波及し信用不安広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日以来、再び一時10万ドルを割り込んだ。ステーブルコイン「USDX」の担保不足によるデペッグ(乖離)が複数のDeFiプロトコルに波及し、市場全体に信用不安を広げた。
09:50
トランプメディア、第3四半期に84億円の赤字、保有ビットコインの価値は73億円減
トランプメディアが第3四半期に5480万ドルの純損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。保有ビットコインの価値は4800万ドル減少したが、オプション収入で1530万ドルを獲得。
09:35
カザフ、最大10億ドルの仮想通貨準備基金設立へ 2026年初頭立ち上げ予定
カザフスタンが最大10億ドル規模の国家仮想通貨準備基金を2026年初頭までに設立する。押収資産と国営マイニング収益を原資としてETFや関連企業に投資する方針だ。
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。
07:10
米FRB理事がドルステーブルコイン市場の成長を評価、一方で合成型USDXは大幅デペグで0.6ドルに
米FRBのミラン理事がドル連動型ステーブルコインを巨大な成長分野と評価した。一方で合成型ステーブルコインUSDXが大幅デペグを起こしバランサー攻撃の影響で連鎖的な危機が広がっている。
06:20
コインベース、Asterなど上場検討
米大手仮想通貨取引所コインベースが複数の銘柄を同社の上場ロードマップに新たに追加した。
05:55
ジーキャッシュ連日高騰、時価総額100億ドル突破 1カ月で約4倍上昇
プライバシー仮想通貨Zcashが過去1カ月で3倍上昇し時価総額100億ドルを突破。アーサー・ヘイズ氏らの支持やグレースケール関連商品の人気拡大が上昇を後押ししている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧