- Tom Lee氏のアンケート結果は強気を示す
- Fundstratの代表Tom Lee氏が、Twitter(5.7万フォロワー)上で実施したアンケートで、海外投資家による2019年末のビットコイン価格予想、今後1年間で最も高騰する仮想通貨予想などが判明した。
アメリカ投資戦略企業Fundstrat Global Advisorsの共同創業者のTom Lee氏は9月30日から10月2日にかけて、自身のツイッター上にいる大勢のフォロワーに向け、6つの【仮想通貨アンケート】を行っている。
その結果を以下の通り。(※10月1日の中間結果)
- 【1. 最も仮想通貨相場を左右するマクロ要素は?】
- 35%:中央銀行
- 28%:新興市場
- 18%:USD
- 19%:地政学
中国中央銀行による国内の仮想通貨取引全面禁止政策は、当時のビットコイン相場に大きな影響を及ぼしたが、最近では、仮想通貨に対して、韓国の中央銀行をはじめ、主要経済国の中銀は基本慎重な姿勢を見せている
- 【2. 経済低迷期に仮想通貨の価格は上昇するか?】
- 58%:上がると思う
- 42%:上がると思わない
この点について、ビットコインの誕生がリーマン・ショックの翌年である2009年であったため、ビットコイン普及後に経済低迷期を経験したことがなく、判断するには材料が乏しいと思われる。また、「デジタル・ゴールド」とされるビットコインだが、リスクオフ資産として買われやすい「ゴールド」の価格は2008年以来およそ30%下落している。
- 【3. ビットコインはいつが底か】
- 24%:18年末までに
- 18%:19年3月に
- 13%:19年下半期に
- 45%:すでに底を突いた
ビットコインの底値(今年の底値5,743ドル)に関して、Lee氏だけでなく、仮想通貨大手企業Galaxy Digital Investmentの代表者のNovogratz氏もビットコインはすでに底に達し、これから大きな反発を見せる可能性が高いと主張している。
一方で、大手取引所BitMEXのCEOであるArthur Hayes氏は、急激な高騰が始まる前に、5,000ドルまで下落すると言及した。
- 【4. 2019年末のビットコイン価格は?】
- 13%:6999ドル以下
- 20%:7000ドル〜1万ドル
- 25%:1万ドル〜1.5万ドル
- 42%:1.5万ドル以上
- 【5. 今後1年間で最も高騰する仮想通貨トークンは?】
- 32%:ビットコイン(BTC)
- 16%:イーサリアム(ETH)
- 9%:イオス(EOS)
- 43%:リップル(XRP)
約2週間前から、「SWELL」など連日の好ファンダにより、XRPを中心に高騰を見せている
- 【6. 最も投資理論にかなわない通貨トークンは?】
- 17%:ビットコイン(BTC)
- 31%:リップル(XRP)
- 33%:トロン(TRON)
- 19%:イーサリアムクラシック(ETC)
なおトム・リー氏は、ビットコイン価格が2018年末までには2.5万ドル(≒284万円)に到達すると強気予想している。