はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

世界最大級会計企業の最新調査「ブロックチェーンは実用段階に」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ブロックチェーンは「実戦」へ
世界有数の会計企業「デロイトトマーツ」は新たなブロックチェーン調査報告書を公開。ブロックチェーン技術が商用利用の段階に近づいていることを示唆しつつ、ブロックチェーン技術は確実に向上しているとした。

ブロックチェーンは「実戦」へ

世界有数の会計企業「デロイトトマーツ」は新たなブロックチェーン調査報告書を公開し、「ブロックチェーンは実戦型へ変わりつつある」としている。現在、様々な企業において、「ブロックチェーンは本当に使えるのか」といった古びた疑問でなく、「ブロックチェーンをどのように自社のために利用するか」といった前向きな方向へ転換している模様。

ブロックチェーン技術が完全に導入・実用されている段階には到達していないが、2019年最新版のデロイト調査では敏腕な企業幹部らは同技術から生まれる新たなユースケースの実用性を見込んでいる。なお複数の業界からブロックチェーン開発への出資が増えている現状でもある。

上図は2019年と2018年における企業ブロックチェーン調査結果で、「ブロックチェーン技術の応用が企業戦略の優先順位5位に入っている」とのカテゴリーでは、2018年の43%に比べて、10%増で2019年は5割を超えている。特に注目すべきは、「戦略的優先事項」において、それを否定する割合が、21%から14%へと減少している。

なお上記が示すように、8割以上の企業幹部はブロックチェーンが実際ユースケースをもたらすと見ている。この数字は2018年の7割より増加している。また同報告書では、投資への力強い動きが見受けられるとしており、今後一年に渡り、500万ドル(5億4800万円)以上をブロックチェーン企業に投資するとの意向を示した企業が散見されたことを明らかとした。

上図は、ブロックチェーン技術に取り組む企業が、どの業界に属しているかを示すグラフである。

トップから順に、技術・メディア・通信業界(TMT)、金融機関、製造業(食品を除く)、小売・卸売・物流業界、エネルギー業界などと続く。よく言われるように、サプライチェーンに深い関わりのある業界が、ブロックチェーン技術に大きな関心を示す傾向が見て取れる。

デロイトトマーツは、以前に米国シカゴに本社を置くアイデンティティ・マネージメント企業Attestと提携し、「政府クライアント(政府側が企業のクライアントとなる)」が直面するデジタル・アイデンティティにまつわる様々な問題を解決するブロックチェーン基軸のソリューションを提供することが決まっている他、この提携以前からブロックチェーンに関するレポートを度々公表するなど、早期からブロックチェーンの研究に着手していることで知られている。

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/30 木曜日
14:15
米商務長官候補ラトニック氏「AIとブロックチェーンでUSDTの悪用を防止」
米商務長官候補のハワード・ラトニック氏は承認に向けた公聴会で、AIとブロックチェーン技術を活用してステーブルコイン、テザーの悪用を防止する方法について語り、1~2年以内に違法行為を排除することも可能だと主張した。
13:50
トランプ氏ミームコインなど「PolitiFi」トークンが選挙で果たす役割 研究者ら分析
研究者らがトランプ氏ミームコインなど「PolitiFi」トークンの選挙への影響を分析した。若年層などへのアピールや資金調達に役立つとしている。
13:20
米インディアナ州議員、退職基金からビットコインETF投資を可能にする法案を提出
インディアナ州のジェイク・テシュカ議員が、州の年金基金などがビットコインETFに投資することを可能にする法案を提出した。法案が可決されれば2025年7月1日から施行される見通しだ。
12:30
FOMC通過で仮想通貨相場など反発、米国州ではビットコイン準備金をめぐる動きが本格化
FOMCでパウエルFRB議長の発言を受けてビットコイン価格が上昇する中、テキサス州が優先法案にビットコイン準備金を含めるなど、複数の州で暗号資産への取り組みが本格化。フロリダ州やペンシルベニア州なども同様の動きを見せている。
11:30
トランプ政権のBTC相場4年サイクルへの影響、Bitwise幹部が分析
Bitwiseの最高投資責任者は、米トランプ政権が仮想通貨ビットコイン相場の4年サイクルに与える影響を考察。2026年にビットコイン相場が下落する可能性を分析している。
10:20
仮想通貨カルダノ(ADA)が完全分散化へ Plominアップグレードを完了
仮想通貨カルダノがPlominアップグレードを完了し、ADA保有者による分散型ガバナンスへ移行した。ADA保有者は投票で意志決定に参加できるようになる。
09:40
XRPやSOL、DOGE含む銘柄の総合的パフォーマンスを追う指数、GMCIが提供開始
米GMCIは新たに、主に米国を拠点とする仮想通貨銘柄の価格パフォーマンスを追跡する新たな指数「USA Select Index」を立ち上げた。この指数は、米国市場に焦点を当てた仮想通貨戦略の標準的なベンチマークを提供することを目的としており投資家にとって重要な指標ととなる。
08:35
FOMC後のビットコイン価格と投資家心理の変化|仮想NISHI
仮想通貨市場は、米連邦公開市場委員会後の記者会見で、パウエルFRB議長が「銀行は暗号資産の顧客に完全に対応できる」と発言したことで上昇。さらにチェコ中銀が外貨準備でビットコイン保有を検討していることが伝えられ上昇を後押しした。
07:35
米SEC、ライトコインETF上場申請について意見公募の手続きを開始
米国証券取引委員会は30日より、Canary社のライトコインETF提案に関して一般からのコメントを募集し始めた。認識された最初のアルトコインETFである。
07:00
チェコの中銀総裁、準備金5%のBTC保有を提案へ
チェコ中銀総裁は、準備金を多様化するために仮想通貨ビットコインを購入する計画を提出することがわかった。この計画が承認されれば、準備金1,400億ユーロの5%をビットコインで保有することになるという。
06:50
イーロン・マスク氏のテスラ、ビットコイン保有継続 1600億円相当
米電気自動車大手テスラは30日の決算発表で、9,720ビットコインの保有を継続していることを明らかにした。
06:25
トランプ大統領のメディア企業、最大388億円でビットコインETFや仮想通貨に投資へ
トランプ米大統領のメディア企業TMTGは29日、ビットコインなどの仮想通貨投資を含むフィンテックブランド「Truth.Fi」の立ち上げを発表した。
06:11
ミームコイン「TRUMP」、トランプ大統領のブランド商品購入に使用可能
トランプ米大統領が公式ミームコイン「トランプトークン(TRUMP)」の新たな利用方法として、自身のブランド商品の購入に使用可能とすることを発表した。
05:55
FOMC金利据え置き、パウエル議長は仮想通貨に関して発言 ビットコイン急反発
ビットコイン価格はFOMC結果を受けて大きく反発。米連邦準備制度理事会のパウエル議長は30日のFOMC後の記者会見で、銀行の仮想通貨業務について言及し、リスク管理が適切に行われる限り、銀行による仮想通貨関連サービスの提供を容認する姿勢を示した。
01/29 水曜日
14:30
ロビンフッドCEO「トークン化で投資革命が始まる」非上場企業への投資アクセスを民主化
米ロビンフッドのテネフCEOが、米国における非上場企業への投資機会の不平等を指摘。仮想通貨技術による資産のトークン化が「最も包括的な投資革命」をもたらす解決策だと主張した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧