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ビットコイン、3か月ぶり高値も弱気相場の反発である可能性=クリプトクアント

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 日次実現利益が約1.5万BTCに急増、2025年12月以来の最高値
  • 含み益18%は警戒域だが、取引所への送金急増は確認されず

利益確定売りの増えやすい局面と分析

暗号資産(仮想通貨)分析企業のクリプトクアントは5月7日、週間市場レポートを発表。ビットコイン(BTC)が約3か月ぶりの高値を更新したが、今後は利益確定売りが加速する可能性があるとの見解を述べた。

クリプトクアントは、ビットコイン価格が4月初旬から約37%上昇した背景は、これまでの価格の過小評価・マクロ経済圧力の緩和・永久先物需要の急増が複合的に作用した結果だとしている。

また、この動きは依然として弱気相場における一時的な上昇である可能性があると分析した。

出典:クリプトクアント

クリプトクアントは、利益確定売りが加速していると指摘。5月4日、日次実現利益は1万4,600BTCに急増し、2025年12月10日以来の最高値を記録した。

短期保有者の支出済みアウトプット利益率(SOPR)は1.016に上昇し、4月中旬以降、明確な利益確定局面が続いている。これは、最近の価格上昇が多くの投資家の売却を促したことを示している。

なお、支出済みアウトプット利益率とは、今売られているビットコインが買った時より利益が出ているのか、損しているのかを示す指標。これが1以上であれば利益が出て売っている投資家が多いことを表す。

クリプトクアントによると、過去の弱気相場では、ビットコイン価格がピークに達したり持続的な調整局面が発生する前に、主な抵抗線で実現利益が急増していた。

30日移動平均で見ると、ビットコイン保有者は2万BTC相当の純利益を実現しており、2025年12月22日以来の水準だ。2026年2〜3月は最大39.8万BTCの純損失を記録していた。純損失から純利益へと転換している。

一方で、2万BTCの純利益という水準は、過去に強気相場への移行が確認された際の13万~20万BTCという水準を大きく下回っており、むしろ2026年3月の上昇相場初期に見られたものと同程度だ。3月には、その後価格は調整局面に入っていた。

クリプトクアントは、このことも現在が弱気相場における一時的な上昇局面であることを示唆すると述べている。

関連記事:ビットコイン、強気優勢も価格は重要な抵抗線に接近中=グラスノード

グラスノードによると、仮想通貨ビットコインはETF資金流入の回復と強気派優勢の中、次の抵抗線に接近している。長期保有者の売り圧力と買い側の持続力が今後の焦点となる。

調整局面本格化はまだ先との予想

また、未実現利益(含み益)も高水準にある。ビットコイン・トレーダーは平均して取得価格よりも18%上昇した含み益を抱えているところだ。これは2025年6月以来の最高水準であり、過去データからは売り圧力が強まる水準に近い。

クリプトクアントは、このように利益確定シグナルが高まっているにもかかわらず、調整局面が本格化するまでには時間がかかる可能性があると意見している。

永久先物需要の伸びは依然として大きく、現物需要の縮小はゆるやかであり、取引所への資金流入もまだ低調だ。こうした状況は歴史的には弱気相場における反発局面で短期的な価格上昇を支える要素だった。

出典:クリプトクアント

過去データでは、取引所への流入増加は大口保有者による積極的な売却の急増と同時に発生していた。現在、流入が低レベルであることからは、含み益増加にもかかわらず、大口保有者がまだ売却を加速させていないことが読み取れる。

クリプトクアントは、現在の上昇局面は大きな調整リスクを伴うものの、まだ確定的な売却ピークには達していない状態だと分析した。

関連記事:VanEckが強気予測、「ビットコインが5年以内に100万ドルに」 根拠は?

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