はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン 1万ドル割り、安全資産性に陰りか|有識者が見解を述べる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

安全資産のビットコインは失効か
グローバル経済の「景気後退」に対する懸念が広まり、ダウ平均は800ドル安。ビットコインも大幅に下落し、1万ドルを下回った。先日より謳われていた「安全資産のBTC」は安全なのか。

安全資産のビットコインは失効か

  • ダウ平均は800ドル安、今年最大の下げ
  • ビットコインは前日比6%以上安、1万ドルを割った

グローバル経済の「景気後退」の懸念に対する不安が高まり、米国株は急落しダウ工業株30種平均は800ドル安と、今年最大の下げを記録した。

このような経済不安定の中、ビットコインは1万ドルラインを割った。なお7月17日以来の下げ幅を記録し、1,000ドル以上下落した。

現在、105万円付近で推移中。

最近では米中貿易戦争や、香港の政治的不安定などを受け、ビットコインは逆相関性を見せていたため、一部の投資家や有識者からは「安全資産」として利用されていると見られていたが、本日の市場相関性を踏まえ、一部の有識者は「リスク・オン資産」と判断し、指摘している。

仮想通貨投資ファンドの責任者の見解

米仮想通貨投資ファンド「Ikigai」の責任者Travis Kling氏 は、ビットコイン相場と「景気後退懸念」の関係について、「ビットコインは直近数日、安全資産として作動していない理由は、仮想通貨市場の構造なのか、もしくは特定の市場ストレスにしか反応しないことかもしれない。」と語った。

そして、いわゆる恐怖指数「VIX」を指標にこのように説明した。

ビットコイン現在、比較的小規模なリスクには強いが、大規模となると、まだそれほど強くはないかもしれない。

今の状況でいうと、米中貿易戦争による関税の引き上げに対し、ビットコインはゴールドに相関し上昇したが、グローバル景気後退に対しては、うまく作動しないのではないか。

恐怖指数12〜17の間では、安全資産として作動するが、17を超えると、リスク資産になるだろう。

現在のVIXは22を超えている。

ゴールド著名投資家の指摘

ゴールド(金)著名投資家のPeter Schiff氏は再び、米CNBC経済番組のビットコインに対する偏った報道に対して批判を行なった。

中国元安になった時には、CNBCの番組は大々的にビットコインの小幅上昇を報道し、「デジタルゴールド」や「新たしいヘッジ」と謳っていた。

しかし本日ゴールドが高騰していたにも関わらず、ビットコインの下落率が株市場よりも大きいことについては、CNBCはほとんど報道していない。ゴールドの高騰とビットコインの急落は、ビットコインが安全資産ではないことを証明した。

先週にもSchiff氏は、CNBC経済番組でのゴールドなどの貴金属よりもビットコインの露出度(テレビのエア・タイム)が高かまったことに対し、視聴者を誤解させる可能性が高いと指摘した。

関連米CNBCのビットコイン過度宣伝に批判

CoinPostの注目記事

重要サポート割れでビットコイン(BTC)大幅続落、閑散続くアルト相場の関心指数は?|仮想通貨市況
ドル円、米国株急騰の影響で下げ足を強めた仮想通貨ビットコインチャート。軟調な展開続くリップルやイーサリアムのアルトコイン情勢では、検索ボリューム推移考察から一般投資家の関心指数が露わに。
韓国と他国の仮想通貨価格差が減少、「キムチプレミアム」は影を潜める
他国の市場と比較し、韓国内で仮想通貨価格が高騰する現象が最近見られなくなった。最大で54.48%あったという価格差が減少している背景には、法定通貨ウォンの下落などの要因があるとみられる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/06 木曜日
16:25
ソラナ特化型戦略企業「SOLプラネット」が設立される
ソラナブロックチェーンに特化した戦略企業「株式会社SOLプラネット」が2025年11月4日に設立。外資系金融出身の野坂幸司氏がCEOを務め、企業向けにコンサルティングからインフラ構築まで一貫したサービスを提供する。
15:57
イギリス・カナダが米国に追随、ステーブルコイン規制を推進
イギリスとカナダが相次いでステーブルコイン規制計画を発表。イングランド銀行は米国と足並みを揃えた規制枠組みの導入を表明し、カナダも法定通貨担保型発行者への規制強化を打ち出した。
13:50
仮想通貨「最後の1000倍成長チャンス」はプライバシー分野、ゼロ知識証明技術が実用化された今が転換点
ソラナHeliusのMert Mumtaz CEOは、仮想通貨ではプライバシー領域が最後に残った課題であり、市場が未開拓であるため、「最後の1000倍」であり、大きなチャンスが期待できると主張した。
13:30
新規レイヤー1「モナド」、11月24日にメインネット稼働へ
モナド財団が11月24日にメインネットをローンチすると発表。毎秒1万件のトランザクション処理とEVM互換を実現する次世代レイヤー1ブロックチェーン。総額2億4000万ドルを調達し、約23万人へのエアドロップも実施。
13:20
仮想通貨が他のリスク資産に遅れを取っている理由は? 最新市場分析
大手マーケットメイカーのウィンターミュートが仮想通貨市場の最新レポートを公開した。ビットコインなどのパフォーマンスが株式など他のリスク資産より低迷している理由を分析している。
13:00
ソラナ・カンパニーが最大153億円の自社株買いを承認、仮想通貨財務企業の戦略転換が加速
ソラナ保有企業のソラナ・カンパニーが最大1億ドルの自社株買いプログラムを承認した。仮想通貨財務企業による株価対策が広がっている。
11:46
仮想通貨反発でビットコイン10万ドル台回復、トランプ大統領の「米国をビットコイン大国に」宣言再び
ビットコインが102,900ドルに反発も週初来7%安の下落基調。イーサリアムは7.6%高で市場をアウトパフォーム。トランプ大統領が「米国をビットコイン超大国に」と改めて宣言。政府閉鎖長期化で仮想通貨規制の進展に懸念も。
11:10
ウィズダムツリー、チェーンリンクと提携 ファンドデータをオンチェーン化に
ウィズダムツリーがチェーンリンクと提携し、トークン化プライベートクレジットファンドCRDTのNAVデータをブロックチェーン上に記録。機関投資家のDeFi参入を促す新たな取り組み。
10:50
ビットコイン財務企業FUTURE、下落相場も約53億円を資金調達
スイスの仮想通貨ビットコイン財務企業FUTUREは、約53億円の資金調達を完了したことを発表。出資者や支援者に著名な企業や人物が名を連ねており、今後の事業展開に注目が集まる。
10:05
仮想通貨企業戦略に暗雲、イーサリアム急落でトム・リーのビットマイン社が2600億円の含み損に
イーサリアムが3400ドルを下回り、トム・リー氏率いるビットマイン社は17億ドルの含み損を計上。企業による仮想通貨保有戦略の見直しが進んでいる。
09:45
ロビンフッド決算報告 仮想通貨取引収益が4倍に成長
投資アプリ「ロビンフッド」の2025年7~9月期決算を報告した。ビットコインなどの仮想通貨取引収益が前年比4倍増を記録し、予測市場も拡大中だ。
08:45
キリフダ、企業の売掛債権に1万円から投資できるトークン化債権サービス開始へ
キリフダは企業の売掛債権に1口1万円から投資できるトークン化債権マーケットプレイス「おカネのこづち」を年内公開する。企業の資金繰り支援と個人投資家の社会貢献ニーズを結びつけるプラットフォームだ。
07:55
フランクリン・テンプルトン、香港初のトークン化MMF運用開始
金融大手フランクリン・テンプルトンは香港でトークン化された米ドル建てマネーマーケットファンドを開始した。ルクセンブルグ登録で短期米国債を裏付けとし、香港金融管理局のフィンテック2030計画下での初の取り組みとなる。
07:15
S&P指数をオンチェーン化、ディナリとチェーンリンクの提携で
ディナリ社はチェーンリンクと提携し、S&Pデジタルマーケッツ50指数をオンチェーンで検証可能にする。米国株35社と主要仮想通貨15銘柄で構成される初のトークン化ベンチマークが第4四半期にローンチ予定だ。
06:50
「米政府はCZ氏の恩赦を精査済み」ホワイトハウス報道官が妥当性強調
米報道官は、トランプ大統領による仮想通貨取引所バイナンス共同創設者CZ氏への恩赦ついて会見で質問に応じた。徹底的に精査した上で判断を行なっていると妥当性を強調している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧