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実用性から見るビットコインの「適正価格」 コンサル企業が新たな価格指標で指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

実用性から見るビットコインの「適正価格」
コンサル企業「Bytetree」が決済ネットワークとしての実用性から算出するビットコインの「適正価格」を公表。執筆時のプレミアム率から、77万円が適正価格になるとの報告書を提出した。

実用性から見るビットコインの「適正価格」

ブロックチェーンコンサル「Bytetree」は、現在のビットコインが割高の水準で取引されているとする報告書を公開した。

「Bytetree」は、ビットコインの適正価格を算出するために、グローバル決済ネットワークとしての実用性(価値)を基準に定めている。価格が高値をつける中で、決済ネットワークと比較して価格が水準以上に先行しているポイントを見つけるための指標として活用する。

「Bytetree」がNetwork Value to Transaction Ratio(NVT)を利用して適正価格の算出に使う算式は以下の通りだ。

出典:Bytetree

NVTは「取引比率に対する時価総額(The Network Value to Transaction ratio)」であり、価格×調整済みの供給量/取引量(米ドル)で計算。このNVTをもとに算出する適正価格は「NVT×12週間の送金価値/調整済みの供給量」で計算される。ここでいう「取引」とは、オンチェーン送金トランザクションのTXで、一般的に認識される取引所の出来高とは異なることには留意したい。

算出したNVTとビットコイン価格の比較を行なったチャートでは、グレーにハイライトされた部分がNVTの標準値として機能するゾーンであり、グレーゾーンの上限にあたる12週間のポイントを超えると、価格が適正価格以上まで高騰していることを示唆している。

注目すべきは12週間TXの減少

注目すべきポイントは、価格が高騰する中で、実数値(グローバル決済ネットワークとしての実用性)に基づいていない水準を見るための基準である。今回のビットコイン高騰では、12週間のTX値が減少、価格との乖離を生み出していた。

Bytetreeのデータによると、6月〜8月の前半は、日平均のTX出来高(白線)は、12週間の累計高(緑線)を超過していたが7月半ば〜現在に至るまで(後半)、12週間累計高を下回って推移している。

これらを元に、12週間の累計高と適正価格を維持するためには、日平均のTX出来高は今後数週間で28億ドル以上を記録する必要があると指摘。9月6日は一時40億ドルを超過、基準値に達する場面も見られたが、低下する日平均のTX出来高の推移を継続している。

出典:Bytetree

適正価格の見通し

これらの基準を用いた現在の適正価格では、ビットコイン(BTC)のオンチェーン出来高と比較して執筆時のプレミアムは31.1%のプレミアムが発生。

Bytetreeは、今後数週間で週と月のTXが減少傾向から改善しない限り、ビットコインの適正価格は7000ドル低い水準に設定されると見ている。

執筆時のプレミアム率「31.1%」と10,386ドルの現物価格から算出した適正価格は、約7,160ドル(77万円)になるという。

参考資料:Bytetree、プレミアムインジケータ

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