- 歴史的暴落を記録
- 22日は1日の下落率が29%となり、他の市場で歴史的な大きな急落であるリーマン・ショックなどの記録を超えた。この下落幅は2009年のビットコイン誕生以来最大の下げ幅となる。
金曜日CoinPostで配信した時に、木曜日までの相場とは状況が一変し金曜日の相場へ差し掛かっていたと記載しました。
木曜日までの大きなアルトコイン市場の大きな躍進とは逆に、金曜からはビットコインの下落が始まり、それに伴うアルトコインも基軸通貨BTCの値動きにつられて下落し、結果的に仮想通貨市場歴史的な大暴落を記録しました。
歴史的暴落
CoinPostが金曜日に配信した時は日本のビットコイン価格が170万円だったに対し、海外の平均価格は日本より20万円から30万円低い価格まで下落しており、海外では売りが強かったBTCに対して日本は下落を狙った買いが目立っていた。
しかし、結果的には大きな下落につられた形で日本のBTC価格も下落した形となった。
海外相場の下落に拍車を掛けた可能性があるのは、米最大手取引所Coinbaseの取引停止です。
Coinbaseは先日のBitcoinCashの上場で価格に大きな影響を与えた取引所として、取引量の多く相場への影響力が世界の仮想通貨取引所の中でも強いことで有名です。
Coinbaseは、仮想通貨市場の大きな下落によるトラフィックの増加に伴い、2時間強取引プラットフォームを停止しました。
メディアの報道
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『22日は1日の下落率が29%となり、他の市場で歴史的な大きな急落であるリーマン・ショックなどの記録を超えた。この下落幅は2009年のビットコイン誕生以来最大の下げ幅となる』
と多くの新聞やテレビを始めとするメディアで大々的に報じられました。
仮想通貨市場は値幅制限が設けられていないことが多く、上昇時も下落時も株式市場と根本的な値動きが違う為、比較対象として比べることに疑問視する人も多くいるでしょう。
しかし、この大きな下落が起きる前には仮想通貨市場の中でも歴史的な上昇相場となっていたことで頻繁にメディアで報じられており、新規の投資家参入が相次いでいたことがネックとなります。
新規投資家は、このようなメディアの報道に乗り遅れないように上昇を狙った形で市場参入してくるため、今回のような大きな下落時は狼狽売りが相次ぐケースとなった可能性もあるでしょう。
機関投資家やプロ投資家による影響
相場が永遠に上昇し続けることはなく、先週木曜までような上昇相場大きな上昇が起きた時は、機関投資家を始めとした多くの投資家は高値警戒で売り時を探り、利益確保を狙うようになります。
またCMEやCboeなど大手取引所への上場はこのような大きな下落相場をより勢いづかせる結果ともなりえるでしょう。
機関投資家はこのような一時的な飽和状態と取れる相場からの下落も大きなチャンスと見込んで仕掛けてくる形となります。
結果的に金曜日の下落時はこれらの取引所の取引高も増加しており、先物上場前に懸念された動きが金曜日の下落時に起きた形となりました。
一時的に反発した相場も、売りの圧力に負け週末と月曜日現在も下落相場が続いている形となります。
今後の相場予想
相場変動はゆっくりとした下落が続いている状態となっています。
週末での下落相場から新規参入は難しい状況になっていることや、年末の税金申告を目的とした一時的な決済が行われる可能性があると言えるでしょう。
また一時的に熱狂されたビットコインのハードフォーク通貨に関しても、取引所の対応が追いつかず、各通貨の真偽もわからない状態であることから、この目的での投資保有は現状冷めているように感じます。
しかしこの暴落は市場が急激に大きくなりすぎた一時的な暴落という見方をする投資家も多く、暴落時日本の投資家がチャンスだと買いに走ったように、世界でもBTC市場として大きな日本の仮想通貨市場や韓国の市場が先行して、再度上昇方向に持っていく可能性も考えられます。
またBTCのETF承認に向け、多くの金融業者が動いていることもあり、BTCの先物の期待に追随する形で、次の投資理由として期待されています。