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仮想通貨取引所bitbank分析レポート、過去2年間の取引高推移など貴重なデータを公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

国内の仮想通貨市場の特徴と推移とは
仮想通貨取引所bitbankのCOOが日本の仮想通貨市場を分析したレポートを公開。過去2年間のユーザー登録時期毎の取引高の推移(日本円ベース)や年齢別取引高など貴重な分析データを公開した。

国内仮想通貨市場の特徴と推移とは

国内大手仮想通貨取引所bitbankのCOO 三原 弘之氏は、日本の仮想通貨市場に関して分析を行ったレポートをmediamで公開した。

そのレポートでは、「ユーザー登録時期毎の取引高の推移(日本円ベース)」「高取引エリア」「年齢別の取引額」「取引に利用されるデバイス」の4つに分類し、分析を進めている。グラフの意図として、時系列での取引高ではなく、ユーザー登録時期毎の取引高の偏差を示すものだという。

取引高では、2017年12月頃から2018年始めの「仮想通貨バブル」の時期に最高値に達し、約1兆1700億円を記録。しかしながら、2018年以降のバブル崩壊後の取引高は減少の一途をたどり、2019年4月上旬〜6月下旬に訪れた強気相場でも(ユーザー登録時期毎の)取引高回復は限定的だった。(下図)

出典:Medium

仮想通貨投資家を年齢層で区分した場合、上位から順番に30代、40代、20代と続いている。また50代以上の世代からの仮想通貨市場への関心は極めて低いことも見て取れる。(下図)

出典:Medium

エリア別の関心度合い

取引高を地域別に区分した場合、人口の最も多い「東京」が一番となり、それに次いで、「大阪」、「横浜」の大都市が続いた。以下のグラフを見てもわかるように、東京での取引高が30%を占めており、他の地域と比べ圧倒的な開きがある。(下図)

出典:Medium

取引の利用端末

仮想通貨取引を行うデバイスでは、スマホやタブレットなどの携帯デバイスが52%を占め、大半の仮想通貨トレーダーがスマホ端末アプリを利用し取引を行っていることがわかる。

この状況について、三原氏はレポート内で、高いボラティリティや一年中市場が開いているという仮想通貨独特の性質が原因となり、外出時などでも取引時間や地理的要因に制限されづらいスマートフォンなどの携帯端末が、取引ツールとして普及しているのではないかとの見立てを明かにした。(下図)

出典:Medium

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