はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨市場の時価総額が初めて4兆ドル突破、上昇余力は?=指標が示す動向

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

現在のマーケット状況は?

コインゲッコーによると、仮想通貨市場の総時価総額が18日に、初めて4兆ドルを突破した。時価総額としてビットコインが59.9%、イーサリアムが10.8%を占め、過去24時間の価格変動でビットコインは2%超、イーサリアムは8%超上昇している。また、XRPはATHを更新し、20%の上昇で一時3.64ドルまで到達した。

強気相場が継続する中、クリプトクアント(オンチェーン分析プラットフォーム)の登録アナリストのアクセルアドラージュニア氏は17日、ビットコインの短期保有者動向を分析した。STH NUPL(短期保有者の未実現損益比率)は現在13%で、過去の強気相場で大量利確が発生した25%水準を大きく下回っている。

過去のマクロサイクルではSTH NUPLが25%に達すると短期保有者の投機的熱狂がピークに達し、大量利確により強気の勢いが制限された。現在の水準は最高値更新時の16%を下回っており、市場過熱の兆候はまだ見られない状況だ。

同氏は未実現利益率が25%に成長するには、ビットコイン価格が13万7000ドルを突破する必要があると指摘した。この水準が大量売却とその後の調整の引き金となる重要なレベルになると予想している。

関連:ビットコインATH更新後に利益確定売り急増か、クジラ活動でボラティリティ警戒

別の登録アナリストダークフォスト氏も同日、MVRV(時価総額対実現価格比率)による分析を発表した。短期保有者のMVRVは現在1.15で、利確行動を誘発する1.35(35%の未実現利益)を下回っている。

短期保有者の実現価格が7月11日に史上初めて10万ドルを突破し、現在は10万2000ドルを超えている。この結果、臨界MVRV水準に達するまでビットコインには20-25%の上昇余地があると分析している。

アルトシーズンについて

分析企業スイスブロックが17日発表したアルトシーズン分析では、ビットコイン優勢の転換点が近づいている。昨年12月以降続いたビットコイン一強状態に初期段階の弱さが見え始めた。

過去のアルトシーズンは短期間で終了したが、現在は象徴的な閾値を突破する強さを示していると指摘。イーサリアム(ETH)が資本流入の橋渡し役となっており、アルトコイン市場全体の基調を決定する重要な位置にあるという。

スイスブロックの分析を受け、グラスノード(オンチェーン分析プラットフォーム)は18日、独自のアルトシーズン指標が7月9日に点灯したと述べた。ステーブルコイン供給量の拡大とビットコイン・イーサリアムへの資本流入が同時進行し、アルトコイン市場の構造的上昇環境が整っていると分析した。

さらに、データサイトのコインガラスも同様の見解を示し、アルトコインシーズン指数の上昇を確認している。指数(現在=39)が70を超えた段階でアルトコインの売却タイミングは到来するだろうとの分析を発表した。

関連:アルトシーズンの兆候、イーサリアム大幅上昇でビットコインドミナンスに変化の兆し

なお、仮想通貨アナリスト・トレーダーのアーサー・ヘイズ氏も先週、ビットコインが史上最高値を更新したことを受けETH主導のアルトシーズン到来を予想した。ETHは前日比7.6%の上昇で3,610ドルに達し、過去一週間で22%以上の上昇幅を記録した。

関連:アーサー・ヘイズがアルトシーズン到来を予想 その背景は

WebX 2025 – アジア最大級のWeb3カンファレンス | CoinPost主催
2025年8月25日-26日 東京開催

WebX 2025

CoinPost主催 – アジア最大級のWeb3カンファレンス

注目のスピーカー

Web3・仮想通貨業界を代表する世界トップクラスのスピーカーが東京に集結。 最新技術動向から投資戦略まで、業界の未来を形作る貴重な議論をお届けします。

その他の注目スピーカー

アーサー・ヘイズ

BitMEX、Maelstroom創設者

United States

Derivatives CryptoTrading

オードリー・タン

台湾の元デジタル大臣

Taiwan

IT Infrastructure

ヤット・シウ

Animoca Brands CEO

Hong Kong

Blockchain Game NFT
??

近日発表予定

業界リーダー

Japan

Coming Soon Coming Soon

WebX 2025について

WebX 2025は、CoinPost企画・運営による日本最大級のWeb3・仮想通貨カンファレンスです。2025年8月25日から26日まで、東京のザ・プリンス パークタワー東京で開催されます。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/22 水曜日
20:18
ソラナ(SOL)現物ETF、香港で初承認 10月27日取引開始
香港証券監督委員会がアジア初となるソラナ現物ETFを承認。ChinaAMC運用(香港)で10月27日取引開始。ビットコイン、イーサリアムに続く3番目の仮想通貨ETFとして、米国市場に先駆けた上場となる。
16:39
仮想通貨取引、米国で前年比50%増 トランプ効果鮮明に=2025上半期報告
TRMラボの最新報告書によると、トランプ政権下で米国の仮想通貨取引高が50%増の1兆ドル超に。日本は普及ランキング9位に上昇。ステーブルコインは前年比83%増で過去最高を記録。
15:50
金融審議会、暗号資産のインサイダー取引規制と銀行の取扱要件が焦点に
金融審議会が暗号資産のインサイダー取引規制案を提示。DEX・P2P取引も対象に。銀行本体の取扱いは慎重に検討する一方、子会社には門戸を開く方針。無登録業者への罰則も強化へ。
14:30
「量子コンピュータはビットコインの最大リスク」、CoinMetrics共同創設者が警告
CoinMetrics共同創業者ニック・カーター氏が、量子コンピュータがビットコインの暗号セキュリティに及ぼす脅威について警告する論説を発表。ビットコインのセキュリティの仕組みについて解説し、量子技術の進化が現在の状況を変える可能性があると指摘した。
13:50
リミックスポイント、米ビットワイズのBTC保有企業ETFに新規採用
ビットワイズが3月から提供する「OWNB」ETFに、日本企業メタプラネット、リミックスポイント、ネクソンも組み入れられている。
13:30
ビットコインL2「Arkade」ベータ版公開、BTC上のステーブルコインや貸借の基盤に
Ark LabsがビットコインL2「Arkade」のベータ版を公開した。オフチェーンでステーブルコインやレンディング機能を実現し、ライトニングネットワークを補完する新基盤を目指す。
13:15
米国初で百貨店チェーンが仮想通貨決済導入、創業110年の「Bealls」
創業110年の米百貨店チェーンBeallsが仮想通貨決済を導入。Flexa経由でビットコイン、イーサリアムなどに対応。全米初、複数ブロックチェーンから同時決済を受け入れる小売業者に。
12:55
「Saga」スマホ、発売から2年でサポート終了 次世代端末「シーカー」へ移行
ソラナ・モバイルが仮想通貨スマホ「サガ」のサポートを発売から2年で終了。2万台の完売を成し遂げ、ミームコインのエアドロップで注目を集めた。同社は現在、第2世代端末「シーカー」に注力し、15万台以上の予約を獲得している。
11:25
イーサリアム『フサカ』、取引のガス上限を導入
イーサリアムは次期アップグレード「フサカ」でEIP-7825を導入し、1取引あたりのガス上限を約1678万に制限する。ホレスキーとセポリアで既に稼働しており、12月3日のメインネット実装を予定している。
10:50
イーサリアム元開発者が財団批判 ヴィタリックの影響力と支配層の存在を指摘
仮想通貨イーサリアムの元コア開発者シラージ氏がイーサリアム財団の体制を批判。ヴィタリック氏を中心とした支配層の存在や報酬格差を指摘し、ポリゴンCEOも不満を表明した。
10:50
「史上最大の金融包摂」USDTステーブルコイン、ユーザー数5億人達成
テザーのステーブルコインUSDTがユーザー数5億人を達成。時価総額1820億ドルでステーブルコイン市場の70%を占め、ケニアのKotani Payへの投資と米国向けUSAT発行を発表。CEOは「史上最大の金融包摂」と評価。
10:10
ビットコイン現物売り優勢で膠着、ゴールド・株高の中で独自の値動きに|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは横ばいの推移を続けている。日経平均株価が5万円に迫り、金も最高値圏にあるなかで、ビットコインのみが低調な動きを示している。
09:50
金融庁、正式に銀行の仮想通貨投資解禁を検討へ
金融庁は、銀行と保険会社がビットコインなどの仮想通貨を投資目的で保有できるようにする制度改正の検討を始めることが正式に明らかになった。公開された資料には売買などについても考えが書かれている。
09:45
アジア主要証券取引所が仮想通貨保有企業の上場に慎重姿勢、香港は5社以上に異議
香港証券取引所は仮想通貨保有を中核事業とする企業5社以上の上場計画に異議を唱えている。インドと豪州も同様の反対姿勢を示しており、日本を除くアジア太平洋地域で規制が強化されている。
08:45
コインベースがエコーを570億円で買収、オンチェーン資金調達強化へ
コインベースはオンチェーン資金調達プラットフォームのエコーを約3億7500万ドルで買収すると発表した。今年8件目の取引となり、仮想通貨企業の資金調達支援を拡大する方針だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧