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リスクオフ・シグナルの仮想通貨市場、現状打破のための2要素とは|米調査会社レポート

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仮想通貨市場、20%のパフォーマンスダウン
米金融調査会社Fundstratが直近の下落相場でのベンチマークを公表した。リスクオフシグナルとなるビットコイン・ミゼリー・インデックス(BMI)の値が66%低下する中、打開するための要素に言及した。

仮想通貨市場、20%のパフォーマンスダウン

著名投資家トム・リー氏が代表を務める米金融調査会社Fundstratが最近公表したベンチーマークにより、仮想通貨市場全体のパフォーマンスが約20%ダウンしていたことが判明した。

直近1週間における各仮想通貨の下落率は、以下の通りだ。(降順)

  • ステーブルコイン 0.8%
  • FS 250 -17%
  • FS 40 -19.3%
  • FS 300 -19.7%
  • FS 10 -19.8%
  • 仮想通貨コモディティ -19.9%
  • プラットフォーム -20.0%
  • Eq Wt -20.6%
  • 匿名通貨 -22.5%
  • 取引所トークン -24.6%

・FS 250 時価総額が51位から300位までの仮想通貨

・FS 40 市場価格が11位から50位の仮想通貨

・FS 10 市場価格が上位10位の仮想通貨

・FS 300 FS 10、40、250の三つを組み合わせた指標

・プラットフォーム 主にブロックチェーン・プラットフォームで利用される仮想通貨

・Eq Wt 市場価格が10位から40位の仮想通貨の均等加重平均指数

前述した指標からもわかるように、先週の火曜日と木曜日の間に「FS 仮想通貨FX」の指数は20%下落し、BTCの取引量も19%にまで落ちた。これら2つの要素が関係したのか、それぞれ火曜日と木曜日にBTC価格が15%・7%と急落した。

Fundstratの指摘によれば、7月後半ごろから短期的なBTCのリスク・リターンのバランスの悪さが目立っていたとし、その理由として同社が最も注目する指数の一つであるビットコイン・ミゼリー・インデックス(BMI)の値が66%下がっていたことを挙げている。また、この指数の弱まりがリスクオフのシグナルを出す場合が多いという。

またマクロ経済のトレンドなしにはビットコインの上昇は見られないだろうと話す。そのため、現在のビットコイン市場は持久戦とし、現状を打開するためには、2つの好機を待つ必要があるとした。それが以下の通りだ。

  • BMI指数の底打ち
  • 明確なマクロトレンドの出現(S&P500の高騰など)

以前にも、同社の代表リー氏は、「S&P500の先行きの見えないマクロトレンドが終焉を迎えない限り、市場は硬直する」との旨を発言しており、再三同様の考えを述べた格好となっている。

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