- スイス証券取引所に新たな仮想通貨ETPが上場
- スイス証券取引所に、現物のビットコインとイーサリアムに裏付けられるバスケット型ETPが新たに上場した。現仮想通貨市場の約75%に相当する資産に投資できる商品として取引を開始する。
スイス証券取引所に新たな仮想通貨ETPが上場
スイス証券取引所(SIX)は3日、現物のビットコインとイーサリアムに裏付けられるバスケット型ETP(上場投資商品)の取り扱いを発表した。
フィンテック企業のAmun AGと仮想通貨カストディアンのBitcoin Suisse AGが連携してETPをローンチする。
「ABBA」の組成比率はビットコインが9割、イーサリアムが1割で、現仮想通貨市場の約75%に相当する資産に投資ができる商品として提供する。
ETNとは異なるため、法的に現物を100%担保しておく必要性があり、現物の保管をカストディアンのBitcoin Suisseが担当する。
ETPのティッカーシンボルは「ABBA」で、スイス証券取引所で取引を開始した。
Amun AGの証言によると、今回のETP商品は完全に現物資産で裏付けられる商品であるため、ETP商品需要に応じて、現物市場の買いに繋がる。
また、今回のETPは、スイスフラン建のETP需要に答えたもので、スイスの規制に則って運営する取引所(SIX)とカストディアン(Bitcoin Suisse)を通じた設計にしていると説明した。
なお、スイス証券取引所で仮想通貨関連ETP商品が取り扱いされるのは、今回で7例目。過去にはBTCベースやXRPベースのもの、また時価総額上位通貨のバスケット商品などがあった。