はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「米国は仮想通貨の定義が不明確」リップル責任者が懸念を示す CFTCの方針を称賛

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨業界の規制

リップル社のグローバル政府関係責任者Michelle Bond氏が21日、推進団体のデジタル商工会議所(Chamber of Digital Commerce)でのパネルディスカッションで、仮想通貨業界における規制の現状と未来について語った。

Bond氏は、仮想通貨に対する米国の規制について「機能していない」と指摘。特にデジタル資産の分類について懸念を示し、仮想通貨が「証券」に該当するかを判定するHowey(ハウェイ)テストに含まれる要素も、本来の4項目から38項目に増加し混乱を招いているため、明確化を要求している。

米証券取引委員会(SEC)が4月に示したガイダンスについても非常に複雑であると言及。一方で、Heath Tarbert新会長が率いる米商品先物取引委員会(CFTC)を高く評価している。Tarbert新会長には、仮想通貨業界における規制の重要性を強調し、仮想通貨業界に対する前向きな姿勢で知られる前会長Giancarlo氏(通称仮想通貨の父)の意思を継続して欲しいと語った。

関連米SEC初、仮想通貨の有価証券基準に具体例示す

リップル社の取り組み

政府との連携をより緊密に推進する戦略として、リップル社は首都ワシントンDCにオフィスを新たに設けた。22日に発表された内容になる。

そして、Bond氏はリップル社について、7年間規制に準拠してサービスを行なってきたと説明。世界の50の政府と連携し、マネーロンダリング対策(AML)、銀行秘密法(BSA)、テロ資金供与対策(CFT)を初めとする全ての規制要件を満たすよう努めてきたと話した。

またリップル社は規制に準拠しているだけでなく、米財務省金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)の金融サービスのライセンスや、米ニューヨーク州金融サービス局(DFS)のBitLicense(ビットライセンス)を取得していることも強調。パートナーシップを締結する取引所や決済企業も全て規制に準拠しているという。

リップル社は他社と協業する前に、規制について相手企業が必要な条件を満たしているか確認を行なっていると明かした。

なお、リップル社が政府を支援するため、今後の法規制にも積極的に関与していくとの方針を示した。そこには、AML等の規制関係だけではく、デジタル資産の分類に関する法律も含まれる。それに加え、業務に役立ててもらうことを目的に、米FinCENにAIやブロックチェーンといった新しい技術の活用を促す法律の制定にも取り組んでいる。新興技術について研究し、米上院銀行委員会に報告書を提出して、政府でも技術を活用することを望んでいると、Bond氏は話した。

CoinPostの注目記事

リップル社が米首都に新オフィス開設 政府との関係構築を強化へ
Rippleは、制作側に向けて仮想通貨やブロックチェーン技術の教育をするために新オフィスを米首都に開設した。金融業界経験者や政府機関出身者を招き入れ、政府との関係構築を加速させる戦略。
米リップル社が送金ソリューションのCM放映開始、仮想通貨XRPの認知度向上へ
リップル社のCMが2ヶ国で放映開始されたことがわかった。様々な場面でスマホを利用し、リップルの送金ソリューションで瞬時に金銭やり取りが完結する「国際決済」をテーマとしており、認知度アップが期待される。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
08:55
ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
08:10
SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
07:45
サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧