はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

バーゼル銀行監督委員会、仮想通貨業界関係者との協議も視野に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨のリスクへ対策

国際規制組織バーゼル銀行監督委員会(BCBS)は、銀行など資本を貸付する機関が、仮想通貨の持つリスクに対応して、金融機関が保有しておくべき準備金の量を決定するために必要な手続きを進めていくことを明らかにした。

また準備金保有量の検討や仮想通貨業界関係者への聴聞などについても計画されていることが分かった。

バーゼル銀行監督委員会は、1974年にG10諸国の中央銀行総裁らの合意によりスイスのバーゼルで創設。国際業務を営む銀行を対象とした統一規制ルールを協議する機関である。その拠点を、日本を含む60か国・地域の中央銀行が加盟する組織「国際決済銀行(BIS)」のバーゼル本部に設置している。

今回は10月30日から31日にかけてスペインのマドリッドで会合を開き、規制・監督上の諸課題について議論を行なった。

仮想通貨については、その健全な規制上の取扱いに関するディスカッション・ペーパーを公表することに合意。委員会は、銀行は仮想通貨によるエクスポージャーを保有する前に、関連するリスクを慎重に考慮する必要があると繰り返した。

また、世界中で様々な仮想通貨プロジェクトが進められていることを考慮して、委員会は仮想通貨業界の利害関係者と、デジタル資産を賢い方法で取り扱っていけるよう、一緒に幅広く議論していくつもりだという意向を示した

暗号資産に関する声明

バーゼル銀行監督委員会は今年3月に「暗号資産に関するステートメント」と題する声明を公表している。

関連金融庁HPにBCBSの文書を掲載

同機関は声明内にて、仮想通貨はマネーの代替とはならないこと、価値の交換や保存において信頼できる媒体ではないことを強調し、政府や公的機関による価値の担保がないために、『通貨』という表現は適切でないと主張していた。

また資金洗浄やハッキングなどのリスクに対処するため、銀行が仮想通貨に関わる際以下の3点を最低限の対策としてとるべきだとしている。

  • リスクを十分に判断可能な専門性を有すること
  • 明確で効果的なリスクマネージメントのフレームワークを保障すること
  • 仮想通貨関連業務の情報を開示し、サービス展開地域の規制に従うこと

参考資料:Business Reporter

CoinPostの注目記事

JVCEA、仮想通貨取引業者の国際規制団体「IDAXA」への加入を発表
日本仮想通貨交換業協会は仮想通貨交換業者の国際規制団体IDAXAへの加入を発表した。日本からはすでにJBAなどが参加している。
証券監督者国際機構「仮想通貨ステーブルコインは、有価証券として規制可能だ」
証券監督者国際機構(IOSCO)が、仮想通貨のステーブルコインは、有価証券と同じ規制下で監督できるとの見解を示した。リスクを最小限に抑えメリットを活かすべきだとしている。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/05 木曜日
16:57
リミックスポイント、1000BTC以上の保有目標を発表
リミックスポイントは6月4日に32.81BTC(5億円相当)を追加購入し、保有量が713.5BTCに到達。新株予約権による資金調達で累計1,000BTC以上の取得を目指すと発表した。
15:24
バイナンス、4銘柄を監視対象に追加 価格急落
バイナンスがBIFI・FIS・KMD・MDTの4銘柄を新たに監視対象に追加。FIS・KMDは急落。監視タグの意味や取引制限も解説。
14:00
Consensys関連ウォレット、460億円相当イーサリアムを大量購入か=アーカム
オンチェーン分析によるとConsensys関連ウォレットが6月4日にGalaxy Digitalから約3.2億ドル相当のイーサリアムを購入。うち1.2億ドル分は既にステーキング運用開始。
13:35
米上院、FRB監督担当副議長にボウマン氏承認 仮想通貨業界歓迎
米上院が48対46でミシェル・ボウマンFRB理事の監督担当副議長就任を承認。ルミス上院議員は「仮想通貨にとって明るい未来の兆し」と評価、業界団体も支持を表明。
13:15
4回目半減期から1年経過 ビットコイン、市場成熟と基盤強化進む=レポート
ビットコインが4回目半減期から1年が経過した。フィデリティレポートによると価格上昇は過去サイクルより控えめだが、ドミナンスやハッシュレートなどの指標からその基盤は強化され、市場が成熟している兆候が見られる。
11:59
ビットコイン10万ドル台で調整、トランプ関税とウクライナ情勢が重石 週末の米雇用統計に注目
暗号資産(仮想通貨)市場はトランプ大統領の鉄鋼・アルミ関税やウクライナ情勢悪化で不安定な展開を見せる。金曜発表の米雇用統計がFRB政策を左右する重要指標として注目される中、10年超保有のクジラが利確売りを進める一方、機関投資家は積極的な押し目買いを展開している。
11:35
モスクワ取引所、ビットコイン先物の取引開始
ロシアのモスクワ証券取引所が仮想通貨ビットコインの先物取引を開始した。ロシアでは、中央銀行による規制緩和で仮想通貨商品提供が活発化している。
11:05
ETHの売却や運用などの財務管理方針、イーサリアム財団が発表
イーサリアム財団は、運営の財務管理方針を発表。仮想通貨イーサリアムの売却・運用に関する方針や運用の現状・計画についても説明している。
10:05
30%減少したビットコイン流動性、需要増が価格上昇の地ならしに=シグナム分析
シグナムの最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの流動性供給が30%減少と発表。ETF需要増加や政府の準備金検討により価格上昇の条件が整いつつあると分析している。
09:45
仮想通貨の現物保管義務化法案可決、カリフォルニア下院
カリフォルニア州下院が6月5日、取引所の休眠仮想通貨を3年後に現物のまま州管理下に移管するAB1052法案を可決。従来の現金化方式から大幅変更で投資家保護を強化。
08:45
ステーブルコイン大手Circle、IPO申し込み25倍超過
仮想通貨ステーブルコインUSDC発行企業Circleが25倍の応募倍率でIPO完了、当初予想を上回る11億ドルを調達。時価総額69億ドルでニューヨーク証券取引所に上場予定。
08:10
政府系ファンドと協議、イーサリアムの金融システム構築に向けた進展=ジョセフ・ルービン
イーサリアム共同創設者ジョセフ・ルービン氏が政府系ファンドとの協議を公表し、イーサリアムが新たなグローバル金融システムの基盤なる可能性について力説した。シャープリンクなど、イーサリアム財務戦略を採用する企業も増えつつある。
07:50
BTCを60/40ポートフォリオに追加する際の重要点、Bitwiseが解説
Bitwiseの最高投資責任者は、60/40ポートフォリオに仮想通貨ビットコインを加えた際のリターンを試算した結果を公開。その際の重要ポイントを解説した。
07:25
ビットコインの新規クジラが3カ月で60万BTC買い占め、古参は売却継続=アナリスト
Cryptoquantアナリストの分析によると新興ビットコインクジラが3月から6月にかけて60万BTCを積み増し。一方で1万BTC以上保有の大口は2017年から売却継続とWilly Woo氏が指摘。
06:40
米上場のK-POPメディア企業、「韓国のメタプラネット」目指し710億円規模のビットコイン戦略発表
ナスダック上場のK-POPメディア企業K Wave Mediaが最大5億ドルの株式売却でビットコイン企業準備金戦略を開始。日本のメタプラネットをモデルとした戦略で株価は2倍以上上昇。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧