中国国家外貨管理局、ブロックチェーン利用の金融プラットフォームの試験運用を拡大へ

中国国家外貨管理局のブロックチェーン

中国国家外貨管理局(SAFE)はブロックチェーンを利用したクロスボーダー決済・貿易金融向けの金融プラットフォームの対象となる省、市の数を9から約20へ拡大した。中国系英字メディアなどが報じている。

*SAFEは中国において国内の外貨為替市場・外貨準備の管理などを行う行政機関。

同プラットフォームは輸出向けの金融サービスと、国際間でビジネスを行う企業向けの情報検証サービスが使える口座を提供しており、利用する企業のほとんどは中小企業だという。

中国の浙江省を拠点とするブロックチェーン企業のBlockchain Technology Research Instituteが開発するブロックチェーン・レジストリ・オープン・プラットフォーム(BROP)のブロックチェーン技術を統合することにより、取引にかかる時間は従来の1〜2日から15分へと大幅に短縮できたという。

プラットフォームは今年3月にローンチされ、中国人民銀行のデジタル通貨研究所が関わる「港湾エリア貿易金融ブロックチェーンプラットフォーム」プロジェクトに次ぐ、中国の国家機関が進める国家級プロジェクトだ。

ブロックチェーンアナリストのCao Yin氏はGlobal Times紙に対して、「伝統的な金融プロセスは多くの人の手を必要とし、金融詐欺を行える余地があるが、(中略)、ブロックチェーンのシステムは人が介在する余地をほぼ持たない」と述べている。

CoinPostの関連記事

リブラは違法な越境決済を助長する可能性 中国SAFEが警告
中国の外国為替規制当局である国家外貨管理局(SAFE)は革新的な金融テクノロジーがもたらす負の側面として、国境をまたいだ違法な金融活動が活発化する可能性を指摘し特に新興市場にとっては注意が必要だと警告した。
中国 国家外貨管理局、国際間取引などでブロックチェーン・AIの導入を検討
中国規制当局である国家外貨管理局(SAFE)副長のLu Lei氏が27日、クロスボーダー取引とマクロ・プルーデンス(金融システム全体の安定化)管理におけるブロックチェーンとAI(人工知能)の適用を検討中であるとのコメントをした。


画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

▶️本日の速報をチェック
お問い合わせ 広告掲載はこちら