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薄氷上で乱高下するビットコイン、BakktのBTC現渡しは伸び悩む|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

東京株式市場は、米経済指標が市場予想を下回ったことで、再びリセッション(世界経済減速)懸念が台頭。300円超の大幅下落を見せた。

仮想通貨・ブロックチェーン関連銘柄では、スマホ向けゲーム「ぐでたまクエスト」のほか、株式会社セレスと共同開発するブロックチェーンゲーム「くりぷ豚」などを手掛けるグッドラックスリーが、2日付の「官報」における決算公告にて、最終損益6,000万円の赤字を計上している。

官報

くりぷ豚は、従来のコレクティブルゲームから育成・レース要素を加えた大型アップデートが好評を博しており、仮想通貨イーサリアム(ETH)が入手できる重賞レースのほか、バーチャルなレースでリアルな豚肉が入手できる大会なども開催している。

仮想通貨市場では、米ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)が設立した仮想通貨取引所Bakktは、先週(27〜28日)、過去最高出来高となる5671BTCを記録。過去最高記録であった(22日〜23日)2728BTCから+105%となった。

しかし、精算時のビットコイン「現渡し」に関しては、10月計15BTC、11月14日までには17BTCに留まるなど低迷しており、先物トレーダーの性質上、「現金決済」が大半になるという。

これについて仮想通貨アナリストのAlex Krugerは、「現時点では、現金決済型のCMEのビットコイン先物とさほど変わらない」との見解を示している。

なお、Bakktは、BTC先物取引を基にしたビットコインオプション取引のサービスを、12月9日からICE Futures U.Sに上場予定だ。BTC先物取引を基にした規制準拠のビットコインオプション取引は業界初となる。

HashHub傘下のリサーチ会社d10n Labは、海外トレーダーShariq氏のツイートを引用し、バイナンスの売上高が市場最も早いスピードで「$1 billion(約1,000億円)」に達していることに言及した。同水準を超える速度では、Googleの5年、Facebookの6年を大幅に上回っている。

バイナンスは2018年、純利益が最大10億ドル(約1100億円)に達するとみていることがブルームバーグのインタビュー中に業績の見通しとして言及されたほか、取引所トークンBNBのバーン量から推定した今期利益は、1,86億ドル(約200億円)に達したことがわかっている。

CZ氏は公式ブログにて、マージントレードなどの新たな事業の成長が、バーン数量の増加に貢献したとしている。

バイナンスの推定利益が過去最高水準に、仮想通貨BNBのバーン量を元に
仮想通貨取引所トークンBNBのバーン量から推定した、2019年の第3四半期のBinanceの利益が過去最高水準を記録し、V字回復を見せていることがわかった。

ビットコイン(BTC)市況

仮想通貨ビットコイン(BTC)は、前日比0.68%安の80.3万円(7350ドル)に。

4h雲下から反発し、薄氷の上を推移しているような状況にあるが、反騰時の戻り売りも強く、レンジ内で乱高下しているような状況にある。

方向感さだまらぬ中、時間足では、22日から28にかけて作った逆三尊ネックライン付近で推移しており、下は日足の実体6900ドル、上はサポレジ転換した戻り高値7700〜7800ドル、及び11月の上値抵抗線(図①)を抜けられるかどうかが焦点となりそうだ。

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12/08 金曜日
18:39
ビットコインETFへの資金流入予測、金ETF事例や経済環境から算出
ビットコイン現物ETFが承認された場合の資金流入見込みに関してVanEck社が予測レポートを出した。米経済の景気後退予測や金ETFの事例、過去の金融経済動向を基に、暗号資産(仮想通貨)市場の新たな潮流を探る。
18:25
来年11月までにビットコインの過去最高値を予測、上昇要因に半減期や米大統領選|VanEckレポート
仮想通貨ビットコインが2024年11月に過去最高値を記録するとの予測。半減期と米大統領選が影響。VanEckによる予測と市場サイクルの分析内容を解説。
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米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツは、2024年に仮想通貨領域で期待されるトレンドのリストを発表。分散化、人工知能(AI)、顧客体験の向上などの9項目に言及した。
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米下院エネルギー委員会、ブロックチェーン促進法案を可決
米国の下院エネルギー・商業委員会は、ブロックチェーン技術や分散型台帳技術を促進する法案を可決した。米国の競争力強化が期待される法案となる。
12:23
ビットコイン上昇一服、主要アルトはイーサリアム前日比5.6%高、ソラナ(SOL)12.1%高に
暗号資産(仮想通貨)市場では高騰していたビットコインが一服し、アルトコイン相場ではイーサリアムが上昇した。ソラナ(SOL)エコシステムではエアドロップされたJito Networkのガバナンストークン「JTO」が高騰するなど反響を呼んだ。
11:45
サム・アルトマン支援のMeanwhile Group、1億ドルのビットコイン運用ファンドをローンチ
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米ブロック社は、仮想通貨ビットコインのセルフカストディウォレットBitkeyをローンチ。ウォレットの特徴や仕組み、出荷時期などが明らかになった。
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仮想通貨PYTHやJTOなどソラナプロジェクトの無料配布が注目を浴びる中、ソラナDeFi「Kamino Finance」は将来のエアドロップに向けてポイント制システムを導入すると発表した。
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バイナンス、UAEアブダビでの投資ファンドライセンス申請取り下げ
大手仮想通貨取引所バイナンスは、UAEアブダビにおける投資ファンドのライセンス申請を取り下げた。グローバル戦略見直しの一環とみられる。
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米国株AI銘柄上昇 日銀総裁発言で円高進む
米国株は来年の米利下げへの行き過ぎた期待との指摘が散見される中、AI関連株ではグーグルのGemini発表や、AMDの新たなAIチップ発表などがAI相場上昇への追い風となった。
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ソラナの大手リキッドステーキングJitoのガバナンストークン「JTO」は昨夜、仮想通貨取引所大手コンベースやバイナンス、Bybitに上場し価格が暴騰していた。
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Web3金融プラットフォームUpholdは、補助型のセルフカストディウォレットをローンチ。まずは仮想通貨XRPに対応し、今後はビットコインなどにサポートを拡大する。
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米証券取引委員会(SEC)と申請企業の間で重要な技術的な詳細について協議が進んでおり、近く仮想通貨現物ビットコインETFを承認する可能性があることが示唆された。
12/07 木曜日
17:00
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第11回のGM Radio:Beyond The Priceは2日に公開。仮想通貨ビットコインなどについて過去の配信をまとめ、未公開の内容も追加した。
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「ビットコインETF承認は機関投資家を後押しする決定打となる」米ARKのウッドCEO
米ヘッジファンドARK Investのキャシー・ウッドCEOは、米証券取引委員会によるビットコイン現物ETFの承認は、仮想通貨投資を検討している機関投資家に対し、「確定的なお墨付き」を与える可能性があると述べた。

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