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仮想通貨TRON、2020年元旦に330億TRXのロックアップ解除へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

使途に関する投票も

仮想通貨TRXのトロン財団は27日、2020年元日に330億TRX(約4.5億ドル)のロックを解除予定であることを明らかにした。ロック解除した資金の使途は明らかにされておらず、財団は使途に関するコミュニティ投票を行っている。

これにより供給量は50%増加し、 現在のレートでの時価総額は13億6000万ドルに上るという。

選択肢は

  1. パートナーシップへの投資
  2. 再度ロック
  3. バーン(焼却)
となっており、トロン財団はこの投票から今回のロック解除についてのコミュニティの情報が得られる、としている。投票結果からもわかる通り、コミュニティメンバーはバーンによるTRXの価値上昇を願っているようだ。

今回ロック解除される330億TRXは、2018年に供給過多を防ぐために財団によってロックされたもので、2020年1月に解除する予定であった。

トロン(TRX)とは

トロンはエンターテイメント特化の分散型ストレージプラットフォームだ。

現在の多くの配信プラットフォームではクリエーターが広告掲載で収益を得ているため、コンテンツの質よりも再生数が重視される傾向にあるが、これをユーザーからの直接課金などに変えていくことでコンテンツの質が正当に評価されることを目指している。

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直近の動向

2019年初め、トロンが買収したBitTorrentの発行するトークン「BTT」がバイナンスで、テザー社のステーブルコイン「USDT」がトロンネットワーク上でそれぞれ発行された。財団はこれらの成功を記念して2200万USDT(約22億円)の付与キャンペーンを行った。

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5月には、トロン創設者のJustin Sun氏(@justinsuntron)が著名投資家ウォーレン・バフェット氏との昼食の権利を5億円で落札したことが話題になったが、Sun氏の病気(腎臓結石)により、この昼食会は延期されたままとなっている。

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また、11月にはSun氏が、仮想通貨取引所Poloniexの買収に関わったことが明らかになった。

上記ツイートはSun氏が、自身が関係するアジア投資大手「IDGCapital」に関連し、Poloniexの買収に関わったことを示唆したライブ配信だ。

関連Circle社がPoloniexを売却、米国サービス停止へ トロン財団のJustin Sun氏が関係するとの情報も

それ以降、Sun氏は自身のTwitter上でPoloniexに関する発言を積極的に行っており、今回のロック解除後のTRXの使途との関連を推測する意見もある。

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