ハッシュレート再び最高値
ビットコインネットワークが約2週間ぶり、2020年初めての難易度調整を実行。6.57%プラスに調整されるなど、大幅な難易度調整が行われた。
難易度調整が大きくプラスに振れたのは、ハッシュレートが再び最高値を更新したことが要因だ。3回目の半減期まで115日と迫る中で、マイナーが強気なポジションを維持していることを示唆する。
一方で価格とハッシュレートの逆相関にも注目したい。
ハッシュレートの推移では、市場が乱高下した5月から9月にかけて荒く変動していたが、市場が下落または停滞した10月から年末にかけての期間は、同水準に留まる、または下落する動きが確認されていた。
直近では、中国の四川省など、豊水期の水力発電が盛んな時期が終了したことで、採掘コストの負担が懸念。内モンゴル自治区などへの拠点変更も、マイナー動向から報告されているが、今回ハッシュレートが増加する要因とはならない。
新たなマシンの導入なども考えられるが、マイナーの強気なパターンとして注目することができる。