アップル、Braveを推奨欄に
アップル香港のAppストアが、アンチ広告のプライバシーブラウザーBraveを推薦していることがわかった。「New Apps We Love」という推薦欄にリスト入りした。
地域によってアップルが推薦するアプリも異なるが、香港は現在民主派と政府の衝突でプライバシーをより追求する地域になっているため、プライバシー機能が強化されているBraveに対する需要も高まっていると見られる。
12月には、Braveの月間アクティブユーザーは1000万に達成し、10月より200万人増を記録している。
一方で、今後の懸念事項としてアプリケーションからの仮想通貨やdAppsへのアクセス要項がある。
これは、アップルのアプリケーション審査基準は高く、仮想通貨関連の機能への制限が度々確認されているためだ。
具体的には、マイニング関連のアプリが全て削除されたほか、先日にも米最大手取引CoinbaseのiOSウォレットアプリがdAppsへのアクセス機能を削除する動きが確認された。
有識者らは、アップル側がdApps利用に対する懸念を抱いている可能性があり、他のアプリケーションへの影響も懸念されるとの指摘を行なっている。
当該アプリのBraveもイーサリアムのdApps機能MetaMaskを実装する機能がある。今後CoinbaseのようにdAppsへのブラウジング機能を削除するよう要求する恐れもある可能性は、今後の懸念事項となりそうだ。